五月橋 【3】 (岐阜県加茂郡八百津町潮見~瑞浪市日吉町) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

 
【2】より続く。
 
 
 
渡り切った先、
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木曽川対岸は瑞浪(みずなみ)市となる。
 
 
 
けっこうな達成感を感じつつ(笑)振り返って望む。
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訪問時間の関係で日陰となるこっちは暗く、鬱蒼とした雰囲気。
 
悪くないねえ~。
 
 
 
この瑞浪側は、
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アンカーレイジがすぐ脇の地面(岩盤)にあり、これもまた八百津側とは異なる印象を受ける。
 
いや、悪くないねえ~。
 
 
 
道は、橋詰を右方向へ向かう。
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そう、県道ですよ(笑)。
 
この先、県道から外れて進んでいった先に、有名な廃墟がある。
 
 
ご記憶だろうか、
 
以前の記事で出した、この写真。
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これは「いさまつ」という、80年代頃までは営業していたというお店の廃墟である。
 
有名物件だけにググればいっぱい記事が出てくるが、「料亭」「小料理屋」「茶屋」と、書かれ方はいろいろ。ここに、五月橋の瑞浪側からしばらく歩けば行けるらしいのだった。
 
廃墟探索はわたくしの営業範囲外ゆえ、「いさまつ」に行くかどうかは決めておらず、どっちかって言うと行かない感じ(笑)だった。
 
 
のだが。
 
ヒョロイ県道を見ているうちに、せっかくこんなとこまで来たんだから、まあ行ってみるか、という気持ちになった。
 
 
 
が…わたくし、甘く見ていた。
 
 
橋のたもとから進むことしばし。
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ここで分岐が登場。おいおい、聞いてないよ(笑)。
 
上を行くのが県道だと思うのだが、ここでわたくしは下の道をチョイス。コレがダメだったのか?
 
 
 
下の道を進んでいくと、
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道はさらに下へ。
 
この極小半径のヘアピンは、近代車道じゃないよなあ…。正直、「いさまつ」よりもこの道が気になった。
 
このヘアピンカーブにより、方角的には五月橋のほうに戻る感じになっている。けど、最終的にはこの道で「いさまつ」に行けるのだとも思っていた…この時は。
 
 
 
この感じもまた…。
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石積みの上は、ヘアピンで折り返す前の、先ほど歩いてきた道。さらに上の石積みは、県道のもの。
 
ここらの道の成り立ちは、かなり興味深い。もしかして、この道…。
 
 
 
そしてここでついに、
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あの「石組みの水抜き穴」を至近で観察できる機会に恵まれた!
 
 
 
もちろん、のぞいて見たさ(笑)。
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うん、やはり土砂が詰まって機能しなくなっているが、やはり手のかかった立派なものだった。
 
 
 
それはいいのだが、この道…
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五月橋のけっこう近くまで折り返したあたりで、道がふっつりと無くなってしまった!なんじゃそりゃあ!
 
もはやこの道で「いさまつ」に行けるとは思えなかったが、それはもうどうでもよくなっていて(笑)。
 
古色蒼然とした線形と土工、そしてこの突然の「消失」。
 
 
この道…もしかして五月橋架橋前の、旧橋に通じていた道じゃないのか?
 
と思った。その「消失点」には橋の痕跡は見つけられなかったけど…。でもそう見るのがしっくりくるしなぁ…。
 
 
 
…で。
 
はい、当然ながら
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「いさまつ」行きはヤメました(笑)。
 
たぶん、水没はしないだろうし、縁があればまたの機会もあるだろう。
 
 
9時56分、撤収開始。
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これより帰投作戦に移行する。
 
 
 
予想していた方もおられましょうが(笑)、動画を録っておりましたので、ご覧くださいまし。ボリュームをデカめにしていただくと、グレーチングの音が聞こえて臨場感を楽しめますぞ(笑)。
 
 
ちなみに、動画を録りつつ渡ると怖さ半減でしたぞ(笑)。
 
 
 
あとは、
 
10時10分、
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国道418号線に復帰。
 
 
10時25分、
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またいつか、な。「いさまつ」よ。
 
 
10時48分。
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おっ、おっ、おむすびなんだな(寿さんすんません・笑)
 
コンビニおにぎりを持参していたのをここへ来て思い出し、石積み土留めをオカズにいただいた、の図でございます。
 
 
10時50分。
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…。
 
見なかった。わたくしは何も見なかった(笑)。
 
 
そして、11時01分。
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待たせたね、ノートさん!
 
 
お気づきのとおり、五月橋への「県道別れ」から先、笠置ダムまでの「実質廃道区間」の残りは手つかず。
当然気にはなったが、徒歩進軍を決断した時点でそれは折り込み済みだったし、それにおそらく水没はしないだろうとも思えたので、沈みさえしなけりゃ、いつか機会は訪れるだろう、と。
 
 
徒歩行軍、行き帰りでしめて2時間31分。ほど良い距離と時間で、とびっきりの道と橋を楽しめた、素晴らしいひとときでありました。
 
 
 
ツーヤオ弾丸ツアー、これにて完結…
 
 
 
ではございません(笑)。まだありますねん実は。
 
 
 
でもそれは、また今度。なのでひとまずはコレにて終了~。
 
 
【柏木橋】に続く。