○ 聚楽第・織部の庵(翌朝)
久蔵が一人で蔦の世話をしている。
○ 同・能楽堂
秀吉が、舞っている。
その、何かを忘れたいような表情。
○ 同・一室
利休、織部が対座している。
利休「近く、戦が起こる」
織部「…」
利休「向かうは…もう言わずとも解ろう?」
織部「はい」
利休「そこでだ…俺は貴様を徳川家康公の茶頭として推挙しようと思う」
織部、儀礼的に頭を下げ
織部「はい。有難き幸せ」
利休「関東・小田原を攻めるとなると、必然浜松の地を後方に回すことになる。解るな?」
織部「…はい」
利休「この戦、無論我ら豊臣の勝ちとなる。(声を高め)だが次の軍議の席で、先鋒 誰が勤めるかによりこの天下…あるいは百年後戻りするやもしれぬ。その意味では大きな戦と言える。そこで貴様だが…」
織部「…それで?」
利休、懐から小瓶に入った薬を取り出し、
利休「家康、戦の間、何時、何処で、如何なる事しているか…逐次目を離すな!日に一度の報告を欠かさぬよう。使いの段はおって考える。(声を高め)そして何より大事は…万が一家康に造反の兆しあらば、これにて…解るな?」
織部「…ま、まさか…(語気を荒げ)承知しかねます」
利休、解っていたかの様に微笑し、
利休「また、何ぞ茶の湯の精神やらと始めるのではあるまいな?」
織部「…」
利休「無論、貴様の身の安全は考える。幸いにも貴様は武人だ。我ら身一つの者とは違い、家来数人を連れ立ってもおかしくはない。…そう言えば(笑う)まだ祝いの言葉も申しておらんかったな。…ん?山城国代官殿。この度のご出世、めでたくぞんじます」
利休、小馬鹿に頭を下げる。
織部、屈辱のあまり袴を握る手に力が入る。
利休「考えろ。無論貴様の将来はこの宗易が保証する」
織部「…わかりませぬ」
利休「…」
織部、語気を強め
織部「私にはわかりません」
利休「よいか。足利、織田、そして今は豊臣。…時代時代により時の為政者は変わってゆく。儂はこの目でそれらを見てきた。そして我らの道は、これら天下人の庇護なくしては生きては行けぬ。さもなくばどこぞの『田楽』『猿楽』などといった今日では名を思い出されもせぬ芸道と成り果てよう。しかし我らは違う。いざとならば豊臣見限り、徳川の手によって庇護を受けようともそれを受け入れ生きる」
利休、一呼吸を置き…
利休「そして我が茶の道は永遠に残る」
織部、暫く考えこみ、
織部「(弱々しく)…承知するにあたり…」
利休「?」
織部「…一つ、…一つだけ条件を申しあげたい」
利休「何だ?」
織部「吟殿を頂戴したい」
利休「(即座に)何を言う…。断る」
織部、平伏し、
織部「お願い申します」
利休「(声を高め)断る!」
織部「それではこの織部、このお話、只今きっぱりとお断り申す」
織部、立ち上がり、部屋を出てゆく。
利休「織部っ!」
○ 同・廊下
織部が去ってゆく。
利休の声「織部っ!」
○ 同・織部の庵
久蔵、庭の朝顔を手入れしている。
ふと見ると、利休が立っている。
久蔵、一礼。
久蔵「古田織部は戻っておりませぬが…」
久蔵、利休の表情に驚く。
利休、庵の庭を見入っている。
驚嘆に満ちた顔。
(続く)
○ 聚楽第・一室・(夜)
織部の声「しかし、こうしていた時にも太閤殿下の天下取りは着々と進んでいった」
秀吉、秀長、利休、そして三成が馬吊(「マーティオ」=麻雀の原型)を興じている。
脇には日本地図。
更にその上には、書状の山。
秀長、紙牌(チーパイ)を打ちながらその書状を指し、
秀長「北条の重臣、また一介の侍大将、同盟武将にいたるまで…、皆…豊臣に二心なく忠心を誓うと言ってきておる。哀れは北条よ。これがかの氏康公の築かれた名家の末路とはな」
三成「しかし、これでようやく全てが終わりする」
