【3】より続く。
ノートさんを路肩に停めて、いよいよ徒歩探索へと移行。
が、その前に…
駐車場所少し手前に見つけていた分岐をチェック。
分岐を進んでいくと、そこに待っていたのは
檻罠。
前面には赤字でこう書かれていた。
「クマトリ ヤクバ」と。
川上村役場が設置した、熊捕り罠。ちょっとピリッときた(笑)。熊…ね。またホイッスル鳴らしながらやな…(笑)。
他には特に何もなかったので、林道へ復帰。地理院地図を見ると、ちょうどここから中奥川を渡って飯高町蓮方面へ至る登山道(?)が分岐しているのだが、橋は落ちてしまったのか見当たらなかった。
では、改めて…
徒歩探索、スタート。時刻は8時12分。
材木を転がしてるところには、うっすらと路面にペイントされたセンターライン?が見えた。センターラインってよりは、コッチを通れ的な誘導ラインかもしれない。材木たちは、すでにだいぶここで転がったままになっている感じだった。
ひと目見てノートさんを諦めたところを過ぎて、すぐ。
前方に、ずっと覚悟していた(期待していた?)ものが現れた。
8時14分、最初の土砂崩落。
まあ、こうなるわな、遅かれ早かれ。
最初の崩落地点手前にあったのは…木製ゲートのなれの果て、かな?
まあ、最初のコイツは、プチ崩落。
二輪のオフ車だったら進めるだろう。
この崩落、かなり安定していた。てことは、ここから先はまあまあ年季の入った廃道状態、ってことになる。四輪断念のジャッジ、かなり絶妙やったな~(自画自賛)。
それを過ぎると、
なかなか雰囲気のいいストレート。
林道感(?)あふれる、
この蓋もイイね~。ちなみにレール製ではなかった。
で、先にはもう新たな崩落が見えているのだが、その前に、わたくし見つけてしまった。
右下に並走する中奥川。その流れの中に…
んん!?
ちょっとズーム…。
どわ~!
もはや、一応四輪であっただろうことくらいしか判別できない残骸が、川中の巨岩に絡みついていた。トラックかな?
いつのものとも知れないが、鉄砲水的なもので流されて、巨岩に叩きつけられたのだろうか。怖ァァァ。
怖いけれどどこか魅惑的なその残骸から視線を剥がすと、
![9e9191c9.jpg](https://stat.ameba.jp/user_images/20190331/13/quicknick/b6/9c/j/o0560031514382052894.jpg?caw=800)
もう次なる崩落が目前に。
ぶ厚い山側のコンクリ土留めごと押し流されている。さっきとはちょっとレベルが違うな。
盛り上がってきた。
ここもまた、
かなり安定してる感じで、明確な踏み跡もあった。
余談だが、この林道の端点についてネットで見てみても、ほとんどヒットしない。中奥林道が登場するのは、大別して①山屋さん、②沢屋さん、③林道愛好家、④隧道愛好家、ってな感じで、①②に関してはあくまで目的地への接近ルートに過ぎないために、林道のことは書かない。④については、わたくしが当初考えていたように、隧道までで引き返す。
③については、拙ブログ界隈の林道好きな諸兄を見ていて大まかな傾向を掴んだ(笑)のだが…
・基本的にピストン林道は嫌われている。
・二輪で進めなくなるとそこで断念される。
・歩いて様子を見に行くのは、クリアすればどこかへ抜けられそうな場合に限られる。
・よって、わざわざ端点を見には行かない。
あっ、個人の見解です(爆)
まあそんな感じなので(笑)、この林道の端点を「道路好き」の視点からレポートしたものは…たぶんない?のかな?
…という余談を挟んでいるうちに、
なかなかガチな感じになって参りましたぞ。
時刻は8時18分。まだ徒歩進軍開始から6分しか経ってない。
【5】に続く。