【東側旧道後篇】より続く。
ソフトランディング?にて、
国道425号線・現道上に降りてきた。コレは東を向いている。
通行する車のドライバーを驚かせないよう一応耳を澄ましてみたが、そうそう車は通らない(笑)。問題なかった。
降下に要した時間は4分。ただ今の時刻は8時52分。これより西へ。帰投作戦に移行する。
さっそく登場するのは、
このダイナミックな切り通し。
隧道開削跡じゃ?と疑いたくなるレベル。こりゃ立派だ。
ここからは特筆すべきこともなく。まったく車の通らない国道(笑)を、の~んびりと歩く。
9時ジャスト。
現道の唐尾トンネル・龍神側に辿りついた。
うむ、これも苦しゅうないぞ(笑)。
この上に眠る旧隧道のコンクリポータルと比べて、あんまり経年感に差が感じられない。不思議だなあ・・・。
んで、トンネル向かって右手斜面を見上げると、アレが。
あそこを歩いてきたからこそワザワザ見るんだけども。
写真じゃ非常にわかりにくいんだけども、遡ること36分前にあそこから今いる場所を見下ろしていた。
そう、あの切り立った石積み土留め。肉眼ではハッキリ見えたんやけどな~。
ここでようやく一台の車が龍神側から登ってきて、わたくしをガン見しながらトンネルに入っていった(笑)。まさかこんなとこに歩行者がいるとは思わんよね~。結果的に、ノートさんのもとに戻るまでに出会った、唯一の車だった。
そんな道。さ、わたくしもトンネルを抜けよう。
所要時間4分。
印南側の、鉄板の構図。
さてこの印南側坑口、連載の最初にお見せしたが、実はその時、すぐ横にある「あるモノ」を隠していた。
なかなかのモンだと思うんやけどね。
コレ。
側面石張りの、めちゃくちゃ立派な流水工。加えてトンネル上からの排水溝も、異なる勾配で同じところに注いでいるのがイイ。
現トンネルと同時期の構造物ならば昭和41年ごろのものってことになるが、なんでここまで力の入ったものが造られたんだろう。かな~り見事なモンだよコレは。
ココだけの話、この流水工を直登すれば、
最短距離で旧隧道へ行ける(笑)。
コレは旧道から見下ろした流水工。登りつめると、旧隧道への最後の右ターンのところに出る。・・・そうとう邪道やけどな(笑)。
時間ないけど隧道だけでも見たい!って方にはイイかもね。
そして、9時6分。現道復帰から14分。
戻ってきたよ、ノートさん!
これにて完結・・・
いたしません(笑)。
コレ以上何があると!?
もう少しだけお付き合いのほど・・・。
【オプション篇】に続く。