秀吉、話を聞かぬかのように…
秀吉「ポン」
と、パイを投げる。
秀長「いや。まだだよ、三成さん…」
三成「?」
秀吉「(リーチの意)詰み」
秀長「次の考えがある」
秀長、書状を払い朝鮮半島を指す。
秀長「朝鮮だ」
利休「…(思いがあるかのように秀長の顔を見つめる)」
三成は驚愕の様子。
秀長「(三成に)…そうだ。皆に死んでもらう」
三成「…」
秀長「兄が天下を治めようとも腕ばかり覚えがあり、政治、統治に向かん荒武者どうもがいかに多いか?最低五回…いや六回は遠征を行い面倒者の力を殺ぐ。特に家康…そして前田利家だけには何としてでも行ってもらう」
三成、この秀長の非情さには一言もでない。
秀吉「それ、ロン」
秀吉、笑う-しかし目は笑っていない。
秀長「政治は仕組みだ。もう力自慢の武者どもはいらん。後は我らの言葉、法を守る官吏さえおれば良い。これで全てが終わる…。後は…(利休に目をやり)この者の知恵がモノを言うという訳だ」
利休、苦笑す。
と、漸く秀吉が口を開く
秀吉「…非情なことだ。儂は五代に渡る関東北条の歴史、文化を破壊し、また今度は数多の戦を共にした盟友を葬らねばならぬ。まさに悪鬼…」
利休「(冷静に)藤吉…いや、殿下はその星の元にお産まれになった。お受け入れなされ」
秀吉「気楽に言いおる」
利休「いや、藤吉…それは違う。もし貴様が十年送れて産まれれば、今の世は徳川、前田、あるいは伊達…その者らのものになっておろう。しかし天は貴様をこの世に…この時に落とした。…違うか?」
秀吉、ジッと下を向いていたがふと顔を上げ、
秀吉「さ、もう一回」
三成が、横になっている。
秀長「もう人が足りんわ。あんたには付いてゆけん。俺ももう眠い」
と、襖が開き茶々が入ってくる。
一同が固まる。
秀吉「どうした?茶々」
茶々「お邪魔かとは思いましたが…お勇ましい男衆の言葉を拝聞いたしますと、心が沸き立ちまする。」
茶々、それだけ言うとすぐ去ってゆく。
起きている三人の間に、ふと呆けた雰囲気が残る。
秀吉「御主らどう思う?(ボソッと)」
二人「?」
秀吉「いや、これまでこの日ノ本の歴史を作り続けたのは誰であろうかのう…?そう思っての…」
利休「少なくとも今は、殿下にあらせられましょう」
秀吉「違う…女だ。男共は女の手の平で転がされている。後の世も…そうはあるまいな」
秀吉、自嘲的に笑う。
二人も『全く』というように笑う。
寝ていたはずの三成は、しっかり目を開けている-狸寝入りである。
秀吉「いや、そうでも考えんと…儂も血肉の通った人間だ。とても耐えられん」
秀吉、三成を起こし、
秀吉「起きんか!三成」
三成、いかにもフラフラと座りなおす。
秀吉「さ、もう一勝負」
秀吉、荒々しく牌をこねる。
(続く)
織部の声「しかし、こうしていた時にも太閤殿下の天下取りは着々と進んでいった」
秀吉、秀長、利休、そして三成が馬吊(「マーティオ」=麻雀の原型)を興じている。
脇には日本地図。
更にその上には、書状の山。
秀長、紙牌(チーパイ)を打ちながらその書状を指し、
秀長「北条の重臣、また一介の侍大将、同盟武将にいたるまで…、皆…豊臣に二心なく忠心を誓うと言ってきておる。哀れは北条よ。これがかの氏康公の築かれた名家の末路とはな」
三成「しかし、これでようやく全てが終わりする」
秀吉、話を聞かぬかのように…
秀吉「ポン」
と、パイを投げる。
秀長「いや。まだだよ、三成さん…」
三成「?」
秀吉「(リーチの意)詰み」
秀長「次の考えがある」
秀長、書状を払い朝鮮半島を指す。
秀長「朝鮮だ」
利休「…(思いがあるかのように秀長の顔を見つめる)」
三成は驚愕の様子。
秀長「(三成に)…そうだ。皆に死んでもらう」
