国道365号・椿坂トンネル旧廃道 【南側篇・5】 (滋賀県長浜市余呉町椿坂) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

 
【4】より続く。
 
 
ついに捉えた、目標物。
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この峠に二つあるスノー(ロック)シェッドのうち、南側のもの。
 
あそこをクリアすれば程なく、前回北側から攻めた時の撤退地点(=現道トンネル南側坑口直上)に至るはずだ。
 
 
 
ヘアピン外側からの全景。
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わたくしの足跡が点々と(笑)。
 
こういう非日常な姿もいいが、やはりここは雪がないほうが、ダイナミックな線形をより堪能できただろう。ちょっと残念。秋とか、イイかもね~。
 
 
 
そして、最凶のスノーセクションはヘアピンの上で終わり。
 
 
そこには、
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念押しの通行止め措置。
 
 
 
 
北側からの時も、峠の南側直下に似たような通行止めがあったね。
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これね。
 
この二つの「門」の間が、実態としての「廃」扱いなのかも。もちろん二つのシェッドはいずれもその区間に含まれている。
 
 
 
 
おごそかに「門」を越えれば、
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こちらを見下ろすようなシェッドが、もう至近に。

 

 
 
 
 
さっそくに駆け上がって行きたいところ(ウソ)だが、
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見つけちゃうのよね~、路外に旧々道の痕跡を…。
 
コンクリ製の駒止めのその先、赤丸のところには、わかりにくいがカーブミラーの支柱のみが残っていた。
 
 
 
その支柱の少し上には、
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謎のマンホール。謎っつうかよく見てないから不明なだけだが。
 
この記事でも登場したが、こういうとこで見つけるマンホール系って、なんかギョッとするのはわたくしだけ?
 
 
 
 
こうして全体を見ると、
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タイトなカーブだったのを緩和したということらしい。
 
右端に写っているコンクリ塊、一瞬親柱かと思って頭に血が上ったが(爆)、その正体は地中に埋め込まれていたとおぼしきカーブミラー支柱だった。
 
 

 

さて…いよいよ、
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やってきたぜ~!
 
 
 
 
目前には、最後のスノーセクション。
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が、左側は空いており、もうそれには脅かされない。
 
つうか、改めてエグイな、この線形…。
 
 
 
 
そして、この正面の状況ときたら!
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国道脇の景色じゃないわ、こんなん。
 
道は立派だが、「酷」道でしか見られない類いの眺め。こっから大量の雪が融けて流れてきたんだろうなあ…。すっげ。
 
 
 
そこから見る、シェッド。
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しばし、カットを変えてお楽しみください。
 
 
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わかりにくいが、シェッド上からも水が勢いよく落ちていた。
 
 
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予告篇でも使った、お気に入りの写真。「イニシャルD」感が凄い(笑)。
 
 
 
 
北側に続き、ここでも撮りました、パノラマ。
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デカめのサイズで貼りましたので、拡大してどうぞ。せっかく撮ったんで(笑)。
 
 
 
 
のぞきこむ、シェッド内。
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現役の国道と言っても誰も疑わないだろう。
 
…雪融け水を踏んだタイヤ痕が全くないことに気づくまでは。
 
 
 
 
このシェッド、目的地ではあったけど終点ではない。あとでゆっくりするとして、まずはもう少し登り、北側からの撤退地点まで進軍を続ける。
 
 
 
 
【6】に続く。