Meta Description の存在意義(2010年12月26日)
Meta Description の存在意義
電気設備SEO(2010年12月26日配信)
http://pub.ne.jp/denki/?entry_id=3385211
SEOを考慮したHtmlタグの構築を考えた場合、話題になるのが「Meta Description」「strong」「meta keyword」です。
Meta Description は、検索結果に表示されるSERPで、スニペットの内容に影響を与えるもので、サイトの内容が端的に解説されていれば、CTRの増加につながるという性質があります。
strong は、文字を太字で表現し、検索エンジンに対して「この文章を強く強調したい」と主張するタグです。過去、このタグを記載することで上位表示が容易だったとされる時期があり、スパムが横行したため、現在では効果がないタグだと言われています。
Meta keyword は、検索エンジンに対して「このページのキーワードはこれだ」ということを伝えるタグです。strongタグと同様、現在では効果がないタグとされています。
10月末頃に、当方が運営しているサイトから「meta keyword」「strong」を撤廃しましたが、Googleに関しては検索結果に影響なし、Yahooでは逆に増加するという結果になりました。新規コンテンツを作成するたびに、keywordを考える手間が省けたため、作業効率のアップするという効果も生まれています。
Meta Description の設定
Meta Description は、Googleのランキングを決定する要素としては、使用されていないという意見が一般的です。現在Yahooの検索エンジンはGoogleに同化しているため、影響についてはGoogleだけを主眼に置きます。Bingなどは対象外としました。さて、前述したように、Meta Discription は、検索エンジンのSERPにおいて、サイトの内容を示すテキストとして利用されます。魅力的で、クリックしたくなるようなテキストが記載されていた場合、クリック率の増加を狙う事が可能になります。検索エンジンを使って検索したユーザーが「求める情報がここにある」ということを端的に説明できる文章を目指すと良いでしょう。
Meta Discription を記載する場合は、headタグの内部に「meta name="description" content="★ここにテキストを入力★"」という記載で行います。概ね110文字程度までなら、切れずに表示されると思います。特殊文字も、問題なく表示してくれます。
Meta Discription を記載しないという方法
Meta Discription は、検索エンジンの結果表示に利用されるため、必ず書かなければならない…という考えもありますが、当方が運営している「電気設備の知識と技術 」というサイトでは、トップページやカテゴリページなど、テキスト量の少ないページを除き、Meta Discription を記載しないという手法を採用しています。これは、各コンテンツが、ロングテールを狙っているというのが最も大きな理由です。ひとつの事例として、当方が公開している電気ヒーター に関するコンテンツを紹介します。Meta Discription は、下記の通りでした。
「電気ヒーター暖房器具の概要、仕組みについて解説しています。低温やけどに関する注意や、温度と時間の関係などもあわせて解説。遠赤外線による人体への効果や、電気ヒーターとエアコンの特性比較など、各種知識を公開しています」
記載することができたキーワードは「電気ヒーター」「仕組み」「低温やけど」「遠赤外線」「特性比較」というように、技術論に関する記載に傾いた文章です。
アクセス解析によって来訪したユーザーのキーワードを調査すると、「電気ヒーター」までは良かったのですが、「電気代」「価格」「選び方」「種類」という内容が大多数を占め、先ほど記載した「仕組み」「特性比較」といった固い内容の検索は、少数派でした。
この場合、Meta Discription を「価格」「電気代」の説明にシフトしてしまうと、「仕組み」「特性比較」のユーザーに対しては不便になってしまいます。ロングテールを活かした記事作りをしている場合、たった110文字しか表現できないため、全てのユーザーに対する説明文の記載というのは、困難極まるということがわかりました。
このような経緯から、Meta Discription の記載を削除し、Googleに検索結果をまかせるという判断を行い、トップページ・カテゴリページを除き、各種コンテンツのページから Meta Discription を全て削除しました。