三成「…」
秀長「兄が天下を治めようとも腕ばかり覚えがあり、政治、統治に向かん荒武者どうもがいかに多いか?最低五回…いや六回は遠征を行い面倒者の力を殺ぐ。特に家康…そして前田利家だけには何としてでも行ってもらう」
三成、この秀長の非情さには一言もでない。
秀吉「それ、ロン」
秀吉、笑う-しかし目は笑っていない。
秀長「政治は仕組みだ。もう力自慢の武者どもはいらん。後は我らの言葉、法を守る官吏さえおれば良い。これで全てが終わる…。後は…(利休に目をやり)この者の知恵がモノを言うという訳だ」
利休、苦笑す。
と、漸く秀吉が口を開く
秀吉「…非情なことだ。儂は五代に渡る関東北条の歴史、文化を破壊し、また今度は数多の戦を共にした盟友を葬らねばならぬ。まさに悪鬼…」
利休「(冷静に)藤吉…いや、殿下はその星の元にお産まれになった。お受け入れなされ」
秀吉「気楽に言いおる」
利休「いや、藤吉…それは違う。もし貴様が十年送れて産まれれば、今の世は徳川、前田、あるいは伊達…その者らのものになっておろう。しかし天は貴様をこの世に…この時に落とした。…違うか?」
秀吉、ジッと下を向いていたがふと顔を上げ、
秀吉「さ、もう一回」
三成が、横になっている。
秀長「もう人が足りんわ。あんたには付いてゆけん。俺ももう眠い」
と、襖が開き茶々が入ってくる。
一同が固まる。
秀吉「どうした?茶々」
茶々「お邪魔かとは思いましたが…お勇ましい男衆の言葉を拝聞いたしますと、心が沸き立ちまする。」
茶々、それだけ言うとすぐ去ってゆく。
起きている三人の間に、ふと呆けた雰囲気が残る。
秀吉「御主らどう思う?(ボソッと)」
二人「?」
秀吉「いや、これまでこの日ノ本の歴史を作り続けたのは誰であろうかのう…?そう思っての…」
利休「少なくとも今は、殿下にあらせられましょう」
秀吉「違う…女だ。男共は女の手の平で転がされている。後の世も…そうはあるまいな」
秀吉、自嘲的に笑う。
二人も『全く』というように笑う。
寝ていたはずの三成は、しっかり目を開けている-狸寝入りである。
秀吉「いや、そうでも考えんと…儂も血肉の通った人間だ。とても耐えられん」
秀吉、三成を起こし、
秀吉「起きんか!三成」
三成、いかにもフラフラと座りなおす。
秀吉「さ、もう一勝負」
秀吉、荒々しく牌をこねる。
(続く)
○ 織部の庵(朝)
空舞台。
と、蹂口から久蔵が出てくる。
何やら不快そうな様子。
その蹂口から今度は織部の手が出、久蔵の袴を掴む。
久蔵「…(怒)俺が知るかっ!」
織部の声「…良いから待てっ!」
久蔵「…」
織部の声「(哀願)…待ってくれ」
久蔵、中へ引きずり込まれて行く。
○ 同・中
一面に広げられた織部の焼き物。
織部、にこやかに座している。
久蔵、憤然としながらも座る。
○ 織部の庵・前の道
吟が共を連れ歩いてくる。
○ 同・中
織部、緊張して座している。
久蔵は不快そう。
男の声「ごめん」
織部、嬉々と立ち上がり蹂口から出て行く。
○ 同・前
吟が共と立っている。
織部「…よ…ようこそっ!」
吟、微笑んで会釈する。
× × ×
共の男は外に立っている。
吟の声「(歓喜の声)いやぁ!」
共の男、庵を見やる。
○ 同・中
一面に広げられた織部の焼き物。
吟、楽しげに焼き物を検分している。
久蔵はそっぽを向いている。
満足げな織部。
吟「よぉもまぁ…[へうげ]な…」
織部「…お師匠様の教えに感慨を受けました…。そう…幼少 の折より…」
吟「…父の?」
織部「一期一会にございます」
吟「…」
織部「…確かに私の品は奇異にも見えましょう。が…それ も唯一度限りの出会いを大切に…」
