古沢良太で、フジテレビといえば、どうしてもコメディの印象が強く、今回の「ラムネモンキー」も、私はコメディだとばかり思っておりました。


コメディ的な要素も、若干はありますが、これはかなり違っておりました。ただ、シリアスというのともまた違います。


反町隆史扮するユン、大森南朋扮するチェン、津田健次郎扮するキンポーは、高校時代の同級生で、映研に所属しておりました。木竜麻生扮する顧問の先生、マチルダにみんな憧れておりましたが、そのマチルダは、突然姿を消してしまいます。


様々なネガティブな噂が流れましたが、ある日身元不明の白骨が発見され、彼らはそれがマチルダではないかと確信します。


今回、3人は、学校のマドンナだった灯里の居所をつきとめ、彼女に会いにいき、マチルダの消息を尋ねます。


その灯里は、かつてユンが付き合っていたのですが、誰が演じて、どうなっているかは、今回の見ものです。


ユンは、ついこの間までは、勝ち組でした。大企業で要職につき、妻は美人で料理教室を開いておりました。それが贈賄で逮捕され、保釈はされましたが起訴され、会社に復帰したものの、閑職にまわされ、ついには妻と娘に愛想をつかされます。


チェンは、映画監督になりましたが、今ではテレビドラマの演出からもおろされるほどで、もはや過去の人でした。


キンポーは、唯一地元に残り、実家の床屋を継ぎましたが、認知症とおぼしき母を抱え、店も閑古鳥がないております。それぞれが、人生の岐路に立っておりました。そして、それは灯里もそうでした。


マチルダのその後を探すことは、かつての自分たちをも探すことでした。もう戻れない過去と、いまの自分たち。私は、ここから古沢ワールドが進化し、さらに面白くなると読んでおります。