五月橋 【2】 (岐阜県加茂郡八百津町潮見~瑞浪市日吉町) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

 
【1】より続く。 ※【前篇】としていましたが、3回構成に変更したため【1】とします。
 
そして前回、地図を貼り忘れました~。
 
 
では、念願の五月橋、
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いよいよ渡らせていただきます。
 
 
 
突然ですが、問題です。
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この主塔に、トラス構造の三角形がいくつあるか答えよ。答え:不明。
 
…的なレベルの(大謎)、堂々たる主塔。
 
 
これを背に、颯爽と…と言いたいところだが、ひとつ困ったことが。
 
 
実はわたくし、
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コイツが苦手なのよ(苦笑)。
 
このグレーチング、そしてエキスパンドメタルといった、下が丸見えのヤツ。コレがなかなかきつくって。要は「怖い」のですわ。もちろん、木製の床版とかと比べれば、全然コッチのほうが安全なのはわかっている。わかっちゃあいるが、無理なもんは無理(笑)。故に、実はこういう「シースルー系」、これまで短めのものしか渡ったことなかったのである。
 
この橋をひと目見たときに床版がグレーチングであることはわかったので、「ヤバいなあ~…」と思ってはいた。しかーーし。ここまで来て、渡らないなんて選択肢は無い。心を殺して、粛々と渡るのみ。
 
 
考えてみたのだが、下が見えるのが怖いっつうよりも、
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この「流れが感じられない、底なしに深そうな水の様相」に本能的な恐怖を感じるのじゃないかな、と思う。
 
 
たぶん、下が砂とか田んぼ、あるいは流れのある渓流とかだったら、
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そこまで恐怖は感じないと思うのよ、オクサーン(凡くまさんトリビュート)
 
 
なので、こんな写真も、
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撮るときは心臓バクバク(笑)。
 
愛でる余裕もなし(笑)。極力、下を見ないようにして渡ったのでありました。
 
 
 
…って、
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真上向いとるやないか!
 
ああ、すいません、ネタですよ(笑)←わかっとるわ
 
あ、でもシースルー恐怖症はマジですよ!
 
 
というわけで、
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おっかなびっくり、なんとか渡って参りましたよ~。
ここまで来たら、もうイタダキですわ~。
 
 
ここで、今さらながら主塔左右にある銘板をチェック。
 
まず、向かって右。
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「五月橋」。お名前きました~。
 
 
 
そして向かって左。
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「昭和二十九年九月竣功」。
 
今回のツーヤオ…失礼、八百津遠征で見てきた橋は、すべて昭和28年~29年に竣功している。これはもちろん、昭和30年竣功の丸山ダム建設に伴い、このあたりの道路がリセットされた証左。
 
そして時は巡り、新しいダムの完成が迫り、今また道路地図は書き換えられようとしている…。
 
 
さあ、
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ドキドキの渡橋タイムは終了。そこはもう、ツーヤオじゃなくって、
 
瑞浪市ですのよ、オクサーン。
 
 
 

【3】に続く。