【6】より続く。
未成道「京都市道小出石大布施線」の終点区間着工部分探索は一応完了。お昼ごはんも食べたし(笑)、これよりオプション探索へと移行する。
つうわけで、時刻は13時52分。進軍開始より1時間33分。
現在地はここ、仮設橋のたもと。
今から大野谷三号橋の下をくぐって写真正面方向に作業道をたどり、谷を降りてゆく。その先で、探索序盤で分岐した林道大野谷線の終点付近に合流できるはずだった。
その前に改めて、
仮設橋にたもとに残された、工事用スペースに触れておこう。
仮設足場を組んだ上に鉄板を敷いて作られたスペース。資材置き場だったのか、ダンプが溜まるところだったのか、はたまた別の用途か…。
とりあえず、この日この時、わたくしとしては、
橋の鑑賞展望台として素晴らしい場所となっていた(笑)。
ここでの食事も、アリかもね(笑)。
さて、進路となる作業道だが、
なんか…細いな。この幅員じゃ大型車は通れなかっただろう。
もっとも、探索序盤で垣間見た林道大野谷線は決して広くも立派でもない、まさに林道仕様な道のようだったから、この連絡作業道だけが立派であっても無意味と言えば無意味ではある。
そうそう、ここで振り仰ぐと見えるのが、
はるか上に、さっきまでのお食事スペース(笑)。
不思議と、探索ではああいうトコが怖いと思ったことがない。あれが街中のビル屋上のヘリだったりしたら、絶対そんなとこでメシなんて食えないと思うんやけど(爆)。
作業道は
ゆるいS字カーブの後、
下り勾配を増して、ずんずん下っていく。
ストレートの途中からは
くっきりと一筋の洗堀痕が。そしてその先には左カーブが見えた。
そしてそのカーブの外側にも、
先ほどと同じような。仮設足場の上に拡張したスペースが設けられていた。
そのスペースからの振り返り。
これまた、何に使われていたのかは想像するしかない。
で、このスペースからはこのような
仮設階段が残されていた。方向的には、この下の林道大野谷線へのショートカットとなるもののようだった。この下に、飯場かなにかがあったのだろうか。あるいは。
二枚上の写真でそのまま右を向くと、こう。
このように、なかなかの広さのスペース。
この探索、未成道上にはいろいろな残存物(遺留物?)が見られたが、作業道においては、結局一切何も残されていなかった。
スペースつきの左カーブをクリアしてさらに降りていくと、
遂に右下に見えてきた。
あの平場。あれこそ林道大野谷線に違いない!
ほどなく、合流地点へ。
いきなり現れた金属製電柱?に気づかれただろうか。
それより向こうに見える白いものが気になるというアナタ(笑)。そう、あれは雪です。お忘れかもしれないが、探索日は3月半ばだったのでね。京都市のこのあたりでは特に驚くことでもない。
仮設橋から降りること9分。
谷底の林道大野谷線へとランディングを果たした。
【8】に続く。