ちなみに、Googleで検索を行った場合、Meta Discription に記載された内容がまず参照され、検索キーワードが記載されていなかった場合、内部ページのコンテンツからテキストが引用されます。この場合、Meta Discription に記載した内容は無視されることになりますので、削除をしなかったとしても、Googleの自動判別によって最適と思われる部分が引用されていたかもしれません。
しかし、Meta Keyword の説明時に記載しましたが、「keywordを考える手間が省けたため、作業効率のアップする」という利点を考えると、記載しないという方法も十分に効果がある、と考えられます。現在では、新規コンテンツにMeta Discription をまったく記載しないという方法で落ち着いていますが、アクセス数やCTRの減少は、特に発生していません。
結び
ページに記載されている内容が、極めて限定的であれば、Meta Discription を記載することでユーザーへの利便性を高めることが出来る、というのは間違いないことかと思いますが、ロングテールを狙っている長文ページの場合、効果が無い場合があります。そんなときは、思い切って「記載しない」という判断をしてみてはいかがでしょうか。順位は変わらないでしょうけれども、CTRが上昇するかもしれません。なお、テキスト量が少ないページや、リンク集など、十分なテキスト量がないページの場合は、問答無用で Meta Discription を記載する、という判断にするのが望ましいと言えます。スニペットが悲惨な表示になりますので、合わせてご注意を。
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IPアドレス分散は本当に「リンクの価値が上がる」のか(2010年12月29日配信)
被リンク元のサーバーのIPアドレスを分散させたリンク売買してるSEO業者もたっくさんありますねー。
IP分散すればリンクの価値が高まって、上位表示に有効!ってやつ。
SEO第一人者としておなじみアイレップの渡辺さんが、その事に関しての記事を載せていました。
当たり前の事だけど、結果を早く出したい!と目先の順位に追われて手を染めてしまいがちなリンクの購入。
虫眼鏡業者も消された事だし、スパム的なSEOには手を出さない方が賢明です。
SEOって魔法じゃないんだから、なんにもしないで、次の日から上位表示なんて
美味しい話はないのよ~w
IP分散のリンクだと価値が上がるんじゃなく、IP分散のリンクの方がスパムとして認識される可能性が
ほんのちょっとだけ減る。って事ですね。
記事はこちら↓
SEO:IPアドレス分散とSEOの関係 - IPアドレス分散は本当に「リンクの価値が上がる」のか?
http://www.sem-r.com/seo/20101229203822.html
以下本文です。
「IPアドレス分散とSEOの話」について、別媒体にて過去にFAQ形式で解説をしたことがありますが、改めて、追加・補足含めて解説をしておきま
す。Yahoo!
JAPANが検索エンジンを切り替えたタイミングで、改めてSEOのリンク構築施策を見直そうという方が増えてきたようですが、その評価・検討において、
IPアドレスとSEOの関係がわからないために判断できない人がちらほら見受けられるようになったためです。
共用サーバと専用サーバでSEOに差があるのか?
ホスティングサーバを提供する会社のメニューを見ると、同じIPアドレスを複数のサイト(利用者)で共有する(shared IP address)サーバと、1つのサイトで占有する(dedicated IP address)サーバの2つに大きく分けられます。新たにサイトを構築する時に、両者に差はありません。また、両者が発する/受けるリンクの価値も同等 です。
今日は多くのサーバがIPアドレスを共有してホストされていることが多いため、検索エンジン(Google)もIPアドレスの共用/専用を考慮せ ず、同等に扱います。ちなみに米Google技術担当ディレクター・Craig Silverstein氏や同社ウェブスパムチームのMatt Cutts氏も、同様の発言をしています。
検索エンジンは、IPアドレス単位ではなく、ドメイン単位でリンクの評価をしていると理解してください。サーバを選定する際に、バーチャルホストか どうかを考慮する必要はありません。IPアドレスの提供方式が共用か専用かを気にする必要もありません。Googleは、そのサイトも、そこから発する/ 受けるリンクも、同等に扱います。
レンタルサーバは日本国内と海外、どちらが有利か?
