連載中ですが、緊急割り込み記事。
以前記事にしている、滋賀県長浜市の档鳥坂(あっとりざか)隧道についてある情報をいただき、緊急訪問してきたのでその報告を。
以前の記事はコチラ。
その情報とは、ヤフブロの記事のほうにkaboさんという方より7月31日にいただいたこのコメント。
「(前略)たまたま通りかかったところ、レポにあったような白い金属板の補強がありませんでした。経緯は不明ですが撤去されたようです。現在、横部分はコンクリート補強、天井部分はレンガ構造が見られます。漏水、亀裂が激しいので今後対策あるかもしれません。(後略)」
(上の記事でもわかるように)従来この隧道の洞内は全面的に白い金属板に覆われていて、その様子は一切うかがい知れなかったのだったが、その金属板が現在撤去されているとのこと。これは看過できない!
kaboさんのおっしゃる通り、いつまた新たな補修で隠されてしまうかわからない。これは緊急に見に行かなアカン案件と判断、本日2019年8月3日早朝、緊急視察をおこなった次第だ。
洞内部分以外のコメントは控えめにしておく。北側より。
おおおお~!
まるでウソみたいに、きれいさっぱり洞内むき出し!感動!!
側壁部は場所打ちコンクリート、アーチ部は…これコンクリブロックですな。
扁額にもある通り、この隧道は昭和7年製。ポータルのご面相からも年代的にも、煉瓦よりもしっくりくる。
ひと口にコンクリ隧道といっても、場所打ちなのかコンクリブロックなのかって問題もあるから、
こうして視認できるというのは、めっちゃ嬉しい!
すぐに気づいたのが、
こういう書き込み。ちなみにこの「10」は「北側から10m」だと思われる。
頭上の巻き立て部分にも、
このとおり。
これらの書き込みは点検時に書き込まれたものに違いないが、これらって、隠されてた過去の点検時のものが現れたのか、あるいは金属板を撤去して新たに点検したばかりのものなのか、どっちだろう。
真新しくも見えないので微妙なんだけども、なんのために金属板を外したのかを考えれば、やはり最近書き込まれたものではないかと思った。
ひときわ気になったのは、これ。
「窓」!?ですか?そう見えない?
ちなみに四角く囲われてるのは、劣化してジャンカが露出しかかっている部分だった。
しかし、これが
「あの」档鳥坂隧道とは思えないわ~。これまでの真っ白イメージが強すぎて。めっちゃいい雰囲気ですやんか~!
願わくば、このままにしといてもらえると、見た目にはいいんだけども…(笑)。
これは、戻りに見つけたもので、
例の金属板の取り付けのための何か?
これらもそうかな?
档鳥坂隧道が今後どうなっていくのかはわからない。
ひとつ確かなことは、今ならば
隠されてきた档鳥坂隧道の「素」を見られる、ということ。
ほぼ間違いなく、「期間限定」だと思われる。気になる方はぜひお早めに。
…あんまいないか、そんな人(笑)。
改めましてkaboさん、情報ありがとうございました!
以上。