玄倉林道~その様相、隧道、橋【4】 (神奈川県足柄上郡山北町玄倉) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

 
【3】より続く。
 
 
 
 
 
時刻は13:04。
 
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先ほど渡った、ユーシンロッジへ至る橋を見下ろす。
 
9号隧道からは24分でここまで戻ってきた。往路よりも10分以上早いが、まあ全く撮影もしなかったし。
 
 
 
 
 
13:16。
 
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林道本線では初めて、まともな橋が見えてきた。
 
 
 
 
 
 
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【撮影:doodoongoo氏】
 
変な人が撮影しています(笑)。フードをかぶっちゃってるが、すでに小雨(幸い霧雨程度だったけど)が降り続いている状態。そうそう、この雨具はd氏からお借りしたもの。いろいろすみませんでした…。
 
沢の上流側にはゴツイ谷止工が。それに付いていた銘板から、この沢が雨山沢であると知れた。
 
 
 
 
 
渡って振り返り。
 
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親柱には一切銘板の類はなかったが…雨山橋、ってことでいいのかな。
 
登ってきた際には、ユーシンロッジへのカウントダウンとして、いいランドマークになってることだろう。
 
 
 
 
で、
 
 
 
渡って少し先からの光景が、
 
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イイ。好きだ~。
 
送電線も通ってる。やはりここは現役の林道。
 
ではあるけど、いかにも頼りない路面…。なんというか…どこか違う世界へ連れて行かれそうな感じがする。
 
 
 
 
視線の先、林道が消え去るあたりに…
 
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居た。
 
あれに見えるは、紛れもなく隧道。…しかしココ激坂やな…。
 
 
 
 
 
隧道の手前には
 
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ガレガレの沢が直で林道を横切っている。いや、ホントは沢ではないのか?なんにしろ、一度豪雨ともなれば、林道はいともあっさりと土石で埋め尽くされるのでは?
 
 
 
尾根へと至る道の痕跡が見えるが、タテカンによると「山神峠までの間で崩落しているため」通行できないと。はあぁ。
 
右手に見えるぶっ倒れた道標には、「ユーシン 1.5km」と。…まあ方角が逆やけどな(笑)。
 
 
てことは、8号隧道から9号隧道までは、優に3km以上あるってことか…。9本ある内で奥の2本の間隔がこんだけ遠いって、スパルタやな~。やっぱあの「バモスの奇跡」はありがたかった!
 
 
 
 
時刻は13:22。さあさあ!
 
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その8号隧道ですよ!
 
シンプルなコンクリポータルだが、ロケーションもコミでなかなか雰囲気ある。扁額が収められるスペースが設けられているが、そこには何もなかった。
 
 
 
 
洞内は…
 
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Oh!ワイルド~!
 
ガッツリと素掘り。コレは完全に葉っぱ…もとい発破系ですな。
 
 
 
 
 
そして下界側も 
 
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やはりコンクリ巻き。
 
 
 
 
 
 
コチラ、下界側ポータル。
 
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ポータル手前で、上からザラっときているのがわかる。
 
実はココ、往路には落石が散乱していて、バモスのお二方を手伝って路面を空けたポイント。脇に寄せられた石が見えるっしょ?
 
 
そして、なぜか撮り忘れてしまったのだが、このポータル「第八號隧道」の扁額があった。
 
 
 
 
 
ココから、「祭り」が始まる。
 
 
 
 
 
8号隧道を後にして5分後の13:33。
 
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7号隧道登場。
 
 
 
 
 
 
洞内は、今度は
 
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オールコンクリ巻き。
 
 
 
 
 
そして
 
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7号隧道・下界側ポータル。
 
周囲の崩落防止ネットがすごい。いかにこのあたりの山が崩れやすいのか、如実に表れている。
 
 
 
 
で、今度こそ撮影。
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「第七號隧道」
 
昭和31年7月竣功平塚営林署
施工 東海建設株式會社 山北支店
 
 
カッコいいね~。
 
 
 
 
 
 
 
そして、
 
 
 
祭りは続く…
 
 
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【5】に続く。