6月も終わりになり梅雨らしくなってきました。
こんなときに冷房が故障、家の中は只今最悪です・・・
さて、本試験の問題は出題者の意図が働いています。
それを頭に入れておくことが冷静な対処につながります。
◆出題者側の目線
出題者は、大変なのでやりくりに走るのだと思います。
何が大変かと言えば、点数6割で合格ラインとしてるのに、
合格率を10%強程度にしなければならず、
恐らく調整するのは相当大変だと思うのです。
出題者としては、受験生が点を取りすぎると60点どころでは
なくなってしまうので、なんとかして減点しようと考えます。
それでいて合格率も10%を意識しているため、
採点後にいわゆる配点調整がされていると噂されます。
出題者は合格者が60点ぐらいになるようにするために、
過去いろいろな手を繰り出していた印象です。
見たことのないような問題や解答欄であったり、
絶対に時間内に終わらないボリュームであったり、
問題を解くために必要な情報が他の問題文にあったり、
受験生がやってなさそうなところをついたり、
受験生からしてみたら、えっ!?ということが多いです。
受験生をえっ!?と思わせることが、
意図的ですらあるように思えます。
焦ってミスを連発して全体の点数が下がってくれれば、
出題者としては6割に近づき思う壺ということになります。
私は出題者ではありませんので真相は分かりませんが、
もしそうだとすれば、受験生側から見たときには、
出題者には出題者の意図があるのだろうということを
頭に置いて試験に臨まないと焦って失敗しかねません。
◆まるで答案を通じた心理戦のよう
受験生は答案を通じて出題者とかけひきしてるかのようです。
いずれによせ、合格ラインへ点を積み上げるためには、
出題者が仕掛ける罠に対処していかなければなりません。
実力が同じぐらいの受験生が合格ライン周辺に集中して、
その中で数点を争っている中では差もつくことになります。
心理戦に慣れるには普段の学校の問題だけではなく、
過去問を解いておくことはその点でも大事だと思います。
そして、試験当日はただでさえ緊張しやすいところ。
普段から出題者が罠を張ってくると思って当日臨まないと、
変な出題を見た瞬間に緊張が増してミスしやすくなるでしょう。
出題者にこうした意図が働きやすいことを意識していれば、
難問奇問に出会っても、「ここでそうきたか~」ぐらいで、
少しは冷静に受け止めることができるようになります。
冷静に受け止めることができれば、対処しやすくなります。
これみんなが困るやつだよね?と俯瞰した見方もでき、
問題を飛ばすなり、少し書いて部分点を狙うなり、
沼にはまらない程度に何か工夫できることを考えられます。
出題者の意図を意識して冷静に対処できるようになりましょう。