2016年6月11日、「HTK2016、久々OFFもあるよツアー(仮)」初日。
今宵ご紹介するのは、朝のうちに拾った、誰も気にしないかもしれない小品でございます。
兵庫県道11号香美久美浜線を西進中。香美町に入ってほどなく現れるのが、
このシーン。
突き出した山襞の末端を貫く小トンネルと・・・右側は何だ?
地図を見れば一目瞭然、右側のロックシェッドは、JR山陰本線のもの。なんかこういう光景って、地味に珍しくないですか?トンネルとシェッドが並列してるとか。
ツタの絡まるチャペル ポータルには、
扁額の有無の判別もできない。
ただ、ポータル左側に
小さな銘板。なんでかボケちゃったが。
「昭和43年9月」。えー延長57mもあったようには思えんなあ。しかしお名前は刻まれていない。むむ。
ならば、と抜けて西側を見てみれば、
「相谷トンネル」。ありました、思いっきり!
全然陽当たりが違うんだろう、コッチ側にはツタの繁茂はナッシン。
西側から引きで。
なんていうのか・・・純粋に個人的感性で表現すると、「好ましい」って感じかな。共感してもらえるかどうか?
何の変哲もないコンクリトンネルなんだけども、隣り合った線路との、この空間の分け合い方というか。
山あいのこの一角で、仲の悪いようで実はいいような、閉鎖的なようで実は開放的なような、そんな不思議な空気感。仲をとりもつような、真ん中の畑の存在も絶妙~。
なんかイイ、と思ったですよ。
以上、さらっと完結。
この次の隧道で、師匠に遭いました(笑)。