レンタルサーバ選定において、SEOを前提とした場合に日本国内のサーバ会社と海外のサーバ会社、選択によって差はあるのか?という質問も頂くのでお答えしておきます。
結論としては「考慮する必要なし」です。確かにGoogleは、サイトの位置情報の関連性(Location Relevance)を評価する上でIPアドレスを参照します。日本国内のレンタルサーバであれば(日本国内のデータセンター設置であれば)日本に割り振 られたIPアドレスを、米国のレンタルサーバであれば(同じく米国内のデータセンター設置であれば)米国に割り振られたIPアドレスが与えられます。よっ て、後者の場合、サイトが米国と判定される要素にはなりえます。
しかしながら、Googleはロケーションの決定において IPアドレスのみを参照するわけではなく、ドメインのccTLD / gTLD や、サイトで利用されている言語、サイトに張られているリンクのローカル性など、複数のシグナルを見て総合的に判断しますので、通常は問題になりません。
言い換えると、日本国内のレンタルサーバ会社を選択肢が方が google.co.jp で検索順位が有利になる、ということも一切ありません。IPアドレスと順位には一切、関係はありません。
※ 注 極めて特殊なケースで考慮しなければいけないこともある。たとえば、ドメインが ccTLD で、かつ、ccTLDが示す住所とウェブサイトの記述言語が全く異なるケース。具体的には、○○○.jp という日本のccTLD なのに言語はヒンズー語で記述されていて、日本在住の中東地域出身者を相手にしているような場合。ただし、このケースで問題が発生したのであれば、解決策 はドメインを中東の国の ccTLD に変更する方が確実なので、やはりIPアドレスの議論にはならない。
IPアドレスのユニーク性は、リンクに付加価値を与えない
次に、本題であるIPアドレスの分散とリンク評価の関係についてです。
IPアドレスのユニーク性というのは、検索エンジンスパマーが構築した、評価すべきではないリンクネットワークを検出し、価値を下げる (devalue)ための判断指標です。IPアドレスのユニーク性によって、リンクの価値があがる(put greater value)わけではない点に注意してください。
たとえば、ここに2つのサイト(A、B)があったとしましょう。サイトAがサイトBにリンクを張る時、両者のIPアドレスを問わず、リンクは同等の 価値が与えられます。同様に、50のサイトが存在して互いにリンクを張り合った場合、それらを同じIPアドレスでホストしても、あるいは50のユニークな IPアドレスを用意しても、リンク価値は同等となります。
たとえば30以上のメディアを運営している企業が、SEOを強化するためにサイトのIPアドレスについて検討する時、検索エンジンスパムと認定されるリスクや、SEO効果最大化のためのIPアドレスのユニーク化を検討する必要は、全くありません。
「IPアドレスを分散化することによってリンクの価値が上がる」という表現は、間違いではないと私は思います。ただし、この表現の意味は、後述する ように、数万以上のリンクを一度に生成/獲得しようとする時に、IPアドレスのユニーク性を担保することによって「リンクの価値低減を最小化す る」(minimize devaluation)と解釈をして下さい。
検索エンジンは、リンク解析を通じて、サイトの持つ重要性や価値を判断しようとしています。人々に役立つ、有益なサイトの識別のためにリンクを解析 するため、その価値の不当な操作につながるリンクは評価をしたくないのです。その、不適切なリンクを検出するためにGoogleは様々なシグナルを用いて 判別を試みており、そのシグナルの1つがIPアドレスです。
IPアドレスのユニーク性を考慮しなければならない条件とは
繰り返しになりますが、一般的に、企業内のSEO担当者が、通常のSEO実施活動においてIPアドレスのユニーク性を考慮する必要はありません。そ もそもの話として、「外部リンク構築施策」 - 第三者から自社のサイトやコンテンツにリンクを張ってもらう、それを促すための活動 - は、元来、様々なサイト(=様々なIPアドレスでホストされたサイト)からリンクを受けるという性質を持っていますので、IPアドレスの分散性を考慮する までもありません。普通に自然リンク獲得の活動を行っていればIPアドレスは分散されて当然の話なのです。
