砂押1隧道(仮) 【1】 (千葉県君津市怒田) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

2010年5月30日、第二次房総探索。この日は木更津発で、第一次に続き県別マップルの穴表記を片っ端から(いや、ていうのがもう多すぎて無理な相談なんやけど)シバキ倒していった。
 
そうしてやってきた君津市怒田地区。房総半島ほぼど真ん中のココで出会った、本日27本目の隧道。コレがもう、なんていうか…。まあ見てくださいまし。
 
 
用がなければまず通らない地域の生活道から、さらに用があっても怪しまれる狭小農道へ。そんなところで、農作業の休憩中とおぼしきおじさん二人がこっちをガン見。目が合ってしまった。うーん…マズイ(笑)。
そんな時は先制攻撃に限る!ウィーーンと窓を開けて、努めてニコヤカに。
 
 
クイック:「あの~、この先のトンネル見に来たんですけど、このまま車で行けますかね?」
すると幸いにも目に見えて視線がやわらぎ、ひと安心。
おじさん:「あ~行ける行ける。手前の畑で引っ返してくりゃあいいわ!」
クイ:「車で通り抜けはできます?」
 
するとおじさん…謎の笑みを浮かべて
 
 
 
 
 
 
 
「う~ん、無理じゃないかねえ
 
 
 
 
 
 
クイ:「…(何だ?)まあちょっと行ってみます!ありがとうございました!」(さわやかに・笑)

てなわけで、こんな感じの狭小農道を詰めていくと…5245791e.jpg
 
 
 
 
 
 
出た。特にタメもなく。
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ちなみにおじさんの言ってた「引っ返すべき畑」にはおばあちゃんが(笑)。しかたなく(嘘つけ)もうちょい進んでみて…
 
 
というわけで、場所はコチラ。
余談ですが、自分の手持ちの県別マップルで、この隧道を含む1:30000「養老渓谷」の見開き2ページ 内に載っている隧道表記、なんと60か所。これぞ房総クオリティ~。
 
 
 
 
思っていたよりはオーソドックスなご面相。殺風景なコンクリートポータルには、扁額や銘板の類いは見当たらない。6f0973d1.jpg
 
向かって左の法面が少し崩れているのが見てとれるが、まあこんな場所やし、想定内。そして、いわゆる狭小フェチの方々が喜ぶほどには狭くもない。うーん、さっきのおじさん、何で通り抜けは無理とか言うたんかなあ…。
 
以上が、初見の数秒でのファーストインプレッション。ただ、気になったのは、地図読みでそう長い隧道ではなさそうだったのに、向こうの明かりが見えないこと。
 
 
 
そして…ここへきてうっすらと脳裏に浮かび上がってきた記憶…
 
 
 
「ここ、確かどっかで見たぞ…!」
 
 
 
 
ゾワッときた。そうだ。間違いない。そう、自分の記憶が確かなら、ここは…。
 
陽光の加減で洞内の様子はうかがい知れない。思わず駆け込んで、
 
 
 
 
 
 
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うおおおお…やっぱり…
 
 
ちょっとズームして、明度をいじってみた。あんまり効果がないが。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
さ…坂…?
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激坂ああぁぁあ!!??
 
 
 
 
 
 
 【2】へ続く。