吟「(遮り)父の言葉は千年先にまでも残りますやろか…。… しかし…自分にとっては…これまでお会いになった殆どのお人は… 一回こっきりで沢山や…」
織部「えっ…?」
久蔵もピクリと耳を立てる。
吟「…自分の運は秀吉のお父はんに拾われて…それでお終いや…」
織部「…」
久蔵「…お父君はもうお一人おられよう?」
吟「…」
織部、慌てて
織部「(久蔵を指し)これなるは…と…友です。…そ…その… (言葉に困り)」
久蔵「(冷徹に)おられますでしょう?」
織部「(怒鳴る)黙れ!貴様っ!」
吟、ふと寂しげに笑い
吟「そうですなぁ。そのお方のおっしゃりの通りでした わ。父に…利休に怒られますなぁ」
一同の間に気まずい沈黙が漂う。
○ 同・庵前
織部、久蔵が見送る中、吟が共と去ってゆく。
と、織部、久蔵をー
織部「(怒りを込め)貴様ぁっ!」
と、拳を振り上げる。
が、織部の拳が止まる。
久蔵が寂しげに織部を見つめている。
織部「…(謎)」
久蔵「…(寂しげに)貴様…あの娘を想うのなら…」
織部「…」
久蔵「…大切にしてやれ」
織部の腕が垂れる。
久蔵、黙って去ってゆく。
風が寂しげに吹いてくる。
(続く)
空舞台。
と、蹂口から久蔵が出てくる。
何やら不快そうな様子。
その蹂口から今度は織部の手が出、久蔵の袴を掴む。
久蔵「…(怒)俺が知るかっ!」
織部の声「…良いから待てっ!」
久蔵「…」
織部の声「(哀願)…待ってくれ」
久蔵、中へ引きずり込まれて行く。
○ 同・中
一面に広げられた織部の焼き物。
織部、にこやかに座している。
久蔵、憤然としながらも座る。
○ 織部の庵・前の道
吟が共を連れ歩いてくる。
○ 同・中
織部、緊張して座している。
久蔵は不快そう。
男の声「ごめん」
織部、嬉々と立ち上がり蹂口から出て行く。
○ 同・前
吟が共と立っている。
織部「…よ…ようこそっ!」
吟、微笑んで会釈する。
× × ×
共の男は外に立っている。
吟の声「(歓喜の声)いやぁ!」
共の男、庵を見やる。
○ 同・中
一面に広げられた織部の焼き物。
吟、楽しげに焼き物を検分している。
久蔵はそっぽを向いている。
満足げな織部。
吟「よぉもまぁ…[へうげ]な…」
織部「…お師匠様の教えに感慨を受けました…。そう…幼少 の折より…」
吟「…父の?」
織部「一期一会にございます」
吟「…」
織部「…確かに私の品は奇異にも見えましょう。が…それ も唯一度限りの出会いを大切に…」
吟「(遮り)父の言葉は千年先にまでも残りますやろか…。… しかし…自分にとっては…これまでお会いになった殆どのお人は… 一回こっきりで沢山や…」
織部「えっ…?」
久蔵もピクリと耳を立てる。
吟「…自分の運は秀吉のお父はんに拾われて…それでお終いや…」
織部「…」
久蔵「…お父君はもうお一人おられよう?」
吟「…」
織部、慌てて
織部「(久蔵を指し)これなるは…と…友です。…そ…その… (言葉に困り)」
久蔵「(冷徹に)おられますでしょう?」
織部「(怒鳴る)黙れ!貴様っ!」
吟、ふと寂しげに笑い
吟「そうですなぁ。そのお方のおっしゃりの通りでした わ。父に…利休に怒られますなぁ」
一同の間に気まずい沈黙が漂う。
○ 同・庵前
織部、久蔵が見送る中、吟が共と去ってゆく。
と、織部、久蔵をー
織部「(怒りを込め)貴様ぁっ!」
と、拳を振り上げる。
が、織部の拳が止まる。
久蔵が寂しげに織部を見つめている。
織部「…(謎)」
久蔵「…(寂しげに)貴様…あの娘を想うのなら…」
織部「…」
久蔵「…大切にしてやれ」
織部の腕が垂れる。
久蔵、黙って去ってゆく。
風が寂しげに吹いてくる。
(続く)
一昨日からの天候で、我が愛猫(何時もは家猫)雄、五歳…が行方不明に!