では、それにも関わらず、なぜSEOの世界には「IPアドレスの分散」という話が登場するのか。答えは、それを考慮しなければいけない特定の状況があるからです。
外部リンクの対策において、IPアドレスの分散に配慮しなければならない状況とは、次の2つのケースです。
- 数千、数万単位のリンクを供給・販売しようとする一部のSEO会社
- 数千、数万単位のリンクを獲得・購入しようとする一部の企業
先述した通り、真っ当な(ホワイトハットな)SEOを行う限り、必然的に被リンクのIPアドレスは分散されるので考慮するまでもありません。しか し、ちょっとグレー、あるいは手法そのものがブラックハットなものを、グレーに薄めるために、IPアドレスを分散させる必要があります。
冒頭で述べた通り、検索エンジンは、サイトの価値や重要度を不正に操作しようとしているリンクやそのネットワーク(リンクファーム)を除外しようと しています。条件 1. のように、あるサイトの被リンクの90%以上が、同一IPアドレスからホストされたサイトからのリンクであったり、あるいは一時期(あるいは一定期間)に 増加したリンクの大半が同一クラスター(一連のサイトネットワーク、Bad Neighborhood)であれば、検索エンジンはそのリンクを疑うわけです。そこで、該当する人たちは、「不自然なリンクを、自然なリンクに振る舞わ せるように」IPアドレスを変えようとするわけです。
IPアドレスを分散化すれば、検索エンジンスパムのリスクは低減するのか?
GoogleがIPアドレスを参照してリンクの正当性を判断するような仕組みを取り入れたのは、2004年頃と推定されています。この時期は、 Florida Update、Austin Update, Brandy Update といった、Googleの大規模なランキングアルゴリズム変更が相次いで行われていた時期です。それから7年の月日が経過した今日、Googleはさらに 高度なアルゴリズムでスパムリンクを検出しています。
したがって、IPアドレスの分散性というのは、今日では小さな小さな要素の1つに過ぎません。IPアドレス分散は、自然リンクを振る舞うための小さ な必要条件の1つに過ぎません。「それだけ」では気休めにもなりません。悪意あるサイトのクラスター(Bad Neighborhood)を発見するために、インバウンド/アウトバウンドリンクの本数やページ/ディレクトリレベルの設置位置、ページ内の設置位置、 共起リンク、コンテンツ、アンカーテキスト、及びターゲットサイトのオーソリティや重要度など、様々な要素の解析を通じて総合的にリンクの価値が決定され ています。
リンクを販売している業者のサイト上の説明を読む限り、残念ながらIPアドレスが分散されていれば十分と考えている方は少なくないようです。また、 ある程度詳しい方が運営されているケースで、フィルタリングの網の目を上手いことかいくぐっているのに、ちょっとした落ち度があるようなケースもありま す。
現実に毎年、SEO会社が運営しているであろう数千単位のサイトがある日突然、Googleからペナルティを受けてインデックス削除や PageRank無効化の制裁を受けているという現実が示す通り、Googleのスパム排除技術は日本語圏においても年々、着実に高度化しているので、 「ちょっと詳しい」レベルでは対応できなくなってきています。
ちなみに、どのような経緯であれ、ある時点において、あるサイトに向けられたリンクの大半が同一IPアドレスからのサイトになることは通常、あり得 ません。つまりIPアドレスの同一性/分散性というのは独立した指標(independent factor)として捉えてよいものであり、仮に皆さんが「バックリンクの増加量を調節する」などの小細工をしても意味がないことも理解して下さい。 Bad Neighborhoodの判定は、IPアドレスのみによって行われるわけではありませんが、それ以外の要素の判定をすべてクリアしていればIPアドレス は無問題というわけでもありません。
まとめ
最後に結論を。本文で述べたような「条件」に該当しなければ、IPアドレスの分散性は考慮しなくて結構です。
- 「子会社10社のサイトを相互にリンクしたいのだが、ペナルティの危険性はあるか」
