前回のつづき


『大切な息子なのに実家の売却の相談もされないのですか?』


大切な息子の孫には何も残さないのですか?



その後長宗我部は2度ほど義母にLINEを送ったが、1度は既読スルー。

2度目はスーパーロングLINEを送ったのだが、

2週間ぐらい未読であった。

そして、忘れた頃に返信があり、あいもかわらず

長宗我部の送った内容に回答はなく、のらりくらりとした逃げるような中身の返信だった。


ちなみに長宗我部が送ったスーパーロングLINEの内容は私の予想に反して、義母を責めるような内容ではなく、彼女の資産管理を助ける為に、いくつか質問したようだった。

彼女は資産はあればあるだけ使ってしまう人なので。


それをわかっているのかいないのか知らないが、彼女は長宗我部からの連絡に向きあうことはなかった。


唯一、お仏壇とお墓の件には返信があったが、それもよくわからない返事だった。


長宗我部としては実家近くにあるお墓だけを残されても困るので墓じまいの依頼をしたが、


帰ってきた返事は


「今もお仏壇もお墓も守っています」


だった。


え?意味がわからない。


これからどうするんだ?って話である。


引越し先は今よりも都会なので、きっと義母は車も売却するであろう。

もし車があっても長距離運転かつ高齢なので

自力でお墓参りに来るのは難しいであろう。


義兄は私達よりお墓の近くに住みながら、ほとんどお墓参りをしていないのでは?


そんな2人なので墓じまいを依頼したのに、その返事。


痴呆なのか?と言いたくなる。



長宗我部が表面上は普通にはしているが、やはり心の憶測では


裏切られ感

(家族に)捨てられた感

寂しさ

怒り

がっかり

虚無感


など色々と感情が渦巻いているよう。


そんな長宗我部のそばにいる私も心中穏やかではない。


義母の


『解ってください』


が罪深い。

 

電話で話す事はなく、その後は長宗我部と義母が

LINEで連絡を取ることになった。


長宗我部は再度、

・家(特に土地)を売ることが反対であること

・実家の売買なのに次男である長宗我部に連絡の一つもないこと

・売却金の配分に義母の孫である殿が全く含まれてないこと


それらを含め、感情的に訴えてくる義母にこちらも感情論で連絡した。



自分はあなた達にとって家族でもなく、殿も義母にとって他の孫とは同等でないんですね


と。



そこで帰ってきた義母からのLINEは


『長宗我部ちゃん(以下長ちゃん)の気持ちは充分過ぎるほどわかります。長ちゃんは私にとって大事な大事な長ちゃんです。

長男、次男なんて関係ありません。

かわいいし、頼もしいし、命にかえてもいいくらい、大切な息子です。心の支えです。

大切な息子です。解ってください』




長男、次男なんて関係ないのに、大切な息子なのに

実家の売却の相談もされないんですか?


(今書いていても、長宗我部が気の毒で涙が出てくる)


大切な息子の孫には何も残さないのですか?