天野川トンネル (大阪府交野市私市) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

 
2011年7月30日、奈良北部~摂津方面徘徊。これまで記事にしてるのは早朝の八七瀬橋下の川橋梁ですが、今宵はこの日の終盤に見つけた物件をご紹介。
 
 
国道168号線を北上中に・・・。
 
初見のインパクト、けっこうあった。
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ファッ!?
 
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おお~!河川トンネル?こんな山の中で?
 
 
 
さっそく見に行く。
 
 
 
接近して1枚。
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あれ!?あの満々とした水はどこに?
 
 
 
はい、実は
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こうなってまんねん(笑)。
 
扁額のとおり、川の名前は天野川。本来の流れは、暗渠を経て写真右手前のほうに続いている。きっと下流域への治水対策で造られたトンネルだろうと思うが、ここまでの河川トンネル、あんまり見ない。
 
 
扁額の右横という、
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道路トンネルではあり得ない位置に取り付けられた銘板。
 
幅も高さも11mってことは、真円アーチ?とは限らんか…。
 
 
 
このトンネル、北側のほうがより破壊力あってですね。
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イイよね~。
 
 
 
最後に一つ。上の写真左奥にトンネルが見えているが、あれは
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R168の新磐船トンネル。
 
 
 
でね、その新磐船トンネルの
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銘板がコチラなんだけども…
 
 
 
天野川トンネルの銘板、再度ご覧くだされ。
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気づきました?
 
完成時期が2ヶ月差で、JV(joint venture=共同企業体)を成す3つの施工会社も同じ。河川トンネルと国道トンネルが同時に整備されたことを物語っている。
 
国道の旧道は天野川の元の流れに沿っている。つまり、河川と国道、同時に新道が拓かれた、ということで、これってかなり珍しいケースなんじゃないのかな~、と。
 
 
 
以上、完結。