【2】より続く。
時刻は12時43分、進軍開始より24分。
突然に舗装路は終わりを告げた。
何となく先入観で末端部まで舗装されてると思い込んでいたので、これにはちょっと驚いた。これは…名実ともに未成道だ。おかしな言い方やけど(笑)。
上の写真では見えないが、あのゆるい右カーブの先には
初めて登場する、現役感あふれる作業小屋?物資小屋?が。
完全に使われてるっぽい。この道…本来の目的からすれば未成道ではあるが、使われてるな?
そんなことを考えながら、視線の先には「さらなる何か」を捉えていた。
小屋の先の、ちょっとしたピーク。そこで開けた視界に映ったのは、
この景。
いろいろな情報が飛び込んできた。
まず、いかにも未成臭漂う道が谷を巻いてえげつない勾配で登っていく、そのダイナミックさがガツンときた。行く手には、(すでに目視で捉えていたとおり)新たなる作業小屋がある。そしてもうひとつ。
気づかれた方はおられるか?
上空のこれ。
索道、ですな。ちょうどわかりやすいとこに搬器が。
目前にある、この
完全に現役の作業小屋と考え合わせると、この道は山仕事に従事する人たちによって、けっこうしっかり使われてるっぽい、そんな感じがした。
かといって、マジでそれを体感することになるとは…(笑)。まあ、それはまただいぶ後のお話。
雄大なカーブの頂点にて。
振り返る、今来た道と、
見上げる勾配の
この先の道。
さりげなく舗装が復活してるのが見える。ここは、全線中でも印象的なシーンチェンジの場所だった。
えげつない勾配が緩んだところで、また短いダート区間。
ここなんかは、現役の林道っぽく見えるな。
この正面奥の左カーブ手前で路外に見つけたのが、
ちょっとわかりにくいか~?先ほどの索道の端点があった。
で、その左カーブを回りこんで立ち上がるところに見つけたのが、
これまた現役感あるアルミ梯子。ここってマジで…かなり人、入ってる?
アスファルトに付いた轍も、めっちゃ古そうにも見えない。
そして、上の写真の100mほど先で登場した、
初めての「アレ」。
それは…
みんな大好き、ヘアピン・カーブ!
ダホンちゃんを置いて、思わず記念撮影。イイね~、萌えるわこの線形。
ヘアピン立ち上がりあたりで、思い出した。
この先に待っているものを。
もちろんここへ来るのは初めてだが、文字情報としては得て(しまって)いた。そしてそいつは、そろそろ現れてもいい頃合いじゃないのだろうか…?
こんな美しいS字カーブがあって、
その先に…
…あっ。キタ…?キタ!?
【4】に続く。