雪は恐いネ…(。>д<)
いやぁ、大パニックだったわい!
猫はモノ言えない分、感情移入すると可愛くて仕方ない。
それが70時間も行方不明になったモンだから…本日は仕事になりまへんでしたわ。
兎に角Bestを尽くそうと『変なヲジサン』になりきりました。
ネットで情報集め~の、ポスター張りぃの、挙げ句は動物病院、警察(遺失物届けOKだった)行き~の、名前呼んで町内徘徊!
いやぁ『変なヲジサン』×100!
そんな彼…絶望しきりぃの夜!突然鳴き声が!!
『ぉぉォルカぁぁ゜゜(´O`)°゜』←名前!
ところが外で余程恐い体験をしたのか…飼い主の自分にすら、寄ろうとはしない!
ひたすら餌を食べて食べて…再び外へ…(。>д<)
ったく飼い主の気も知らんで!
でも久々にベストを尽くし、安堵を得た1日でしたわい!
この馬鹿猫がっ!
雪は恐いネ…(。>д<)
いやぁ、大パニックだったわい!
猫はモノ言えない分、感情移入すると可愛くて仕方ない。
それが70時間も行方不明になったモンだから…本日は仕事になりまへんでしたわ。
兎に角Bestを尽くそうと『変なヲジサン』になりきりました。
ネットで情報集め~の、ポスター張りぃの、挙げ句は動物病院、警察(遺失物届けOKだった)行き~の、名前呼んで町内徘徊!
いやぁ『変なヲジサン』×100!
そんな彼…絶望しきりぃの夜!突然鳴き声が!!
『ぉぉォルカぁぁ゜゜(´O`)°゜』←名前!
ところが外で余程恐い体験をしたのか…飼い主の自分にすら、寄ろうとはしない!
ひたすら餌を食べて食べて…再び外へ…(。>д<)
ったく飼い主の気も知らんで!
でも久々にベストを尽くし、安堵を得た1日でしたわい!
この馬鹿猫がっ!
本日…大島渚監督没。
無念!゜゜(´O`)°゜
ここ30年では僅か3作品…。
しかも…どれも微妙…。(。>д<)
特にこれっ!
それでも上出来だと思いますが…。
僕は…ズッと(って程ではありませんが)、大島監督の重要なスタッフだった方と、個人的な『師弟関係』にありました。
…この映画の様な関係じゃないよ。f(^_^;
その方は前作『愛の亡霊』までで監督と仲違いされ、この作品でもオファーを受けたが…断られました。
恩ある撮影監督への大島監督の言動に…頭に来られた…。
先生は…、
『「この素材(戦メリ)」は、カンヌグランプリを取れるもの!自分が手掛ければ「楢山節孝」などにグランプリ取らせない!』
『セリアズのヨノイへの『視線』は『弟』への『贖罪』。それを、もっと反映させ得るし、あんなフェードアウトもしない。』
『男同士のエロスが伝わらない…。』
『「間」を修復させれば、数段「完成品」になる。…(具体的にいっぱい語られたなぁ…)』etc…。
きっと『先生』の頭の中には、僕など想像もつかない、別の『戦メリ』が出来ていたに違いないです…。
先生も他界されましたし…言っても良いだろけど、先生は大島監督に『それでも頼む』と言われれば…必ず『受けて』おられた。言って欲しかったんだ…と確信しています。
その『無念』さが痛い…。
大島監督だって、先生ならこうツナグ…と言う前提で、過去の諸作を撮影されていた。
間違えないです…。
だから…
『マックス、モン・アムール』も酷かった。
『御法度』で漸く、新しい生命を得た。
映画が傑作に成りうるか否かは『総合芸術』…だから…だと思います。監督一人の力だけでなく、支える優秀なスタッフなしには成り立たない…。
『戦メリ』は完成品より『数段上』の作品になり得た…と、確信しています。
役者も皆良かったし…。演技力じゃあない。あの『品性』!
…大島監督はリハを殆んどなさらない。
キャストを決めた時点で『演技』以上の『何か』を判断し、後はお任せ…。
この映画でも坂本龍一は見事に光っていました。
後にベルトリッチが『ラスト・エンペラー』で甘粕役に使ったが、光らなくて当然!
