【1】より続く。
この日も照明を持ち合わせていないわたくし。やる気あんのか?ハイ!やる気だけはあります!(謎)
てことで、よく見えないので、車のライトで照らしてみよーう。はい。
うわぁあああああ…
イカツすぎる…。なんなのこの坂!?ちなみにこれ、ハイビームで照らしている。にもかかわらず、坂の下半分さえも照らせないこの勾配って。しかも…まあまあヌカってるじゃないかよ~。
洞床の状態も強烈だ。坂の取り付き部から左へ傾斜している。そして画像では分かりにくいが、激坂部分もけっこうぬかるんでいる…。轍部分には上から水が流れている感じ。そして、登り切って左コーナー~出口、という流れ。
いま思えばあまりに短い実況検分、終了(しかも車に乗ったまま望見しただけ)。もとより車で抜けるつもりでここへ来た自分である。ていうか、
テンション、上がった。
この時点で、来る途中のおじさんの一言は頭から滅却されている(笑)。
よくぞ我が魂のゴングを
打ち鳴らしたものよ。
↑
馬鹿
やってやろうじゃねぇか!
検分しての見立てでは、当然ながら激坂部分のぬかるみが厄介だと理解していた。幸いぬかるみは轍部分だけのようだったので、攻略するには激坂部分で轍を少し外してやれば、トラクションを得られる、と考えていた。…そういうのを、何と呼ぶかご存じか?
「机上の空論」っていうのさ。
撮影する余裕などあるはずもなく画像は残っていない。轍を少し外し、右側のカベに寄せて登り始めてすぐ。外すと言っても狭い洞内、タイヤ1・5本分ほどの幅がせいぜいで、思ったより軟弱な周囲の路面が、まるで鉄道のポイントを切り替えるように、タイヤをぬかるんだ轍部分へと戻してしまったのである。激坂の途中で。そういえば路面も左へ傾いてた…。
そうなると、やれることは限られている。
アクセル全開
しかないでしょ。
盛大にホイールスピンしながらも、健気なワゴンRは何とか激坂を登攀し、ほんのりドリフト気味に最後の左コーナーをクリア、隧道を抜けることに成功したのだった!