前回のつづき


義母は言った。

向こうで過ごして、お金がなくなったら、

長宗我部(私の夫)ちゃん、私の事よろしくね♡

と。


私は咄嗟に言った。

それは違うと。



それとほぼ同じタイミングで長宗我部も

それはおかしい

と言っていた。


しかし、何も気づかない義母。


義兄家族のことを言ってるんじゃないのよ。

お願いしてるのは私の事だけよ〜


と。


長宗我部は私の横で納得できないと何度か言った後に、


もし本当にこの土地を売却するなら絶縁だ


と語気を強めて言った。


それを聞いた義母は、まるで志村けんのコントように、


え?何て?


絶縁!


え?何?


絶縁!!


と何度か聞き直して、3回目ぐらいに、


あ〜、絶縁ね


とボソッと呟いた。


そして

義兄嫁になぜそこの学校に行かせたいのか理由を聞いたら、子どもの行きたい学校に通わせたいって言ったから、仕方がないのよ


と話した。


このお家騒動の発端になるはずの義兄はと言うと、

役職定年まであと数年ある中で

今勤めている会社を辞めて、転職先が決まっているのか定かではない状態で引っ越すらしい。


そんな彼は今現在も長宗我部に売却の話などの連絡を一切せずにいる。









前回のつづき


この家を売って、義兄家族共に他県に引っ越して別々のアパートを借りて住む


と言われた。



確かに家に足を踏み入れた瞬間から何か違和感があった。

いつもは出ていない本が数冊その辺に積んであったり、義母から何となくウキウキ、ソワソワを感じたり。



応接間に通されて、義次の中学受験の結果から話は始まった。

4校受けて全勝だったようだ。

それはいい。よく頑張ったと思う。


で、簡単に言うと4校とも今住んでる家からは通えないので、進学する為には長嫁が帯同する。義長は私立でも国公立でも春から1人暮らし。

となると、長宗我部本家に義兄と義母が残り、

3箇所(厳密には4箇所)も居住地があることになる。

そうなるとその維持費が捻出できないので実家を売って、義兄家族3人と義母➕ペット3匹が同じ地方、しかも全然縁もゆかりもない県に引っ越して賃貸で暮らすという話になったそうだ。


そして、義母は言った。


向こうで過ごして、お金がなくなったら、


長宗我部(私の夫)ちゃん、私の事よろしくね♡


と。



私は咄嗟に言った



それは違うと。


書こう書こうと思っては先延ばしになっていたが、ついに筆を執る。


先日の殿とのドライブにも関係する話だ。


以前も書いたかもしれないが、長宗我部には兄がいる(以下、義兄)。


その兄は長宗我部母(以下、義母)が実の両親(義祖父母)と暮らしていた二世帯住宅を取り壊し、

17年程前に義祖母(義祖父はかなり前に他界)、義父母、義兄家族が住める三世帯住宅をその土地に建てた。

今は義祖母、義父も亡くなり、完全セパレート状態で義母と義兄家族(4人中3人)が暮らしていた。


今年は義兄の長男(義長)が大学受験、次男(義次)が中学受験と聞いていたので、お正月には帰省せず2月の終わりの週末に長宗我部と2人で帰省した。


帰省すると、義母から


この家を売って、義兄家族共に他県に引っ越して別々のアパートを借りて住む


と言われた。