一点訂正があります。【1】で登場した隧道、小代1号隧道と書いてましたが、小代下1号隧道の間違いでした。失礼しました!
【2】より続く。
祠の先には
隧道、再び登場。それも…二本?
接近して、正対。
やっぱり扁額も銘板もないけれども、
小代下2号隧道で間違いない。
昭和31年建造、そのスペックは、延長18m、幅員5.6m、有効高4.1m。現代ならば切り通されているであろう、ささやかな隧道である。
右側の側壁が…
素敵やん(笑)。
しかも矢筈(やはず)積み。石の矢筈積みって珍しくない?いや、煉瓦でも珍しいけど(笑)。
では、進入…っつっても、
たった18m、あっという間に抜ける。
抜けて振り返り。
小代下2号隧道、南側坑門。
そして再び向き直れば、まるで
合わせ鏡のようなその姿。
もちろん小代下3号隧道である。
昭和31年建造、延長31m、幅員5.6m、有効高4.1m。3本の隧道は全て昭和31年建造だった。
同じような写真で恐縮(笑)。
国道のトンネルとして激狭ってわけではないが、紀伊半島内陸部を縦断する重要幹線においては、やはりいささかアンダースペックだったか。
小代下3号隧道、南側坑門。
3つの旧道隧道、無事確認完了!
この数百m先で旧道は終わり。何十分か前に旧道南側入り口から見た光景が確認できたので、そこから引き返した。
3つの隧道を擁する、3ケタ国道の旧道。この日時点では一部をのぞいてほぼ現役と呼んで差し支えない状態だったが、果たして現在どうなっているか。まさかあの通行止めが復旧される理由もないと思うので、おそらくは着実に熟成中の廃道となっているのではないかと。
この日以来この道を走ってないので定かではないが、そのうち確認してみたい。
案外長くならなかったな(笑)。
以上、完結。
なのだが、
追加でもういっちょ、セットで語っといた方がいい物件を、明日にでも。