【2】より続く。
はいキタ、
このパターンね!
天井の開口部は、この日から遡ること2年半の摺子でも見たヤツだ。規模はだいぶ違うけど。
何しろここは小さい断面の隧道なので、
あっさりと外部へのエスケープが可能。
コレが後ほど重要な役割を果たしてくれた。
開口部直下には、
なぜか関電の境界杭が落ちていた。
まさか最初から洞内にあったわけじゃないだろう。上から放り込まれたっぽいが・・・。謎。
で。当然ながら隧道はこの開口部から先にもまだ延びていた。最初に見下ろした取水堰堤の様子からして、結末はわかっているのだが、それを見届けに行く。
開口部から少し進んだところで、少し右カーブした隧道。その先には
こんなパートが。
なんでこの一部だけコンクリで巻かなかった?節約か?ウソやろ(笑)?なんかいろいろと不思議やな~。
で、実はここでもう結末が見えている。すでによとと隊長が撮影中。
当然、閉塞。
埋まったのじゃなくて、人為的に埋められている。最後は石の巻き立てが復活し、また要石や迫石っぽいものも見えていることから、ほんとに坑口部で閉塞されたのが窺われた。
かつてはここからどどーっと水が流れ込んでいたと思うと、なんか怖いな。
さて、お次はどうするか?と言えばですね・・・
ザ・脱出(笑)。
先ほどの開口部から地上へ。あとは地上から、閉ざされた取水堰堤遺構を目指す。しかし、穴から這い上がってくる迷彩服の男とか(爆)。いや~ぱぱんさん映えてたわ~(笑)。
ところで、写真左端の白くなってるところは、もう川。やはり川の蛇行にそってキワキワに掘られていたみたいで、土被りが薄くなるこの地点に、点検用なのか通気用なのか(両方かな?)、開口部が設けられていた、と。蓋とかなかったんかな?
で、こっからの詰めは、
河岸の断崖での、藪との格闘。
なかなかスリリングではあったが、さほど難なく突破できた。しかしよとと隊長、このポジションで剪定バサミとノコギリの二刀流とは・・・スゴイな。
こうして見ると、
かなりヤバそうに見えるけどね~。
さて、断崖をへつってさかのぼることしばし。
一番最初に対岸から見下ろした遺構が眼下に。
植生で見にくいが、肉眼ではハッキリ見えた。
慎重に降り立ち、先ほど見下ろしたものを。
そうそう、アレ!
あれこそが取水堰堤の遺構、第一号隧道呑口のはずだが・・・
うひょ~!
【4】に続く。