あれは大島magicなんだから…。
だから僕の頭の中には(万分の一の「想像」でしかないでしょうが…) 、もう一本の『幻の「戦メリ」』が存在しています。
ホント、お元気だった頃にバラエティーになんか出たりなさらずに、一本でも良いから大島渚の『新たなる思索』が観たかったです。
無念…。
追伸…ジェレミー・トーマスの下でプレ制作が進んでいた『ハリウッドZen』…早川雪洲を坂本龍一主演で映画化予定だった…は、シナリオは完成していたのだろうか?
…確かルドルフ・ヴァレンチノにはアントニオ・ヴァンデラスの名前が挙がっていたっけ!
…シナリオだけでも読んでみたい!
無念!゜゜(´O`)°゜
ここ30年では僅か3作品…。
しかも…どれも微妙…。(。>д<)
特にこれっ!
それでも上出来だと思いますが…。
僕は…ズッと(って程ではありませんが)、大島監督の重要なスタッフだった方と、個人的な『師弟関係』にありました。
…この映画の様な関係じゃないよ。f(^_^;
その方は前作『愛の亡霊』までで監督と仲違いされ、この作品でもオファーを受けたが…断られました。
恩ある撮影監督への大島監督の言動に…頭に来られた…。
先生は…、
『「この素材(戦メリ)」は、カンヌグランプリを取れるもの!自分が手掛ければ「楢山節孝」などにグランプリ取らせない!』
『セリアズのヨノイへの『視線』は『弟』への『贖罪』。それを、もっと反映させ得るし、あんなフェードアウトもしない。』
『男同士のエロスが伝わらない…。』
『「間」を修復させれば、数段「完成品」になる。…(具体的にいっぱい語られたなぁ…)』etc…。
きっと『先生』の頭の中には、僕など想像もつかない、別の『戦メリ』が出来ていたに違いないです…。
先生も他界されましたし…言っても良いだろけど、先生は大島監督に『それでも頼む』と言われれば…必ず『受けて』おられた。言って欲しかったんだ…と確信しています。
その『無念』さが痛い…。
大島監督だって、先生ならこうツナグ…と言う前提で、過去の諸作を撮影されていた。
間違えないです…。
だから…
『マックス、モン・アムール』も酷かった。
『御法度』で漸く、新しい生命を得た。
映画が傑作に成りうるか否かは『総合芸術』…だから…だと思います。監督一人の力だけでなく、支える優秀なスタッフなしには成り立たない…。
『戦メリ』は完成品より『数段上』の作品になり得た…と、確信しています。
役者も皆良かったし…。演技力じゃあない。あの『品性』!
…大島監督はリハを殆んどなさらない。
キャストを決めた時点で『演技』以上の『何か』を判断し、後はお任せ…。
この映画でも坂本龍一は見事に光っていました。
後にベルトリッチが『ラスト・エンペラー』で甘粕役に使ったが、光らなくて当然!
あれは大島magicなんだから…。
だから僕の頭の中には(万分の一の「想像」でしかないでしょうが…) 、もう一本の『幻の「戦メリ」』が存在しています。
ホント、お元気だった頃にバラエティーになんか出たりなさらずに、一本でも良いから大島渚の『新たなる思索』が観たかったです。
無念…。
追伸…ジェレミー・トーマスの下でプレ制作が進んでいた『ハリウッドZen』…早川雪洲を坂本龍一主演で映画化予定だった…は、シナリオは完成していたのだろうか?
…確かルドルフ・ヴァレンチノにはアントニオ・ヴァンデラスの名前が挙がっていたっけ!
…シナリオだけでも読んでみたい!
年があけました。
良い2013年になると良いですね。
ところで…あたしゃ暴力的な映画は苦手なんですが『007シリーズ』は少し観ておりまして、特に『アドベンチャーのり』のロジャー・ボンドは公開初日に観たほどでした…かつては…。
ボンドがティモシー・ダルトン、ピアース・ブロスナンに移って18作目『トゥモロー・ネバー・ダイ』…。
劇場で観てビックリ!
だいたい34分目…。
シーンは敵のパーティー。おデブさんがモニターを監視しております。
そのモニターの1画面…。
これ ↓ 誰に見えますか?
ロジャーですよね??
『イオンプロダクション』&『それ以外』においても、ボンド最多出演者は、やっぱりロジャー・ムーア!
