もう2月も半分過ぎて、気持ちはかなり春。
冬はどうしても濃厚な物が食べたくなりますが、
暑い時と違って、何でも美味しく食べられる気もする。
ちなみに、パンは夏場とても消費(売り上げ)が落ちるので、
売るパンを控え、試作をしまくるという話を聞いたことがあります。
なので秋はパンの新作が出まくる、と。
まー、パン好きの私としては、
春夏秋冬いつでも『こいっ!』という感じですが(笑)。
そんないつでもwelcomeなパンでも、
季節によって食べたくなるもの、もしくは食べない方が良いものはある。
その代表がクロワッサン率いるデニッシュ軍団。
お店で見て『即食べ』ならいいけど、
暑いとね、ちょっと持ち歩いただけで、パリッパリ → シナシナ~ になる。
私はパンを噛んだ時、薄く焼かれたデニッシュ生地が、
パリッと音を立てて飛び散るのが好きなので、
シナ~、クニャ~って食感になると、
残念なんてレベルじゃない程落ち込み、気を失うくらいの勢い。
なので、寒くて乾燥MAXの冬場は、まさに『クロワッサンシーズン』なのです。
ちなみにクロワッサンって昔と形が変わったと思いませんか?
クロワッサンといえば三日月型じゃありませんでした?
今はまっすぐな形のものが多いけど。
もともとのクロワッサンの原型ができたのは1683年。
『オーストリア軍とトルコ軍の戦争』がはじまりというのが有力な説。
ウイーンに攻め入ってきたオスマントルコ軍にパン屋さんがいち早く気づき(パン屋さんは早起きですからね~)、
ウイーンが勝利したことで、トルコの国旗をかたどった三日月形のパンを作り、
食べたという。
その後オーストリアから嫁いだマリーアントワネットがフランスに伝え、
いまやフランスのパンの代表として君臨している。
ちなみにクロワッサンというのはフランス語で三日月という意味。
当初は今のようなサクサクものではなく、
フランスに入ってからバターなど油が入り、いわゆる『クロワッサン』になっていった。
という訳で、三日月型のクロワッサンはバターなどの油が入ったパンなんですよ。
この『など』が重要で、マーガリンとかバター以外の油も使われていますよという意味。
ですが、まっすぐな形のクロワッサンは、油はバターのみ使ってますよってことで、
『クロワッサン・オ・ブール』(ブールとはフランス語でバターと言う意味)と呼ばれたりしています。
つまり『流行り』で形が変わったんじゃないんですよ~
どちらが好きか人それぞれですが、多分、
食べた感というか、どっしり感、そしてお値段の高さは
三日月型 < まっすぐ
だと思います。
そしてこのクロワッサン、カロリーは先月のブリオッシュと1、2を争う高さ。
なんてったって、クロワッサンは生地作り使うバターとは別に、
折り込み用に生地の50%量以上のバターを使うんですから。
だからあんなにパリッパリなんですよ。
そんな、デブ道まっしぐらになるクロワッサン軍団をご紹介~
左上から時計回りに、
クロワッサン(まっすぐなのでバターonlyタイプです)
パン・オ・ショコラ(バータイプのチョコレートを芯にしてクロワッサン生地で巻いたパン)
クイニーアマン(セルクル型に入れてこれでもか!ってほど砂糖をふって焼いたパン)
クロワッサン・オ・ザマンド(焼きあがったクロワッサンにアーモンドペーストを塗り、
スライスアーモンドを散らしてさらにオーブンで焼いたもの)
パン・オ・レザン(クロワッサン生地でレーズン、場合によってはラムレーズンを巻いたもの)
ミルティーユ・ダノワーズ(ブルーベリーデニッシュ)
クロワッサン生地で作ったパンを集めたらすごーい種類になってしまうので、
この辺でにしておこうかと。
さてさて、あなたはどのパンがお好みですか?
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