内原橋 (奈良県吉野郡十津川村内原) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

 
2011年7月17日、紀伊半島彷徨2日目。この日のネタで記事にしているのは清水橋小黒谷の吊り橋旧・川津大橋と、吊り橋ばっか。果たして今回は…?
 
 
 
川津大橋の2時間14分後。予告篇でお見せしたような道を下っていくと見える光景。
 
 
それがコレ。
 
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ある意味、いきなりクライマックス(笑)。
 
道路と橋、そして斜面に広がる集落。すべてが調和して、素晴らしい風景を作り出していた。古くからのお客様は見覚えがあるかもね!場所はコチラ
 
 
こんなとこに何しに来た?みたいな場所だが、まあいろいろあるのよこのへんにも(笑)。ただ、この橋のことはもちろん知らなかった。素晴らしきかな、予期せぬ出逢い。
 
 
 
さっそく接近。
 
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もちろんこれ、車は通れない。
 
さっきの地図をよく見ていただくとわかるが、100mほど上流側に車道の橋が架けられている。

 

 
 
 
よく見ると、ささやかな親柱がある。

 
向かって右、
 
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「内原橋」。
 
ちなみに内原は「ないはら」と読む。
 
 
 
そして向かって左、
 
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「内原川」。
 
小ぶりながらも、なかなか立派な親柱じゃあございませんか。
 
 
 
 
では、渡るとする。
 
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ローアングルで、橋とその先の内原集落を。
 
ええやん…(笑)
 
そうそう、この欄干…っつうか柵(笑)、これなかなか珍しくないですか?見たことあるようで、実はここでしか見たことないかも…。
 
 
 
 
 
見下ろす内原川の流れ。
 
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こうして見るとわかりにくいけど、最初の写真のとおりけっこう高い。
 
 
 
 
 
 
渡りきって、
 
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残念ながら、お誕生日が不明だった。くっそう(笑)。
 
 
 
 
 
改めて、集落側より…とか冷静に書きつつ、思わずニヤける(笑)。
 
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めっちゃ良くないかねコレ~。
ストライクやわ~、どストライクやわ~、最高やわ~コレ(笑)。
 
 
 
 
特に、コレよ。
 
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事!事!!ごと!!!
 
これは…野面積み?しかも空積み!?
 
野面積みとは、あまり加工していない自然石で積むこと、そして空積みとは、モルタルやコンクリートを用いずに積むこと。
 
空積みかどうかは断言できないが、いずれ見事な石積みである。
 
 
 
 
そしてまたこの、
 
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大仰なる橋脚の調べよ!(意味不明
 
いや、こりゃイイね、最高だ!
 
個人的評価では、「なかなかお目にかかれないレベルのステキ橋」。
A級認定!
 
 
 
関係ないけど、もひとつついでに~!
 
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駒止が…ステキすぎる~。ハアハア
 
コレが車道で、向こうに見えている赤い鋼橋が、先述の車道橋。この道も橋も、そこそこ古そうに見える。
 
 
 
 
その車道橋から望む、内原橋。
 
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うむ、オーラあるよやっぱり。
 
この車道橋のお名前や竣工年をチェックし忘れてるあたりが、あの頃のおのれの未熟さよ…。名前はたぶん(新)内原橋だろうが、竣工年は重要な手がかりになり得たのに(泣)。
 
 
いつかは再訪したい、紀伊半島奥深くの超マイナー橋でございました。
 
 
 
 
最後に…
 
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拙ブログの前身である、スポットノート版「穴と橋とあれやらこれやら」。
そのトップ画面に使っていたのが、内原橋をバックに撮ったノートさんの写真だった。
 
 
当時からず~っとやりそびれていたけど、今回ようやく記事にできて、嬉しい。
 
 
 
 
以上、完結。