【4】より続く。
さ~て、
滝の上はどんなんかな~?
…とガシガシ登っていったその結果、待っていたのは…予期せぬ光景だった。いや、予期していてしかるべきだったのだろうが。
滝の上では、
これまでより全然状態のいい木馬道がいざなっておるではないか!
つい数十秒前までと比べての、この鮮やか過ぎる場面転換!これはあの樫山到達時以来の鮮やかさ。
考えてみれば、木馬道がまだまだ続いていることは当然だったのだが、前回書いたとおりわたくしは隧道がターゲットだったため、「その奥」のことは不思議なほど頭になかった。
しかしねぇ、コレを見ちゃうと…行くしかないでしょ~(笑)。
え?滝頭はどうなったって?それは…動画をご覧ください(笑)。
動画を見るのがめんどくさいアナタ(笑)のために、キャプ画を二点ほど。
これが、滝の頂点。
んで、これが
滝頭手前の美しい淵。
そう、結果的に滝頭には降りなかった。だって、先に道の続きを見つけてしまったから、もうたちまちそっち行っちゃったので。
ちなみに、前回と今回の動画は、戻りの際に撮ったもの。行きには動画なんて撮る余裕はなかった、色んな意味で(笑)。
というわけで、改めて木馬道探索第二部、「奥へ奥へ篇」(笑)が始まった。時刻は11時42分。鉄製階段から53分が経過していた。
滝の上に登って谷がグッと近づいたこのあたりが、
この日辿った全区間でもっとも状態が良かったような。
そういえば、二枚目の写真でわかるように、滝頭からしばらくは、路肩の土留めがコンクリートで固められていた。あれもあそこの僅かな区間だけに見られた特徴だった。
11時46分、第二部最初の障害登場。
粛々とクリア…。
クリアした先には、
だいたい石積みが待っていてくれるので、道をロストすることはない。
その先しばらく、
地味に歩きづらい状態が続く。
11時56分。難儀なエリアを抜けたところで
再び出会えた。
これはまぎれもなく、
木馬道の証である盤木の遺構。
残ってるところは、どういう理由で残ってるんだろうか。不思議。
けっこう道の方はめまぐるしく状態が変わる。
でもなかなか最高の状態にはならないのがミソ。ここらなんかはかなりいい方だが、
基本的に中~下レベルを往ったり来たり、って感じ。
ここはまあ…下よね(笑)。
12時11分、
ちょっと特徴的なこのポイントを過ぎたところで、
とたんに道の痕跡が心許なくなった。
あれ?どっかで道間違えた?
もう少し進みつつ、谷へと降りてみる。
しかしその先にあるのは、単なる崩れた斜面。
ははーん。こういう時は、アレやな。
【6】に続く。