もう、この手の文句には驚きませんが、ただ、ただ、呆れております。


沢口靖子の「科捜研の女 ファイナル」です。正真正銘のシリーズ最後です。


沢口靖子扮する榊マリコが、法律で認められていない方法を使って、犯人を割り出すのですが、当然、懲戒処分、場合によっては免職になります。


監察にもかけられ、ラスト近くになって、コマーシャル前に、このクレジットが流れました。「この後、衝撃の結末」。


ドラマのラストですから、あえて書きません。書きませんが、配信などの方法で、ぜひ、ラストをご覧になってください。


別に、マリコが死ぬなどとは、思っておりませんよ。けれど、あれのどこが衝撃の結末ですか?バカにするのも、いい加減にしてほしい。いや、あのクレジットを流した方は、説明してくださいよ。衝撃の結末の意味を。


最近、こんな手法が、局を問わず、本当に増えております。


どうせ、見ていればわかるのですよ。それを、なぜこんなあざとい手法を性懲りもなく使うのでしょう?


結局、見る側をナメているのだと思います。騙したところで、次はないのですから。


あまりに、レベルの低い行為です。そりゃ、視聴率も落ちますって。




先日、週刊文春と新潮の、テレビドラマに関するコラムを読んでおりましたら、亀和田武と吉田潮という、私が信頼しているおふたりが、同じドラマを推奨しておりました。


それが、「俺たちバッドバーバーズ」です。高石あかりを、世に送り出した、阪元裕吾が手がける深夜ドラマです。


中島歩扮する、原宿でカリスマ美容師になる夢を諦めた日暮は、片田舎の床屋に入ります。そこで、草川拓弥扮する、裏の顔を持つ理容師、月白と出会います。


最近、よくわからないキャラクターで、妙な人気になっている、中島歩ですが、ここでも、バッテリイズと長州力を足して二で割ったような、とても美容師とは思えない妙な髪型で笑わせてくれるのですが、草川拓弥も、ペヤングソース焼きそばを、生卵につけて食べるのが主食で、野菜はポテトチップで取るという超偏食ぶりで、それでいて、とんでもなく強いという、阪元裕吾ならではのキャラクターを、飄々と演じております。


ここに、謎の人物として、高良健吾も加わり、「ベイビーわるきゅーれ」同様、キレのいいアクションと、摩訶不思議な世界が繰り広げられます。


面白かった頃の、テレ東の深夜ドラマが、らしくなってきたという感じがいたします。30分という時間も、ちょうど良いです。


※原田琥之佑が、彼らと関わる高校生で出ておりますが、彼は原田喧太の息子です。と、いうことは、原田芳雄の孫ということです。


父はギタリストなので、祖父と同じ道を歩むようです。

古沢良太で、フジテレビといえば、どうしてもコメディの印象が強く、今回の「ラムネモンキー」も、私はコメディだとばかり思っておりました。


コメディ的な要素も、若干はありますが、これはかなり違っておりました。ただ、シリアスというのともまた違います。


反町隆史扮するユン、大森南朋扮するチェン、津田健次郎扮するキンポーは、高校時代の同級生で、映研に所属しておりました。木竜麻生扮する顧問の先生、マチルダにみんな憧れておりましたが、そのマチルダは、突然姿を消してしまいます。


様々なネガティブな噂が流れましたが、ある日身元不明の白骨が発見され、彼らはそれがマチルダではないかと確信します。


今回、3人は、学校のマドンナだった灯里の居所をつきとめ、彼女に会いにいき、マチルダの消息を尋ねます。


その灯里は、かつてユンが付き合っていたのですが、誰が演じて、どうなっているかは、今回の見ものです。


ユンは、ついこの間までは、勝ち組でした。大企業で要職につき、妻は美人で料理教室を開いておりました。それが贈賄で逮捕され、保釈はされましたが起訴され、会社に復帰したものの、閑職にまわされ、ついには妻と娘に愛想をつかされます。


チェンは、映画監督になりましたが、今ではテレビドラマの演出からもおろされるほどで、もはや過去の人でした。


キンポーは、唯一地元に残り、実家の床屋を継ぎましたが、認知症とおぼしき母を抱え、店も閑古鳥がないております。それぞれが、人生の岐路に立っておりました。そして、それは灯里もそうでした。


マチルダのその後を探すことは、かつての自分たちをも探すことでした。もう戻れない過去と、いまの自分たち。私は、ここから古沢ワールドが進化し、さらに面白くなると読んでおります。