2016年6月11日、「HTK2016、久々OFFもあるよツアー(仮)」初日。
翌日の音水林鉄探索OFFの集合に向けて早めに切り上げたこの日。まぢトンネルよりも後、最後に見つけたネタをご紹介。書庫に迷ったけど、「道路橋」で行こうかな(謎)。
タメません。はい、コチラ。
堂々たる幅員の、味のある橋。
それもそのはず、この橋、旧国道の橋なんであります。二車線幅も納得。
残念なことに、親柱を含め橋からは何の情報も得られず、お名前やお誕生日は不明だった。が、この後、ほぼ間違いないであろうお名前は判明することとなった。
少し右サイドぎみに。
剛健な橋脚。桁橋としてはまあまあ背が高い。
対岸に手作りっぽい階段が見える。あれは、ここにただ一軒ある民家の私道。
左サイドから。
ちょっとしつこくお見せしているのは、位置関係を把握していただきたいため。、この一帯のロケーションが大変(わたくしには)興味深かったもんだからね。
さっそく橋を渡ってみる。
これは、渡り始めて左、つまり民家とは逆方向を向いた景。
コチラ下流側欄干の向こうに見えるは、国道の現道。
この新旧の道の接続がどうなっているか、想像してみてほしい。想像していただきながら、
反対側(橋上から右側)を見ると、
こうなっている。ちなみにあれも国道現道である。
かなりアタマの中がトリッキーな感じになってきませんか(笑)。これらの道、いったいどういう位置関係になってるのか。
その辺踏まえて、橋を渡りきって振り返った景を。
橋はイイ感じなのだが、その向こうが気になって入ってこない(笑)。
ようやく、場所コチラ↓
国道29号が、若桜町市街を後に戸倉峠にむけてぐんぐん高度を稼いでいく、その途中になる。まあ地図を見ない人が大半だと思う(笑)ので、
コチラをご覧あれ。
コレで位置関係がわかっていただけるだろうか。
かつて谷奥をヘアピンで折り返していたのを線形改良されたものだが、この旧道の残り方はなかなか面白い。しかも、一件のお宅があるおかげで、今も生きている。・・・いや、完全体ではないのだが。
現道の橋より。
旧道の線形で見れば、ヘアピンを立ち上がった上の段にこんな大きな橋があるとか珍しい。高低差と川の合流地点のアヤが生んだ、面白いロケーションだと思う。
ちなみに、現道の橋のお名前が
「新見返橋」。他の銘板には「しんみかえりはし」とあった。となれば、
旧道のあの橋は、九割九分「見返橋」で間違いないだろう。なかなかにイイ名前だ。
この新橋は見た目より古くて「昭和44年12月完成」の銘板があったので、少なくとも探索時点で旧道落ち後47年が経過していたことになる。そこまでには見えなかったな~。
旧道が完全体でないと書いたのは、
予告篇での写真のとおり。
今や実質的に一軒の民家のプライベート道(橋つき!)としてのみ機能している旧道だけに、現道との取り付き、上のほうはこのように完全に遮断されていて、ドライブスルーは不可。左カーブも途中で埋め殺されている。ちなみに遮断手前を右へ降りる舗装路は、民家への車道。
向こうに見えてるやつ、気になります?そうでもないか(笑)。
おそらく新道になってから設置されたであろう
ロック/スノーシェッド。
扁額には
「落折第二洞門」とあった。銘板は見つけられず。
同じ場所から、断絶した旧道を望む。
仮設でない、ガチ断絶。
まあ中途半端なのはかえって危ないしな。民家の方にも、さほど不便はないだろう。
それにしても・・・
国道旧道(橋つき)を自分ちの進入路として独り占めできる幸せ(笑)。
道路好きには非常に羨ましい話で・・・(笑)。
最後に改めて橋を鑑賞。
左端に写りこんだ、現道をゆくバス。かつての線形がかなりタイトなヘアピンであったことが視認できた。
色あせてほとんどわからないが、この高欄から一体化したコンクリ壁にも、かつてのカーブ注意を促したのであろう黄色と白の警戒色塗装が残っていた。
いや~、この橋がなければ、あるいはもっとチャチなもんだったら、「国道29号・新見返橋旧道」として記事にしたかも。どの書庫でやるか迷ったってのは、そういう意味で。
線形のユニークさ、伝わっただろうか。微妙か(笑)?まあなんにせよ、予告篇からこの内容は予想つかんかっただろう、エッヘン(←バカ
以上、完結。