【3】より続く。
時刻は13:04。
先ほど渡った、ユーシンロッジへ至る橋を見下ろす。
9号隧道からは24分でここまで戻ってきた。往路よりも10分以上早いが、まあ全く撮影もしなかったし。
13:16。
林道本線では初めて、まともな橋が見えてきた。
【撮影:doodoongoo氏】
変な人が撮影しています(笑)。フードをかぶっちゃってるが、すでに小雨(幸い霧雨程度だったけど)が降り続いている状態。そうそう、この雨具はd氏からお借りしたもの。いろいろすみませんでした…。
沢の上流側にはゴツイ谷止工が。それに付いていた銘板から、この沢が雨山沢であると知れた。
渡って振り返り。
親柱には一切銘板の類はなかったが…雨山橋、ってことでいいのかな。
登ってきた際には、ユーシンロッジへのカウントダウンとして、いいランドマークになってることだろう。
で、
渡って少し先からの光景が、
イイ。好きだ~。
送電線も通ってる。やはりここは現役の林道。
ではあるけど、いかにも頼りない路面…。なんというか…どこか違う世界へ連れて行かれそうな感じがする。
視線の先、林道が消え去るあたりに…
居た。
あれに見えるは、紛れもなく隧道。…しかしココ激坂やな…。
隧道の手前には
ガレガレの沢が直で林道を横切っている。いや、ホントは沢ではないのか?なんにしろ、一度豪雨ともなれば、林道はいともあっさりと土石で埋め尽くされるのでは?
尾根へと至る道の痕跡が見えるが、タテカンによると「山神峠までの間で崩落しているため」通行できないと。はあぁ。
右手に見えるぶっ倒れた道標には、「ユーシン 1.5km」と。…まあ方角が逆やけどな(笑)。
てことは、8号隧道から9号隧道までは、優に3km以上あるってことか…。9本ある内で奥の2本の間隔がこんだけ遠いって、スパルタやな~。やっぱあの「バモスの奇跡」はありがたかった!
時刻は13:22。さあさあ!
その8号隧道ですよ!
シンプルなコンクリポータルだが、ロケーションもコミでなかなか雰囲気ある。扁額が収められるスペースが設けられているが、そこには何もなかった。
洞内は…
Oh!ワイルド~!
ガッツリと素掘り。コレは完全に葉っぱ…もとい発破系ですな。
そして下界側も
やはりコンクリ巻き。
コチラ、下界側ポータル。
ポータル手前で、上からザラっときているのがわかる。
実はココ、往路には落石が散乱していて、バモスのお二方を手伝って路面を空けたポイント。脇に寄せられた石が見えるっしょ?
そして、なぜか撮り忘れてしまったのだが、このポータル「第八號隧道」の扁額があった。
ココから、「祭り」が始まる。
8号隧道を後にして5分後の13:33。
7号隧道登場。
洞内は、今度は
オールコンクリ巻き。
そして
7号隧道・下界側ポータル。
周囲の崩落防止ネットがすごい。いかにこのあたりの山が崩れやすいのか、如実に表れている。
で、今度こそ撮影。
「第七號隧道」
昭和31年7月竣功平塚営林署
施工 東海建設株式會社 山北支店
カッコいいね~。
そして、
祭りは続く…
【5】に続く。