ここ30年以上暖冬が続いているけど、それでも冬は寒い。
我が家は基本暖房は灯油頼り…今は主にファンヒーター。
熱量単価としては灯油よりもエアコンの方が安いようだけど、如何せんニスい。
(当地を含む広範囲での方言で、微妙な違いはあれど共通して”鈍い”の意味)
まあ灯油の値上がりも激しいし買いに行く手間もあるので、今後(老後)は再考の余地ありかな。
我が家全体として見るとそうなんだけど、私の2畳の自称書斎は暖房事情が少々異なる。
狭いので大抵は3年前に買い替えた400Wの電熱ヒーターで事足りる。
これじゃ我慢できない真冬の一時期は、レインボーストーブの出番。
帰って来てからの数時間だから、結構面倒臭い。
現行のレインボーストーブと同じなら2.5kWの熱量なので十分すぎる…と言うか、電熱と差があり過ぎ。
そんな中イワタニのカセットガスストーブCB-STV-MYDが、近所のホームセンターで1万円弱だったので買ってきました。
小さい灯油ファンヒーターと同程度の価格、またカセットコンロが3,000円程度で買える事を思うと高いね。
取り敢えず試しに火入れ。
流石に一次エネルギー…しかも気化ガスを燃焼させているので、温まるのも早い。
熱量1kWなら真冬でも大丈夫じゃないかな…電熱と併用しても問題無い。
電気不要のポータブルなので、ホビールームその他でも使えそうだし。
ところで燃料代はどうなんだろ。
全体の話は上記リンクとして、単純に熱量単価として。
エアコンは我が家で一番稼働率が高い娘の部屋のパナソニック製CS289CEX(2019年製)のスペック。
能力3.6kW、消費電力870Wなので、関西電力単価28.70円/kWhとして、
(28.70円/kWh*0.87)/3.6kW=6.94円/kWh(3.6MJ)
灯油ストーブはトヨトミのレインボーストーブが現行品と同じとして能力2.5KW。
灯油の発熱量が36.5MJ/kg、比重を0.79として1.27L/kg、灯油単価を100円/Lとして、
(100円*1.25L/kg)/(36.5MJ/3.6MJ)=12.33円/kWh(3.6MJ)
いつも使ってる電熱(カーボン)ヒーター、ユアサのYA-C400Yは電気代イコールだから28.70円/kWh(3.6MJ)
そして今回のイワタニのカセットガスストーブCB-STV-MYDはブタンガスの発熱量49.5MJ/kg。
CB缶のガス量は250g/本、百均で買ったとして110円/本。
(110円*4本)/(49.5MJ/3.6MJ)=32.00円/kWh(3.6MJ)
駄菓子菓子、私は先週近所のドラッグストアの開店セールで、CB缶を198円(税込み)/3本で買いました。
今使ってるのは248円/3本で、その前は168円/3本だったのを大量購入しておいた。
一般によくある248円/3本としても、(248円*(4本/3本))/(49.5MJ/3.6MJ)=24.05円/kWh(3.6MJ)
こんなこと書いて、「純正品使用じゃない」とかの面倒臭いコメントは…来ないよね?(笑)
まとめると1kWh(3.6MJ)当たりの単価は
エアコン6.94円
灯油 12.33円
電熱 28.70円
ガス缶 24.05円
思ったほど高くない…と言うか、電熱ヒーター高過ぎ!
精錬された二次エネルギーの電気を単に熱にするのが、如何に浪費なのかという証左だね。
同様に液化処理して航路で運び、態々缶詰にするCB缶も無駄なんだけど。
それでも電熱より安いのは意外だった。
折角買ったんだから活用しなきゃ。