そっくりさんかなぁ?
良い2013年になると良いですね。
ところで…あたしゃ暴力的な映画は苦手なんですが『007シリーズ』は少し観ておりまして、特に『アドベンチャーのり』のロジャー・ボンドは公開初日に観たほどでした…かつては…。
ボンドがティモシー・ダルトン、ピアース・ブロスナンに移って18作目『トゥモロー・ネバー・ダイ』…。
劇場で観てビックリ!
だいたい34分目…。
シーンは敵のパーティー。おデブさんがモニターを監視しております。
そのモニターの1画面…。
これ ↓ 誰に見えますか?
ロジャーですよね??
『イオンプロダクション』&『それ以外』においても、ボンド最多出演者は、やっぱりロジャー・ムーア!
そっくりさんかなぁ?
スヌーピーシリーズの1作目♪
原題は『A boy named Charlie Brown』…。
その通り主役は『チャーリー・ブラウン』です。スヌーピーは脇役です。
彼は…ドジで間抜けで、何をやっても巧く行かない少年です。
友達からはからかわれてばかり…。
…そんな『彼』の日常が『愛しく』綴られています。
そんな彼が『スペリング大会』で、漸く『注目』を浴びます…が…(^^;
彼のストーリーを軸に、お馴染みのキャラが『アニメイメージ』によって、時にミュージカル風に、時に幻想的に活躍します。
が、結局彼は…元の木阿弥…。
でも、それで良いンです。
物語は『チャーリー・ブラウンと言う名の少年』と言う『主題歌』をもって幕を閉じます。
ロッド・マッケイーンの見事な歌声♪
『♪He is only a boy ,named Charlie …♪The boy named Charlie Brown♪』
…♪彼はどこにでもいる、只の少年…。チャーリー・ブラウンと言う名の、ただ1人の少年…♪
ラストのチャーリー・ブラウンは『僕自身』になっていました。
大傑作です。
原題は『A boy named Charlie Brown』…。
その通り主役は『チャーリー・ブラウン』です。スヌーピーは脇役です。
彼は…ドジで間抜けで、何をやっても巧く行かない少年です。
友達からはからかわれてばかり…。
…そんな『彼』の日常が『愛しく』綴られています。
そんな彼が『スペリング大会』で、漸く『注目』を浴びます…が…(^^;
彼のストーリーを軸に、お馴染みのキャラが『アニメイメージ』によって、時にミュージカル風に、時に幻想的に活躍します。
が、結局彼は…元の木阿弥…。
でも、それで良いンです。
物語は『チャーリー・ブラウンと言う名の少年』と言う『主題歌』をもって幕を閉じます。
ロッド・マッケイーンの見事な歌声♪
『♪He is only a boy ,named Charlie …♪The boy named Charlie Brown♪』
…♪彼はどこにでもいる、只の少年…。チャーリー・ブラウンと言う名の、ただ1人の少年…♪
ラストのチャーリー・ブラウンは『僕自身』になっていました。
大傑作です。
実は自分はチャップリンのこの作品が苦手である。…暴言ですが…(^^;
それは子供の頃、先にこの『リメイク版』に心底泣いたからで…。
まず『街の灯』における設定→いい大人の女が(しかも大恐慌の中)何の見返りもなしに、奉仕してくれる男がいると信じてるのが馬鹿馬鹿しい。
なのに正体が解ったら、勝手に失望してからに(-_-;)
チャップリンの行動原理もこの娘に何を求めていたのか?
『純粋な愛』でしょうが、だったら『You?』と問われたら、キッパリ否定しろよと言いたくなってしまいます。
まぁ、これがチャップリンの描く『男』と『女』であることは、それだけでも興味深いですが…。
そこで赤塚はヒロインを10才以下の少女に、そして主人公をグータラ侍イヤミに。
そして彼女の面倒をみるのが、彼の『誇り』を回復させる動機付けにしました。
そして、時間がないと知ったイヤミは、ヒロインの目を直すため、ご用金を奪い牢屋へ。
そして数年…出てくるともう彼の長屋はなく、少女を託した医者も死んでいます。
彼は独白します『あの子がいないと働く気にならないざんす』
とうとう彼は乞食以下へ。道端に落ちていた団子を拾い、子供たちに苛められるイヤミ。
そこへ、とっくに大人になった、かの娘が現れます。彼女は乞食のイヤミにも『情』をかける、優しい女性に成長していました。
イヤミも彼女も、初めは互いに気づかない。
でも、気付くのはイヤミの方です。
成人した娘は、いつか恩返しにと金をため『叔父さんに会いたい』と涙します。
しかしイヤミは名乗りません。娘のイヤミの為に貯めていたお金をあげる、と言う申し出をキッパリ断り、彼は彼女の幸せだけを願いつつ、一人去って行きます。
その背中の気高さよ!
