大鯛木馬道探索記 【5】 (奈良県吉野郡川上村) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

 
【4】より続く。
 
 
 
さ~て、
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滝の上はどんなんかな~?
 
 
…とガシガシ登っていったその結果、待っていたのは…予期せぬ光景だった。いや、予期していてしかるべきだったのだろうが。
 
 
 
滝の上では、
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これまでより全然状態のいい木馬道がいざなっておるではないか!
 
つい数十秒前までと比べての、この鮮やか過ぎる場面転換!これはあの樫山到達時以来の鮮やかさ。
 
 
考えてみれば、木馬道がまだまだ続いていることは当然だったのだが、前回書いたとおりわたくしは隧道がターゲットだったため、「その奥」のことは不思議なほど頭になかった。
 
しかしねぇ、コレを見ちゃうと…行くしかないでしょ~(笑)。
 
 
 
え?滝頭はどうなったって?それは…動画をご覧ください(笑)。
 
 
 
 
動画を見るのがめんどくさいアナタ(笑)のために、キャプ画を二点ほど。
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これが、滝の頂点。
 
 
 
 
んで、これが
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滝頭手前の美しい淵。
 
そう、結果的に滝頭には降りなかった。だって、先に道の続きを見つけてしまったから、もうたちまちそっち行っちゃったので。
 
ちなみに、前回と今回の動画は、戻りの際に撮ったもの。行きには動画なんて撮る余裕はなかった、色んな意味で(笑)。
 
 
というわけで、改めて木馬道探索第二部、「奥へ奥へ篇」(笑)が始まった。時刻は11時42分。鉄製階段から53分が経過していた。
 
 
 
滝の上に登って谷がグッと近づいたこのあたりが、
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この日辿った全区間でもっとも状態が良かったような。
 
そういえば、二枚目の写真でわかるように、滝頭からしばらくは、路肩の土留めがコンクリートで固められていた。あれもあそこの僅かな区間だけに見られた特徴だった。
 
 
 

11時46分、第二部最初の障害登場。

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粛々とクリア…。
 
 
 
 
クリアした先には、
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だいたい石積みが待っていてくれるので、道をロストすることはない。
 
 
 
 
その先しばらく、
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地味に歩きづらい状態が続く。
 
 
 
 
11時56分。難儀なエリアを抜けたところで
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再び出会えた。
 
 
 
 
 
これはまぎれもなく、
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木馬道の証である盤木の遺構。
 
残ってるところは、どういう理由で残ってるんだろうか。不思議。
 
 
 

 

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読んでる方には単調かもだが、
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けっこう道の方はめまぐるしく状態が変わる。
 
 
 
でもなかなか最高の状態にはならないのがミソ。ここらなんかはかなりいい方だが、
 
 
 
基本的に中~下レベルを往ったり来たり、って感じ。
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ここはまあ…下よね(笑)。
 
 
 
 
 
12時11分、
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ちょっと特徴的なこのポイントを過ぎたところで、
 
 
 
 
とたんに道の痕跡が心許なくなった。
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あれ?どっかで道間違えた?
 
 
 
 
もう少し進みつつ、谷へと降りてみる。
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しかしその先にあるのは、単なる崩れた斜面。
 
 
ははーん。こういう時は、アレやな。
 
 
 
【6】に続く。