南池原トンネル 旧隧道を探して 【3】 (奈良県吉野郡下北山村) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

 
【2】より続く。
 
 
 
 
 
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ちょうど55分ほど前にこの尾根を睨みつけていた、その場所が見える。
 
 
 
 
 
 
 
まずは熊のマーキング痕らしき木の辺りまで戻ってきた。
 
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これまたけっこう怖かった。いや、その道のりが(笑)。
 
 
 
 
 
ここから改めて、トンネルより東側の尾根を調査すべく、直登を再開。
 
 
 
 
 
 
 
なんか、道形を探すあまりに、
 
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「なんでもそう見えてくるシンドローム」に陥ってしまった(笑)。
 
 

ここで、まきき氏からメールが入ってるのに気づく。
 
実は昨晩デッパツの際に、「今から南池原の現調に行ってきます」って報告のメールを入れておいたのに対し返信をくださったのだ。


どんな激励をいただけるかと、(ホイッスルを鳴らしながら・笑) いそいそと読んでみたら・・・

 
 
 
 

「険酷隧さんにヨロシク」って。

 
 
 

・・・。
 
 
 


いやっ、池原隧道じゃねえよ!!(大爆)

すいません、わかる人にしかわからんネタだが(笑)





素で間違えられて、ズコッ!と新喜劇ばりにコケそうになった(笑)。いや、そんなことしたらかなり豪快に滑落しただろうが(爆)。
 
思わずその場で(ホイッスルを鳴らしながら) 写メを撮り、即返信(笑)。
 
 
 


 「いやいや、ちゃいますやん、学生服のヤマダさんのアレですやん!」(爆)



どうもまきき氏、二日酔いでしかもおねむだったようで・・・(笑)。もしかして眠りを妨げちゃったかな?
 
 


その後改めて激励の御言葉を賜りました!
 
 
 
 
 
 
 
さて、直登してきた斜面は、
 
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ついに行き詰まった。あとは屏風の如き絶壁が立ちはだかるのみ。
 
 
 
 
 
 
登り詰めたこの斜面を見下ろす。
 
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こに至って(いや、それ以前から)、この東側尾根では何もありそうにないと感じた。あまりにも険しすぎ、まったく道の匂いを感じない。
 
 
 
 
 
とはいえ、往生際悪く、
 
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さらに東へ巻いて登ってみる。
 
せっかくココまで登って来たのだから、足掻くだけ足掻いてみようと。
 
 
 
 
 
8分後。おそらくこの日の最高到達点近くで
 
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意味ありげに見えた大岩も、結局はなんでもなかった。さらにその上に見える、穴のごとき黒い影も。
 
 
 
 
 
少し下に、今度こそ何かありげに見えたところも、
 
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近寄ってみればやはり空振り。
 
 
 
 
うん、もうダメだな、こっちは。
 
 
 
 
 
これ以上はこの北東側斜面を探索しても何もないだろう。ご覧のように、もはやシャレにならない斜度。リスクが増していくだけで、ケガでもしようもんなら、それこそ学生服のヤマダ氏やまきき氏に申し訳ない。
 
 
 
 
 
 
登攀開始から1時間16分、時刻は8時58分。北東側斜面の探索を終了。
 
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ここまでは成果なし。これより降下を開始する。
 
 
 
 
 
次は、南側から攻めてみるべし。