自宅の晩酌にお酒を選びました。これです。
「大山（おおやま）ハイブリッドシナジードリンク 純米大吟醸」。
山形県鶴岡市の加藤嘉八郎酒造さんが醸しているお酒です。
このお酒は、１本前のお酒と同様、いろいろなお酒をブレンドしたものです。
裏書きをご紹介します。
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高濃度仕込みのお酒や槽掛け搾りのお酒、原酒、生酒、熟成酒などタイプや性質の異なるお酒を絶妙な配合でボトリングした完全予約受注生産の【超限定酒】です。
それぞれのお酒の要素（特徴）を掛け合わせる事によるシナジー（相乗効果）が生み出す芳醇な純米大吟醸酒の味わいをどうぞお楽しみください。
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最近、こうしたお酒をブレンドすることが増えていますが、端からブレンドを目的として複数の仕込みを立てることは現実的ではなく、結局、搾り終わったお酒の中から選んで、試しに少量ブレンドして理想の配合を考えるのだと思われます。
もちろん、配合の事情からそれぞれのお酒は単独でも売られるはずなので、むしろ、ブレンド前のお酒と一緒に販売して欲しいと空太郎は思うのですが、いかがでしょうか？
早速、いただくことにします。
上立ち香は多彩で複雑系の香りが。
口に含むと中程度の大きさの旨味の塊が、平滑になった表面に薄らととろみ層を乗せて、ゆったりとしたテンポで忍び入ってきます。
受け止めて保持すると、促されるままに素直に膨らみ、拡散しながら、適度な大きさのガラス球様の粒々を連射してきます。
粒から滲み出てくるのは甘味７割、旨味３割。
甘味はザラメ糖系の中庸なタイプ、旨味はいろいろなコクがミルフィーユのように重なり合っており、旨味主導で端から賑やかなカーニバルが始まります。
流れてくる含み香は無数の果物がミックスされた多彩な香りで派手めにデコレート。
後から渋味がほんのわずかに現れて薄氷の輪郭を施し、甘旨味は終盤までカラフルな世界を描き切るのでした。
楽しいブレンド酒でした。
お酒の情報（２２年３３７銘柄目）
銘柄名「大山（おおやま）ハイブリッドシナジードリンク 純米大吟醸 ２０２１ＢＹ」
酒蔵「加藤嘉八郎酒造（山形県鶴岡市）」
分類「純米大吟醸酒」「ブレンド酒」
原料米「不明」
使用酵母「不明」
精米歩合「５０％」
アルコール度数「１６度」
日本酒度「不明」
酸度「不明」
情報公開度（瓶表示）「△」
標準小売価格（税込）「７２０ｍｌ＝１４８５円」
評価「★★★★★（９７点）」