【2】より続く。
ちょうど55分ほど前にこの尾根を睨みつけていた、その場所が見える。
まずは熊のマーキング痕らしき木の辺りまで戻ってきた。
これまたけっこう怖かった。いや、その道のりが(笑)。
ここから改めて、トンネルより東側の尾根を調査すべく、直登を再開。
なんか、道形を探すあまりに、
「なんでもそう見えてくるシンドローム」に陥ってしまった(笑)。
ここで、まきき氏からメールが入ってるのに気づく。
実は昨晩デッパツの際に、「今から南池原の現調に行ってきます」って報告のメールを入れておいたのに対し返信をくださったのだ。
どんな激励をいただけるかと、(ホイッスルを鳴らしながら・笑) いそいそと読んでみたら・・・
どんな激励をいただけるかと、(ホイッスルを鳴らしながら・笑) いそいそと読んでみたら・・・
「険酷隧さんにヨロシク」って。
・・・。
いやっ、池原隧道じゃねえよ!!(大爆)
すいません、わかる人にしかわからんネタだが(笑)
素で間違えられて、ズコッ!と新喜劇ばりにコケそうになった(笑)。いや、そんなことしたらかなり豪快に滑落しただろうが(爆)。
思わずその場で(ホイッスルを鳴らしながら) 写メを撮り、即返信(笑)。
「いやいや、ちゃいますやん、学生服のヤマダさんのアレですやん!」(爆)
どうもまきき氏、二日酔いでしかもおねむだったようで・・・(笑)。もしかして眠りを妨げちゃったかな?
その後改めて激励の御言葉を賜りました!
さて、直登してきた斜面は、
ついに行き詰まった。あとは屏風の如き絶壁が立ちはだかるのみ。
登り詰めたこの斜面を見下ろす。
ここに至って(いや、それ以前から)、この東側尾根では何もありそうにないと感じた。あまりにも険しすぎ、まったく道の匂いを感じない。
とはいえ、往生際悪く、
さらに東へ巻いて登ってみる。
せっかくココまで登って来たのだから、足掻くだけ足掻いてみようと。
8分後。おそらくこの日の最高到達点近くで
意味ありげに見えた大岩も、結局はなんでもなかった。さらにその上に見える、穴のごとき黒い影も。
少し下に、今度こそ何かありげに見えたところも、
近寄ってみればやはり空振り。
うん、もうダメだな、こっちは。
これ以上はこの北東側斜面を探索しても何もないだろう。ご覧のように、もはやシャレにならない斜度。リスクが増していくだけで、ケガでもしようもんなら、それこそ学生服のヤマダ氏やまきき氏に申し訳ない。
登攀開始から1時間16分、時刻は8時58分。北東側斜面の探索を終了。
ここまでは成果なし。これより降下を開始する。
次は、南側から攻めてみるべし。
【川廻し隧道篇】に続く。