【2】より続く。
とにもかくにも、登攀完了。徒歩にて改めて隧道チェックへと向かう。坑口前から振り返り、の図。
かなりいい雰囲気だ。そして向き直ると、
きゃーステキーー!!
入洞後すぐあたりで路面が消失したように見えるのがわかるだろうか?
前回、下からのアングルでお見せしたように、まんざら影のせいだけではない。あそこからすでに下り勾配が始まっているってことだ。
路面状態はこんな感じ。真新しい、我が轍。
その奥から、奈落への坂。大げさ?いや、二次元の画像ではどうしても伝わらない凄味があるのだ、この隧道には。
少しでも、
あなたに伝えたくって。
(なんやコレ・笑)
これでどうだろう。
右への急激な下り、そして上半分だけが見える下側の坑口。当日撮れた画像ではコレが精いっぱいだ。
あるいはコレとか。
あー伝わらんなーー!(涙)
当時は、今とは比べ物にならないほど撮影枚数が少なかった。そしてツメが甘かった。なんでか知らんが、激坂部分を歩いて調査することなく引き返しているのである。いったい何やってんだねキミぃ!?
そもそも、なぜこの隧道のファーストコンタクトでピンと来たのか?といえば。先人の素晴らしいレポートを見ていたからである。まずdoodoongoo氏のコレ《祝!コラボレーション!!(房総半島82)~》。
ここには地元のおばあさんから聞き取った重要情報が紹介されている。そしてまきき氏のコレ↓。ガッツリと、この隧道のなんたるかを体感できる。
てわけで、隧道の全貌は上記の秀逸なレポでどうぞ!って、ワシのレポ、要らんがな(爆)。
しかし、こうやって拝見してた物件にまさか自分が行く機会があるとはね~。いや、それ以上に、そんな先輩お二方と、後に実際に探索をご一緒できるとは、世の中分からんもんですねぇ…。
こういう轍の消え方も珍しい。この先は山間の農地だが、耕作されているようには見えなかった。休耕地か、あるいは放棄された農地のようにも見えた。とはいえ、洞内のあの轍を見ると、やはり定期的に車が通っているのだろう。…まず間違いなく軽トラだと思うけど…。
さて、というわけで、この先どこに抜けられるわけでもない。てことは。やっぱり。
こうなるわな。
大変申し訳ないが、けんさんご明察のダウンヒルはやはり画像なし。そんな余裕ないっす~(汗)。下りを例えるなら、「オン・ザ・レール」。轍に沿って滑り降りた、という表現が正しい。何しろ、ハンドルを切っても轍のまんま進んじゃうのだからして。
思えば…どうだろう、これが我が探索において初めてのムチャ経験(アハ体験みたいに言うなw)だったかも。これが伏線となっての、第三次房総探索でのギロッポンとか、それ以降につながってんのかな~とか。この前にもあったっけかなぁ?
帰り道、完抜けを報告してやろうとしたが、作業を終えたのか、おじさんの姿はすでになかった。うーん、残念!
以上、完結。