飲み放題日本酒酒場54 八福寿家」十四代、鶴翔、ZAO、楯野川、雁木、遊穂・・・・ | 酔い人「空太郎」の日本酒探検

酔い人「空太郎」の日本酒探検

意欲ある先進地酒蔵のお酒をいただき、その感想を報告します。
SAKETIMESにも連動して記事を載せます。

近年、飲み放題設定のある銘酒居酒屋で飲める日本酒のレベルが急ピッチで上昇しています。

どのぐらい飲み放題ができるお酒の質が上がっているかを、いろいろな店を巡り、散発的にご報告していきます。

 

第54弾は恵比寿の「八福寿家(はちふくすけ)」さんです。

 

 

「八福寿家」は豚酒粕焼き入りの8品のお任せ料理に、2時間飲み放題がついて7480円(税込み)ですが、飲み放題できる酒が半端なく多いのです。

しかも、お勧めをどんどん持ってきてくれるし、店の方の効率もあるのでしょうが、2本まとめて持ってきます。

そういうわけで、こちらもいささかアタフタしながらの対応でした。

 

1本目&2本目にいただいたのはこれです。

 

 

「十四代(じゅうよんだい)新・本丸」

「鶴翔(かくほう)純米大吟醸」。

山形県村山市の高木酒造さんと山形県高畠町の米鶴酒造さんが醸しているお酒です。

 

いつもの甘さが魅力の十四代、うすにごりの生き生きとした印象の鶴翔でした。

7.6点と7.7点でした。

 

3本目にいただいたのはこれです。

 

 

「ZAO(ざおう)純米吟醸 春色」。

宮城県白石市の蔵王酒造さんが醸しているお酒です。

 

赤色酵母で色もピンクですが、味わいもフレッシュなりんごジュースの世界でした。7.6点。

 

4本目&5本目にいただいたのはこれです。

 

 

「楯野川(たてのかわ)純米大吟醸 美しき渓流」

「雁木(がんぎ)純米無濾過生原酒」

山形県酒田市の楯の川酒造さんと山口県岩国市の八百新酒造さんが醸しているお酒です。

 

甘旨味のバランスがよい楯野川、フレッシュでラブリーな雁木でした。

どちらも7.6点。

 

6本目にいただいたのはこれです。

 

 

「遊穂(ゆうほ)純米」。

石川県羽咋市の御祖酒造さんが醸しているお酒です。

 

中太の甘旨味が艶っぽく舞う仕上がりでした。

7.6点。

 

7本目にいただいたのはこれです。

 

 

「鳳凰美田(ほうおうびでん)生酒」。

栃木県小山市の小林酒造さんが醸しているお酒です。

 

いつものようにフルーティで妖艶な味わいでした。

7.6点。

 

8本目にいただいたのはこれです。

 

 

「森嶋(もりしま)純米大吟醸 雄町」。

茨城県日立市の森島酒造さんが醸しているお酒です。

 

ややドライな甘旨味が渋味を従えて、キレのいい余韻を残してくれました。

7.6点。

 

1時間半経過したところで、ラストオーダーのコールが来ましたが、それから、2銘柄を頼むことができました。

 

9本目&10本目にいただいたのはこれです。

 

 

「仙禽(せんきん)無垢」

「作(ざく)和悦 純米吟醸」。

栃木県さくら市のせんきんさんと三重県鈴鹿市の清水清三郎商店さんが醸しているお酒です。

 

甘味と細身の酸味の調和が美しい仙禽と、どれを飲んでもパーフェクトな作でした。

7.7点、7.8点でした。

 

お店は料理も続々とやってきて、質・量ともに大満足。

そのうえ、日本酒も好きなだけハイピッチでいただけました。

2時間で7000円台ですが、まったく問題はなく、迷わず最高得点の4.9点(★★★★★)をつけました。

実は今回が3回目でしたが、1,2回は続々とやってくるお酒に煽られ、写真もメモもおいつきませんでした。

ここは絶対お勧めです。

今後も何回もリピートすると確信します。

 

総合評価が4.8点以上の秀逸飲み放題居酒屋は以下の通りです。

居酒屋純ちゃん(荒木町)、つくしのこ(池尻大橋)、常笑(中野)、サケラボトーキョー(十条)、八福寿家(恵比寿)、鳥酎はなれ(飯田橋)、ナイン(船橋)、GASHUE(仲御徒町)、日がさ雨がさ(四谷三丁目)、MrHappy(神保町)、オールザットジャズ(荒木町)、まき野(高田馬場)