激坂@F1 | 穴と橋とあれやらこれやら

穴と橋とあれやらこれやら

初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

激坂でたまたま思い出したので、また需要のないネタを…。
 
今週末行われる、F1・ベルギーGP。それが開催されるのが、スパ=フランコルシャン。アルデンヌの森を超高速で駆け抜ける、伝統あるサーキットだ。このサーキットについても語りたいことは山ほどあるのだが、とりあえずこのサーキットには、グランプリコース随一の激坂区間があるのだ!その名も 「Eau Rouge=オー・ルージュ」。
 
正確にはオー・ルージュとラディヨンというふたつのコーナーにまたがった、左・右・左の超高速コーナーで、ストレートを下った底にある左コーナーをオー・ルージュ、そこから急激な登り坂に転じながらの右へのターンをラディヨンと呼ぶ。ストレートを下ってきたそのままで、まさにイナズマのようなスピードでこのセクションをクリアしていくF1マシンの姿は、ちょっと凄すぎる。一応、動画を。
 
 
 
早送りではありません(笑)。ちなみに現行のV8エンジンになってからのF1マシンは、動画内で見えている範囲、すべてスロットル全開。まさに
「世界最速のジェットコースター」と言っても過言ではない。
 
とはいえ、今も昔もここが世界中のサーキットでも屈指の「腕と度胸が試されるコーナー」であることは変わらない。極端に低いドライバー目線では、高速でアプローチするこのセクションは、まるで壁のようにそそり立って見えるという。谷底に当たるオー・ルージュでは強烈な縦Gが発生、マシンもボトミングしてフロア下のスキッドブロックの破片が飛んだりしている。そしてラディヨンからの右左曲がり激坂!一転してドライバーからは空しか見えない(!)とか。加えて今度は容赦ない横G。そんなとこに、オーバー300kmのベタ踏みで突っ込めますか??どんだけ●●タマがデカイのよ…。
いまや数少なくなった、世界トップクラスのレーシングドライバーへの敬意を改めて感じられる、稀有な名物コーナーである。
 
なのに中継で見ると迫力ないんよね~…もうちょい工夫しようや…