【3】より続く。
絶景ですねい。
というわけで~抜けまして~
振り返り。
片二号、南側坑口。
そして向き直れば、まるで合わせ鏡のごとくに
片一号。
二号とこの一号は、意匠が同じのようだ。なんか謎やな~。
三号・二号との大きな違いは、その延長。前二者が17.0mだったのに対し、この一号は39.0mと倍以上に長い。
そしてゆるくカーブしているのが見て取れる。そしてなぜか、
柱のペイントが徐々に濃くなっている不思議(笑)。三号ではあんなにうっすらやったのに、ここ一号ではこんなに赤々と!
赤といえば、洞内で赤く反射しているものがあるが、あれは打ち捨てられたチャリンコ。さらに先にももう一台あった。相当古そうやったなあ…。
いやいやいやいや、
イイっスな~!!
振り返っても、これまた
イイっスな~~(笑)
そしてなにげに、
状態はこの一号が一番悪い。天井のコンクリも剥落が始まっている。
いろんな点で、三号から一号にかけての状態の変化というかグラデーションというか、興味深いものがあるなあ。
堪能しつつ、抜ける…
…ところに、なにかありますが…アレは??
ええぇーー!
う、ウィスキーか?誰がここにこんなものを!?
しかもボトル半分残っとるぞ。うーん…廃道では時に謎なものを見かけるなあ(笑)。
というわけで、
片一号、南側坑口。
これで無事にリストにある三本の洞門…いや隧道?を踏破。
再びアスファルトも顔を出し、ある意味最も廃道らしい風景に。
あとは現道へと復帰…しつつ振り返ったこの光景が
もっとも気に入った一枚。
あまりに荒涼としたこの光景。引いてみる片一号洞門、心なしか…
海に向かって傾いてないか!?
いや、気のせいやとは思うよ?けど、あながちナイとも…(笑)
ああ、楽しかった廃道もそろそろ…フィナーレ。
しかしこのあたり…もとの道幅が皆目わからんな…。
そしてまもなく…現道へ。
右に見えるは、御石ヶ沢トンネルの南側坑口。延長536.1m。
そして左に見えるは
こう。
正確に言えば、旧道はここで現道に合流はしない。トンネルを連ねてクリアする現道は、旧道を無視するかのようにかすめて延長710.9mの新宇佐美トンネルへ。あくまで海岸線に忠実な旧道は、再び左へそれていく。
実はこの先にも、ご紹介すべき素敵物件があるのだが。
でも、車を置いて歩いてきているわたくしは一旦戻らねばならない。てことで、そのご紹介はまたいつかの機会に…。
以上、完結…
の前に、次回最終回、忘れずにアレをね!