- 「新規事業立ち上げにあたり新しいサイトを構築する。このIPアドレスはコーポレートサイトと同一で問題ないか」
- 「10以上のニュースメディアを運営している。グローバルナビでそれぞれのサイトへのリンクを設置したいがリンクファームを認識される心配はないか」
こんな質問を定期的に頂くのですが、いずれも心配ありません。しつこく繰り返しますが、あくまで悪意あるBad Neighborhood、不正にランキング上昇を狙った大量リンクでなければ、IPアドレスの相違はSEOの評価に関係ありません。さらに、IPアドレ スの相違はペナルティによりdevalue(価値低減)はあっても価値増加(add value)はありませんので、その意味でも上記質問のようなケースで、あえてIPアドレスを固有化しなければいけない合理的な理由は、今日はありませ ん。
Some SEO myths (Matt Cutts)
http://video.google.com/videoplay?docid=3583760678227172395#
Craig Silverstein answers your Google questions (Google Director of Technology Craig Silverstein)
http://interviews.slashdot.org/interviews/02/07/03/1352239.shtml?tid=95
#
最後に補足。Googleはオーソリティサイト(authority
site)を識別するための方法の1つとして、被リンクの分散性、つまり「リンクの多様性」(link
diversity)も検討します。
リンクの多様性をさらに分類した時に、その多様性の範囲が特定の地域に限定されるのか、広範囲に及んでいるのかによる 差はあるかも知れません。つまり、(日本語サイトの場合に)多様性の範囲が国内が大半を占めるのか、様々な国・地域からに及ぶのかということです。
この両者の比較においていえば、後者の方が オーソリティ・サイトと認めてもらえるかも知れない可能性は高いかもしれません(この場合は add valueと捉えて良い)。
しかし、この差を定量的・定性的に判断することはできません。
実際のところ、この議論は8年ほど前から存在しますが、誰も明確 な回答を導き出せていません。検索エンジン開発者の視点に立てば、これはきっと必要条件の1つではあるかも知れませんが、しかし、リンクの多様性の範囲が ランキングに与える影響は全くわからないのです。
また、この議論が行われていた当時は、ロケーションやソーシャルの概念がなかったので、そもそも論とし て、今日においてこの話は本当に重要なのかといわれると、かなり怪しいです。
というわけで、やっぱりIPアドレスは、本文で述べた条件に合致する方以外、 別に知らなくていいんじゃないの?というのが私の見解です。
つまり私が言いたいことは、こんな細かいことは、ほんと、どうでもいいし、こんなことに気を遣わなくていいSEOを考えてみてくださいということです。
Google検索とYahoo!検索の相違点まとめ (2010年12月03日配信)
インターフェースの変わった各検索エンジンの相違点についてのまとめが
SEMリサーチに掲載されていました。
記事はこちら↓
Google検索とYahoo!検索の相違点まとめ (2010年12月03日)
http://www.sem-r.com/news-2010/20101203161241.html
以下本文です。
報道によるとYahoo! JAPAN のGoogle検索エンジンへの移行が完了 したとのことですが、ここでGoogleとYahoo!検索の違いについて簡単にまとめておこう。箇条書きで列挙する。なお、これらはすべて独自に調査したものであり、Yahoo! JAPAN が公式・非公式に明らかにしたものではない。また、今回はあまり多くの検索クエリで検証していないため、間違いがある可能性がある点をあらかじめお断りしておく。
■ キーワード入力補助(Googleオートコンプリート)
両社それぞれ独自の機能を搭載。当然ながら同じ検索クエリを入力中でも異なる候補を表示する。Yahoo! JAPAN は一部の業者により不正操作されすぎ [UPDATE: Yahoo! むしめがねSEOスパムに警告
