★「キリスト教のような一神教の教え」と「生成AIのようなものを創造してみたいという発想」は、関係しているのではないかと思ってきた。AIも使いながら考えてみたい。
「一神教的な世界観」と「人工的な知性を創造したいという発想」には一定の関係があると考える研究者は少なくないようです。
ただし、それは単純な因果関係ではなく、世界観の“構造”がAI的発想を促しやすかったというです。
■ 結論:一神教の世界観は「人工的に知性を作る」という発想と親和性が高い
*その理由は主に3つあると思う。
①「世界は創造された」という発想 → 人間も“創造者”になりうるという思想
キリスト教などの一神教では、
世界は神が設計し、創造したもの
人間は神の似姿(imago Dei)である
という前提があります。
すると、人間もまた
「世界を理解し、創造することができる存在」
と位置づけられる。
この“創造者の似姿”という位置づけは、
人間が新たな知性(人工知能)を作りたいという発想を支える背景になる、と指摘されています。
たとえば科学史家リン・ホワイト Jr. などは、
キリスト教的世界観が、人間を自然の“管理者”=“創造者の代理”と見なす発想を育て、科学技術を促進した
と論じています。
AI もその延長にあると解釈できます。
② 神は“ロゴス(理性・言葉)”で世界を創ったという思想 → 世界は「論理」「法則」で記述できる
旧約聖書の創世記、第1章には「神は言葉(ロゴス)によって世界を創った」と描かれています。
ヨハネ福音書でも
「初めに言(ロゴス)があった。
言は神とともにあった。
言は神であった。」
とされる。
ここにあるのは、
世界は“言語”や“論理”で表現できる
世界には神の作った秩序(ロゴス)が宿っている
だから人間はその秩序を読み解ける
という考え方です。
現代AIの基礎である
記号論理
アルゴリズム
数理的世界観
世界は計算可能である、という発想
は、こうしたロゴス中心の世界観と相性が非常に良い。
③ 超越的存在が“外から世界を操作する”という構造 → 外部から「人工知性」を作るイメージと一致
一神教は、神が世界の外にいて世界を創造した、と考える。
この「外部からの創造」という構造は、
人間が“外側”から知性(AI)を作る
人工的に“生命のようなもの”を設計する
という近代科学の発想と重なります。
*仏教のような「縁起」「相互依存」「生成のプロセス」による知性観とは、構造が大きく異なる点です。
★以上、一神教と人工知能を巡って考察してみた。
ChatGPTの回答を参考にまとめている。
