瀬戸隧道(仮)~林道中奥線の端点を目指して【1】 (奈良県吉野郡川上村) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

 
【序】より続く。
 
 
6時35分。
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林道中奥線に存在する、長年にわたって宿題としていた「アレ」に、いよいよ到着した。
 
 
 
とっくにおわかりだろうが、「アレ」とはもちろん、
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隧道~。
 
第一印象は「デカイ!」だった。ネットで写真は見ていたはずだったが、なぜかそんなにデカイって印象はなかったのだが。
 
自然の地形か、あるいは車道開削前の杣道なのか、隧道直上はこれまた大きな掘割となっていた。
 
 
隧道手前の、

 

 

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この極悪線形。
 
ゆえに、引いて撮れないのだった。
 
 
 
その代わり、ってわけでもないのだが、
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戯れに撮ったパノラミック(笑)。
 
そうそう、隧道の場所はコチラ↓
 
ここはまさに、隧道を穿つしか車道を通すすべはない、そんな地形。にもかかわらず、先日記事にした笠谷林道の隧道と同じく、ここも地理院地図には描かれていない。もちろん、その他ロードマップの類いにも。
 
 
こういう隠れ隧道って、けっこうあちこちにあるんだろうか。ご存じの方は、ぜひ弊社宛にご一報下さいませ(笑)。
 
 
 
ノートさんを入れてみると、
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こういうサイズ感。
 
ローアングルで撮ったら、かえってサイズ感が伝わりにくくなっちゃったわ。
 
 
 
振り返りの、
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鉄板の構図。
 
ほらね、デカイでしょ?
 
 
 
 
洞内は、
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ダンプが来ても余裕で離合できそうなほど広い。
 
 
 
 
隧道に関する情報は皆無だが、
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このサイズ、さすがに手掘りではないだろう。
 
かといって発破痕が見つかった憶えはないんだけども。なんかフワフワして、よく憶えてないわ(笑)。恐らくは材木搬出がトラック輸送に切り替わった昭和半ばくらいじゃないのかなあ、と想像。
 
 
奥側の
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鉄板の構図。
 
 
 
 
この奥側がまた、
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想像を超えていた。
 
 
 
 
隧道の穿たれた巨巖にぶつかって向きを変える、
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中奥川の美しい流れ。
 
 
 
 
そして、その巨岩たるや、
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めっちゃ切り立って聳えてる!
 
こんなスゲーとこだとは、いや~素晴らしい雰囲気だ!
 
 
 
 
6時59分。
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隧道とその周辺を、心ゆくまで堪能した。
 
前回書いたとおり、この隧道が目的だったわたくし、本来ならここで引き返すつもりだったのだが、林道はまだまだ車で行けそうな雰囲気。
 
地図を見ればこの先にも橋はいくつかあるし、ならばまあ、行けるとこまで行ってみようか、と思い直した。
 
 
かくしてここから、
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林道中奥線の端点を目指す小探索が始まった。
 
 
【2】に続く。