] 。Googleは検索数やトレンド、ワード属性、CGMのクローリングなどを組み合わせている。関連検索(その他のキーワード)も然り。
■ 地域系クエリにおけるプレイス検索との統合
Yahoo! JAPAN 側では行われていない。両社の提携は「ウェブ、画像、動画、モバイル」なので、ローカル検索は対象範囲外。
■ 過去の検索履歴によるパーソナライズ検索
(クッキー/ログイン)
いずれもGoogleのみ。検索技術にGoogleを採用している検索サービスで、(Googleの)パーソナライズ検索が搭載されているものは世界を見てもありません。ちなみに米Yahoo! Search のエンジニアたちはパーソナライズ検索に消極的な意見をたびたびインタビューなどで公言していたが、日本がどう考えているか不明。
■ ロケーション(位置情報)によるパーソナライズ
たとえば神奈川県横浜市内のIPアドレスから検索した時に、横浜市内の情報を優先表示する機能。Yahoo! JAPAN側では確認できなかった。あらかじめ検索位置情報を追加する機能もYahoo! JAPAN側にない模様。
■ ユニバーサル検索(画像、ウェブ、地図、動画などの混在表示)
Yahoo! JAPAN も同等の機能を従来から提供(ブレンド検索
)していますが、表示するコンテンツは自社の各プロパティ。これらコンテンツはポータルサイトとして成長してきたYahoo! JAPAN の重要な、そして差別化要因となる財産ですから、戦略的にこうするのは合理的。
■ 検索ツール
コンテンツの種類や時間軸など様々な軸で検索対象を絞り込む機能。Googleのみ。(関連:Google、「検索ツール」を提供開始
)
■ スター(☆印)機能
SearchWikiの廃止に伴って追加された機能で、お気に入りブックマークのようなもの(関連:グーグル、ウェブ検索結果から「お気に入り」登録できるスター機能を追加
)。ところでGoogleのスターを活用している人ってどれくらいいるんでしょう?
■ リアルタイム検索 (※ TwitterやFacebookの最新投稿を表示する機能として)
リアルタイム検索はGoogleのみ、現時点で Yahoo! JAPAN 側で確認できず。(将来的には、Yahoo! JAPAN も何らかの形で取り組んでいくのではないでしょうか?いまのトレンド考えると)
■ ソーシャル検索
ソーシャル検索
TwitterやRSSフィード購読先、Gmailコンタクトリストなどからソーシャルサークル(ソーシャルグラフ)を構築して、友人・知人の作成したコンテンツを自然検索結果に表示する機能。日本版はまだ提供されていないが、Googleアカウントと紐付いている機能であるから、Yahoo! JAPAN側に提供される可能性は低い。
■ QDF
(ホットな話題のキーワードで検索した時に最新ページを優先表示する機能)
Yahoo! JAPAN 側では12月から確認できた。ちなみに同じGoogleを採用していてもBIGLOBEはQDF相当がないので、最新ニュースに関するクエリで検索しても、最新ページが上位に優先表示されることはない(2010年12月2日時点)。cf. 2010年12月4日7時30分時点で「ヤクルト身売り」と検索したときの、Google/Yahoo!と、BIGLOBE/gooの比較など
■ 法的要請によりGoogleが削除したページの扱い
Googleで非表示だがYahoo! JAPAN 側で表示されるケースを確認。この場合は、検索結果ページに11件のウェブページが掲載されることになる模様(確認事例1件)。検索結果から除外されている場合に、Google同様にその旨を表示するかどうかの事実確認はできなかった。
■ ○○○(ドメイン名)のその他の検索結果を表示する
検索クエリと合致するコンテンツが同ドメイン内に複数存在した場合に表示されるリンク。クリックすると展開されてウェブページが数件追加表示される。Yahoo! JAPAN では確認できず。
■ 「類似ページ」
ヒットしたページと類似するコンテンツが存在した時に表示されるリンク。Yahoo! JAPAN 側では確認できず。
■ サイトリンク
Yahoo! JAPAN、Google両者で確認。表示される情報も同一。
■ ワンラインサイトリンク
