某発電所の関連遺構群 【2】 (S県某所) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

 
【1】より続く。
 
 
 
第一号隧道は、
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吐口からすぐのところで崩落していた。
 
抜けた天井からは地上の植物の根がぶら下がっていて、苦手な人ならビビるかもね(笑)。
 
 
 
その根っこのあたりからは、
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おびただしい量の水が落ちていた。
 
ブレブレやけど、伝わるだろうか?
 
 
 
そしてその先は、
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ようこそ、アンダーワールドへ。
 
・・・とか言いたくなる感じ。どうやら手前らへんの天井部は、素掘りだったものを、後年にモルタル覆工されたっぽいな。
 
 
 
とりあえずは、水没。
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幸い、長靴で余裕の水位ではあった。この水は全部、さっきの根っ子付近からのもののよう。
 
 
 
先行するよとと隊長が
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なにやら発見した模様。
 
 
 
 
なにかと思えば、
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ワッツ!?なんだこの板!?
 
まさかコンクリの綻びを止めてるとかナイよな(笑)。意味不明すぎる。
 
 
 
振り返り。
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後ろから続く、仲間の皆様。
 
この写真でわかるように、洞内の断面と覆工は、頻繁に変化していく。
 
 
 
 
板きれの先で左カーブした隧道は、
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その先でまた右カーブ。川の流れに合わせて曲がっているんだろう。
 
 
このあたりだと最初からコンクリで巻かれていたように見えるんだけども、
 
 
 
右カーブの先からはついに、
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ごっつワイルド素掘りキターー!!
 
側壁だけは変わらずコンクリなのが、異形感を増幅する。現在の経験値で考えると、こういうのって水路由来の隧道では散見されるが、道路系ではついぞ見ないな。
 
 
そこからほどなく。
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どうやらあの先で、水没から脱するようだ。
 
呑口方向へ向かっているってことは微妙な勾配を登っていることになるので、徐々に水かさが減ってくる。当たり前の話なんだけども、あえて書いてみた(笑)。
 
 
 
ちょうど水没脱出ポイントあたりで。
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普通に立って撮影すると、このくらいの高さになる。
 
ところで、あの先・・・
 
 
 
現地ではもっと早くから気づいてたが、
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あの明るさは、照明のもんじゃないな。
 
「例のパターン」か・・・?
 
 
 
明かりポイントの手前で、
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ベロ~ンとコンクリ剥離。
 
なんだこれ?どういう状態?施工が甘かったのか。・・・はっ!もしかしてさっきの板きれ、こういうのをカバーしてるのか!?
 
 
もう~ちゃんとして~(笑)。
 
 
で、実際はすでにバッチリ見えていた。
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やっぱ例のパターンね!
 
 
 
【3】に続く。