扇風機用調速機の製作 | CLAYの日記

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老後の為の忘備録

 DC式扇風機、凄く重宝してる。
微風調整が出来るので、エアコン併用で寝ると夏も快適。
あれからもう1台買い足した。

 


 AC式の欠点は弱にしても然程弱くならない事。
上のリンクのNational製は結構な所まで絞れたけど、価格もそれなりだった。
会社には子供が使っていたドラえもん扇風機を持ち込んでるんだけど、強弱の2段階設定。
弱でも状況次第だと気分が悪くなるので何とかしたいなぁ。
下写真は転載です。

 



 …調光器が使えると思うんだけど、今時手に入るのか?
ネットで調べるとまだあるようで、皆さん結構トライしていて評価は様々。
物は秋月電子の万能調光器キットが@600円だけど、訳解らないのが2個でこの価格だったので買ってみました。

最安値の時は@200円だったみたい…世の中どうなってるんだろうね。

 



 ドラえもん扇風機は会社なので、TRIALで買った愛用の1,990円扇風機に繋げてテストです。
良い感じで使えますが、半分も絞らない内に回転が止まります。

 



 これはポテンショメーターで調整するようです。
試しにどれだけ回るかで右に160回転したら疲れたので、ここで試すと何所でも全開。
左に80回転しても駄目なので更に40回転して、行き過ぎたので右に20回転してと調整していきます。
最終的には半回転で微妙に変わる所まで来て、自分の好みで調整。
折角なのでオシロスコープで波形を見ました。
絞り切った時…45%くらいかな?(元電源と重ねてます)
この時点でモーター音が少し大きくなりますが、風切り音が無くなるので差し引き同程度か。

 



因みに全開時は下の通り。

 



 ケースは3D-CADで設計。
昔は自作してもケースに難儀しましたが、今は楽になりました。
本体。

 



蓋。

 



出来上がりは下の通り。

 



 実装状態。
一発出力で若干の不具合(基板が入らない)がありましたが、少し削る程度で対応できました。
もう一台作れるのでフィートバックしておく。

 



完成状態。

 



前面。

 



背面。

 



 回路図も作成しました。
読めなかった部品の数値は無し。

 



 40年以上前に見た回路とほぼ同じ。
秋月電子のにはヒステリシス低減回路があるのですが、これには無いので少し面倒臭い。
皆さんダイオードブリッジを追加されているようだけど、手持ちの10D1を2個でも行けそう。
なので気が向いたら2台目は部品追加して作ろうと思います。