滝山田隧道 (滋賀県甲賀市甲南町下馬杉~甲賀町滝) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

我がホーム、滋賀県の誇る、最強の隧道…
 
 
 
 
もとい、最恐の隧道…
 
 
 
 
 
もとい。
 
 
 
 
 
 
 
最狭(かもしれない)の隧道をご紹介しましょう。
 
 
 
場所はコチラ。今キャンペーン中(違 の甲賀市物件です(笑)。
 
 
ちょっと補足しておくと、滋賀県内の「車両の通行が制限されていないトンネル」の中で最狭…かも、ということ。平成16年度道路施設現況調査(通称・トンネルリスト)によるスペックは、延長31m、有効高2.5m、そして肝心の車道幅員、1.7m。同リストに掲載されているトンネルでは最も狭い。
 
「かもしれない」と書いたのは、同リストにない狭小隧道が日野町にあり、その幅員を測ってないから。ほぼ同じくらいちゃうかと思うけどな~。まあそれもいずれ紹介しますが。
 
 
 
 
 
 
では、いってみましょ~。
 
 
 
 
 
 
ここには、狭い穴が恋しくなったときに、たまにふらっと立ち寄ってるのだが(笑)、最初に訪れたのは2009年8月3日。
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狭いとはいえ、アレとかアソコとかに比べれば…まあ…ハイ(謎笑)。 
 
 
 
で、2回目は2012年6月10日。 
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この2012年の時の画像で、アプローチからご紹介していきましょう。
 
 
 
 
 
ふつうは西側(下馬杉側)からアプローチすることになるだろうけど、道はこんな感じ。
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超よくな~い?
 
 
あの先にもう隧道が。
 
 
 
 
 
この下馬杉側にだけ、扁額がある。これがまた、なかなかの逸品。
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色は、鈍色がかった青。端麗な筆致がステキ。右端には揮耄者の名前があるけど、よくわからない…。「昭和丗四年三月竣工」とある。
 
 
 
 
で、肝心の洞内ですが、それそのものは大して面白くもないコンクリート履工。
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まあ昭和34年製なんやから、そうですわな。狭い狭いと言ってますが、こんな感じ。よくわかりませんかね。
 
 
 
 
車内からだとこんな感じ。
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のっぺりしたコンクリの内壁なんで、狭いとはいえラクチンですよ(笑)。
 
 
 
 
 
滝側に抜ける。
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この構図は現役・癈を問わず鉄板ですな~やっぱり。
ちなみに抜けた先は掘割になってるけど、右側の路肩がぬかるんでいて、地味にトラップとなっている。
 
 
 
 
こちらが滝側のポータル。
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下馬杉側は取ってつけたようなポータルだったけど、こっちはしっかりと地山となじんでいる。
 
…と書いて改めて思ったけど、この隧道、実はもっと古いんじゃないかな~。昭和34年ってのは改修された時期で、素掘りかなにか、オリジナルの穴があったように思えてならないんですよね~。
 
 
誰か調べて(爆)。
 
 
 
 
 
 
コレは先ほどの画像を反対側から見た図。
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この線形は、どう見ても近代に通された道ではないよな~。隧道には旧道っぽい痕跡も見当たらないし、やっぱり昭和34年以前から穴があったクサイな~。今度行ったら隧道の上を調べてみよう。
 
 
 
 
 
 
そして先日、2014年4月11日、2年ぶりに立ち寄った。いつもどおりに迎えてくれた隧道だったが、
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どうやら保守点検の後だったようで、チョークでの書き込みがあちこちにあった。それなりにくたびれてんですね~。こういうのも解読できると、面白かったり怖かったりなんやろな~。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
さて、記事は以上ですが、今回はヘタクソな動画を撮ってきました。今回はデジカメで、相変わらず手持ち。謙遜でも何でもなくひどいシロモノですが、雰囲気をお楽しみください。
 
まず、下馬杉側から。
 
 
 
そして、滝側から。
 
 
くれぐれも酔わないように(爆)。
 
 
 
 
 
 
以上、完結。