【5】より続く。
一瞬見失った、道の痕跡。
ははーん。こういう時は、アレやな。
本日二度目の、立派な石積み橋台。
橋梁で谷を折り返していたようだ。しばらく足元ばっかり見てたから、こんなわかりやすいのを見落とすとは…ダメじゃん。時刻は12時17分。
探索開始からずっと、鳥渡谷に沿って進んできたわけだから、ここが谷の源頭部ということになる。限界まで谷を詰めて折り返すという、地形に忠実な線形だった。
正対して見る。
これはけっこうな規模の橋梁だったようだが、やはり橋脚遺構は見当たらない。全て木製だったと思われるので、全部流されてしまったのかも。
ここもまた、搬出時は下り急勾配・急カーブで橋梁にさしかかるので、難所だったんじゃないだろうか。隧道付近のような致命的高度はないにしても。
上流側から。
ペッカーさんは、この橋が架かっていたのを見たのだろうか?ウラヤマ。
渡ってからの全景。
写真右側から谷を渡りながら左下へ回りこんでくる線形がわかると思う。
ここはかなりしっかりと両岸の橋台が残っているので、隧道をのぞくとこの木馬道随一の遺構だといえる。
ここからは
次の谷へと回りこんでいくことになる。
もっとも、谷はだいぶ下のようで、まだその存在はうかがい知れない。
12時23分にさしかかった、ここ。
かなり雰囲気がよかった。
橋梁からここらあたりまでは、道の状態が上~極上レベルだったのだが、
上の写真の素敵ポイントを過ぎたあたりから
アヤシクなってくる。
12時27分。
ザラッと崩落してるところがあったが、今思えば、ここに散乱してる苔むした丸太も盤木遺構の一部だろうか?
12時29分。
いつしか寄り添っていた、新しい谷も詰まった。
【7】に続く。