大鯛木馬道探索記 【7】 (奈良県吉野郡川上村) | 穴と橋とあれやらこれやら

穴と橋とあれやらこれやら

初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

 
【6】より続く。
 
 
 
12時29分、
4f8003e1.jpg
 
 
いつしか寄り添っていた、新しい谷も詰まった。
 
 
 
 
これはまた、橋梁で渡ってるパターンか。しかし痕跡が…あ。あった。510165a0.jpg
 
 
対岸の石積みが見えた。写真中央の木の左側になる。
 
 
 
 
渡って振り返り。
82048ef5.jpg
 
 
こっちからのほうがよくわかるな。
 
さっき辿ってきたほうの石積み橋台、あっちにいる時は気づけなかった
 
 
 
 
かくして、
d107f6aa.jpg
 
 
またも新たな谷への巻き道をゆく。
 
さっきもそうだったが、この巻き道パートは平穏なのよね~。地形上当然といえばそうやけど。
 
 
 
次の谷筋に出会うあたりから、
25b53980.jpg
 
 
道の痕跡は希薄になってくる。
 
 
 
 
基本崩れていて、
4c1872ba.jpg
 
 
時折このように痕跡が現れるような、そんなイメージ。
 
 
もちろん辿れるだけ辿りたいと思ってここまで来たけれど、勉強不足なわたくし、実際この木馬道がどのくらいの延長だったのかは知らなかった。
 
隧道という明確な目標はとっくにクリアしているし、どうもダレてきた感は否めず…。
 
 
 
そんな矢先の、12時42分。
18d1c8a2.jpg
 
 
うぐあ。
 
ここへ来て非常に歩きづらい、枯れ枝とうるさい藪のめんどくさい崩壊斜面。あー…萎える~。
 
 
 
 
頑張ってもう少し進んでみたが、結果、
eb2b3684.jpg
 
 
ココロ折れた~。
 
わかりにくいが、前方には深めの沢が横切っていて、一筋縄ではいかなそうだった。てか、クリアは可能だったとは思うが、モチベーションが続かなかった、が正解。
 
 
12時44分。これ以上の進軍を断念。
 
 
大鯛の滝・滝頭からは1時間2分、鉄製階段からは1時間55分が経過していた。憶えている方もおられると思うが、この前には林道中奥線もやって来てるので、おっさん疲れちゃった(笑)。
 
なんたって、この日は「リハビリ」だったんだし。
 
 
 
少しだけ休憩して、12時49分、撤退を開始。
98609fd5.jpg
 
 
あと、やりたいことは二つあった。
 
 
 
 
13時28分、
54cf6b7c.jpg
 
 
見憶えのある滝頭付近まで戻って来た。隧道はもうすぐだ。
 
 
残り二つのやりたかったこと。一つはもうすでに紹介済みの動画を撮ること。ちなみにあの二本の動画、途中でスマホがオーバーヒートして録画が止まっちゃったので、やむなく二本になったという裏話が…。
 
 
 
で、最後にやりたかったのは、
68725d29.jpg
 
 
ここでのお食事(笑)。
 
朝食は中奥林道端点で食べたが、その時にパンをひとつ残しておいたんである。もちろんここで食べるために。
 
 
 
いや~、
661fdb3c.jpg
 
 
美味い(爆)。
 
非常に危険なところで食べてるように見えるが、ここは少し道幅も広くなってちょうど腰をおろしやすい岩もあり~で、よかった。…まあ危険なのは間違いないが(笑)。
 
 
 
隧道と滝を愛でつつ、
c20f25d1.jpg
 
 
ついに来られたことを感謝!
 
10分少々ではあったが、素晴らしい時間だった。あとは、無事に戻ることだけだ。
 
 
 
14時19分、
8e278b22.jpg
 
 
鉄製階段。
 
 
 
 
そして14時22分。
9593a5c8.jpg
 
 
ノートさん、ただいま~。
 
3時間40分の間に、前に停まっていた先客の車はなくなっていた。
 
 
 
 
以上、完結。