2018年8月6日早朝、ハルニチさんとのシバキ倒しツアーの集合場所である近鉄新田辺駅へと向かう道中で、
以前から立ち寄りあぐねていた橋を、
ようやく拾った。
この橋、たもとにはわずか一台ほど停められるスペースがあるにはあるが、日中だとそうそう停められる雰囲気じゃない。なので、これまでは素通りだったのだが、さすがにこの早朝(5時46分・笑)ならオッケー。
ところでこの橋、ゲートで閉ざされているのに気づかれただろうか。
その理由は、これ。
「関西電力 喜撰山発電所」。
こんなにも「こっちだよ♪」みたいな感じで方向を指し示してるけど、もちろんこのように立ち入り厳禁。
地図でわかるとおり、背後の山中奥深くに隠された発電所、そして同名のダムは、多くの発電所マニア、ダムマニアを焦がしてやまない、罪なアイツなんであった…
知らんけど。
で、その入り口となる橋のお名前は、
「喜撰山大橋」。
ちなみに喜撰山(きせんやま)とは、ダムの西方にある山の名前である。
架かる川の名前は、
宇治川。
琵琶湖唯一の流出河川である瀬田川は、京都府に入ると宇治川と名を変え、やがて淀川左岸に注いで大阪湾へと至る。
で、この橋、とっても美しいのだった。
ブレースドリブアーチ橋。
アーチ部分をトラスで構成された橋をこう呼ぶのだが、これって中路?っすよね?アーチによって保持される主桁も少しばかり反っていて、優美な印象を与える。
で、この写真を撮ろうとゲートに接近した瞬間、
「御用の方はインターホンにてお話しください。御用の方はインターホンにてお話しください。」
どっきーーーん。
いきなり備え付け(だったようだが気づいてなかった)スピーカーから音声が流れて、飛び上がった(笑)。やっぱセンサーが設置してあるってことか。いや、そこまでの大音量じゃなかったけど、静かな早朝の空気を切り裂く程度の衝撃はあった(笑)。
まあ、日中に職員さんがおられるタイミングでインターホンで頼んだとしても、入れてくれるわけはなかろうけどね(笑)。わたくし、橋の往復だけでいいんですけど…ダメでしょうか?(誰に
最後に、上流側からも。
まあ渡れないんだから、これ以上広がりようもない(笑)。
うーん、せめて橋を渡ったとこにゲート移してくんねーかなあ(笑)。渡りたいわ~。かといってゲート突破など論外やし。
つうわけで、かくも悩ましく美しい、喜撰山大橋でありました。
なんだこのシメ(笑)。
以上、完結。