彼は失った尊厳を取り戻し、風の彼方に消えてゆきます。
こっちの方が余程『筋』が通る。
赤塚は『街の灯』を評価しつつ、チャップリンの描く『女性像』に『否』を唱えている…。
そして『街の灯』に関しては僕は赤塚のドラマツルギーの方が勝っているように思えてなりません。
ついでに言うなら、チャップリンは『生身』の女は描けない!
唯一選ぶなら『殺人狂時代』で『女性論』を戦わせ、毒殺するのを止めた、あのキャラクターだけでしょう?
まぁ、赤塚不二夫と言う人物は調べれば調べる程『狂気と下品』に満ちた生涯を送っています。(エピソードなどはとてもここでは書けません)
しかし、そうした『狂気』の持ち主がこんな美しい仕事を残している!
つくづく、物創りと言うモノは解りませんワ…(^^;
ぁあ、マジこりゃ総スカン食うかなぁ?
それは子供の頃、先にこの『リメイク版』に心底泣いたからで…。
まず『街の灯』における設定→いい大人の女が(しかも大恐慌の中)何の見返りもなしに、奉仕してくれる男がいると信じてるのが馬鹿馬鹿しい。
なのに正体が解ったら、勝手に失望してからに(-_-;)
チャップリンの行動原理もこの娘に何を求めていたのか?
『純粋な愛』でしょうが、だったら『You?』と問われたら、キッパリ否定しろよと言いたくなってしまいます。
まぁ、これがチャップリンの描く『男』と『女』であることは、それだけでも興味深いですが…。
そこで赤塚はヒロインを10才以下の少女に、そして主人公をグータラ侍イヤミに。
そして彼女の面倒をみるのが、彼の『誇り』を回復させる動機付けにしました。
そして、時間がないと知ったイヤミは、ヒロインの目を直すため、ご用金を奪い牢屋へ。
そして数年…出てくるともう彼の長屋はなく、少女を託した医者も死んでいます。
彼は独白します『あの子がいないと働く気にならないざんす』
とうとう彼は乞食以下へ。道端に落ちていた団子を拾い、子供たちに苛められるイヤミ。
そこへ、とっくに大人になった、かの娘が現れます。彼女は乞食のイヤミにも『情』をかける、優しい女性に成長していました。
イヤミも彼女も、初めは互いに気づかない。
でも、気付くのはイヤミの方です。
成人した娘は、いつか恩返しにと金をため『叔父さんに会いたい』と涙します。
しかしイヤミは名乗りません。娘のイヤミの為に貯めていたお金をあげる、と言う申し出をキッパリ断り、彼は彼女の幸せだけを願いつつ、一人去って行きます。
その背中の気高さよ!
彼は失った尊厳を取り戻し、風の彼方に消えてゆきます。
こっちの方が余程『筋』が通る。
赤塚は『街の灯』を評価しつつ、チャップリンの描く『女性像』に『否』を唱えている…。
そして『街の灯』に関しては僕は赤塚のドラマツルギーの方が勝っているように思えてなりません。
ついでに言うなら、チャップリンは『生身』の女は描けない!
唯一選ぶなら『殺人狂時代』で『女性論』を戦わせ、毒殺するのを止めた、あのキャラクターだけでしょう?
まぁ、赤塚不二夫と言う人物は調べれば調べる程『狂気と下品』に満ちた生涯を送っています。(エピソードなどはとてもここでは書けません)
しかし、そうした『狂気』の持ち主がこんな美しい仕事を残している!
つくづく、物創りと言うモノは解りませんワ…(^^;
ぁあ、マジこりゃ総スカン食うかなぁ?
