Yahoo! JAPANでは確認できず。
■ インスタントプレビュー
Googleが2010年11月より提供開始した、リンク先ページ全体のサムネイルを表示する機能。Yahoo! JAPAN 自然検索結果には搭載されていない(関連:Google、「インスタントプレビュー」提供開始
)
■ Googleインスタント検索
2010年9月より米国で開始された入力中の文字列からクエリを予測して検索結果を自動的に表示する
機能。12月3日時点で日本版は提供されていないが、仮にGoogleで開始されてもYahoo! JAPAN側には搭載されないと思われる。UIに関わる部分なので、Yahoo! JAPAN がもっと良いと考える形の機能が出てくる可能性あり。
■ ウェブページの地域属性表示
ウェブサイトが対象としている国・地域を表示する機能(e.g. Googleで「AOL」と検索した時に、米AOLのサイトのURL欄に「アメリカ合衆国」と表示)。Yahoo! JAPAN側では確認できず。
■ サーチスニペット
検索クエリに言及する文章が書いてあるセクションに直接アクセスできるように、スニペット(説明文)内にリンクを表示する機能。Yahoo! JAPAN側では確認できず。なお、Googleにて、以前と比べ文章先頭にショートカットリンクが掲載される確率ががくんと減った印象。
■ URL欄にサイト階層(パンくず)を表示する機能
URL欄に › 海外旅行 › アジア旅行 といった具合に、リンク先ページのサイト内における位置をパンくずで階層表示する機能。Yahoo! JAPAN側では確認できず(「旅行 サンフランシスコ」といったキーワードで目視確認)。
■ 検索結果のインデント表示
Googleはなし、Yahoo! JAPANはあり(というか、いつからGoogleはインデント表示しなくなったのでしょうか?)
■ 同一ドメインから検索結果1ページあたり最大4件表示
検索クエリが特定ドメインと深く関連している時の表示ルール
でGoogleが比較的最近追加した変更点。Yahoo! JAPAN でも確認できた。
■ 関連検索として表示する「お店」「ブランド」「種類」の表示
Googleは関連検索として表示する項目も拡張している
が、Yahoo! JAPAN 側で相当する機能はない。UIに関わる部分はYahoo! JAPAN側が独自に開発すると考えられる。
■ リッチスニペット
Yahoo! JAPAN側で確認できず。米国では、従来のSearchMonkeyの実装はやめるが同様の機能(=検索結果を優れた、便利なものにする)は考えているそうなので、日本でもそういうアプローチで今後登場する可能性あり。繰り返しになりますが、UIは Yahoo! JAPAN 側がコントロールしていくことで、独自性を出す。
■ 掲示板などの、スレッドタイトルをスニペット下に複数表示する機能
該当するGoogleの機能名称を忘れた。フォーラムや掲示板などがヒットした時に、クエリと関連するスレッドタイトルを複数個検索結果に表示する機能。Yahoo! JAPAN側では確認できず。
■ Yahoo!カテゴリ登録サイトのランキング上の取り扱い
Googleの自然検索ランキングが基本的にそのまま反映されているので、Yahoo!カテゴリ登録がランキングで優遇される証拠は見つからない。
(以上、すべて2010年12月3日15時時点の画面で目視確認)
■ 最後に
仕事で検索マーケティングに携わっている方々のために、あえて相違点を出したわけですが、一般人にとってはどうでもいいことです。たとえば「AKB48」と検索してGoogleとYahoo!検索を比較すると、普通の人には、とても同じ検索エンジンを利用している画面とは思えないわけでして(自然検索だけで数えて見るのは業界の人だけですw)、このままGoogleとYahoo! JAPANが裏で結託せず、それぞれ独自の検索体験を作ろうとサービスを争っていけばいいんじゃないでしょうか。まぁ、検索市場という切り口において独占禁止法的に問題がなくても「情報の一極集中」は脅威ではあるのですが、しかしカウンター(代案)はないですし。Bing や NAVER、バイドゥにはもうちょっとがんばってほしいですね。
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