新潟「鬼山間 赤ラベル&青ラベル」純米(赤)よりもアル添(青)の方がつるっとして爽快切れ良し | 酔い人「空太郎」の日本酒探検

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意欲ある先進地酒蔵のお酒をいただき、その感想を報告します。
SAKETIMESにも連動して記事を載せます。

都内の銘酒居酒屋にお邪魔すると、日本酒のラインナップの中に楽しい飲み比べができるお酒が並んでいたので、いただくことにしました。これです。

「鬼山間(おにやんま)赤ラベル&青ラベル」。

新潟県上越市の新潟第一酒造さんが醸しているお酒です。

 

新潟第一酒造が従来からある銘柄の「越の白鳥」とは別に特約店限定流通品として2006BYに「山間(やんま)」をリリースすると、すぐに大反響を呼び、「而今」とともに一気に入手困難酒になりました。

 

余勢を駆って、2008BYにデビューさせたのが派手なラベルの「鬼山間」でした。

当初は醸造アルコール添加の本醸造酒をベースとする方針で、1年目は赤い色のラベル、2年目は青い色のラベルを採用していましたが、その後、試行錯誤のうえ、青ラベルは60%精米の本醸造酒で、赤ラベルは70%精米の純米酒とし、飲み比べを楽しんでもらおうと意図しています。

 

早速いただくことにします。

青ラベルはとろっとした好感の持てる甘味が軽快に舞い、サポートする含み香も華やかで、最後のキレもスパッとしたものでした。

 

赤ラベルはやや太めで重量感のある甘旨味がどしどしと駆け回り、ザラザラとした感触をアピールして辛さを演出するものの、最後に飲み下した後もヘビーな余韻が残りました。

 

どちらも無濾過生原酒としては美味しい世界でしたが、ブラインドでどちらが好きかと問われれば、青ラベルに軍配を上げると思いました。

 

続いて、もう一つ、飲み比べを楽しむことにしました。

 

お酒の情報(21年114銘柄目)

銘柄名「鬼山間(おにやんま)赤ラベル 純米 無濾過生原酒 2020BY」

酒蔵「新潟第一酒造(新潟県上越市)」

分類「純米酒」「無濾過酒」「生酒」「原酒」

原料米「不明」

使用酵母「不明」

精米歩合「70%」

アルコール度数「18度」

日本酒度「不明」

酸度「不明」

情報公開度(瓶表示)「×」

標準小売価格(税込)「1800ml=2860円」

評価「★★★★★(4.4点=94点)」

 

お酒の情報(21年115銘柄目)

銘柄名「鬼山間(おにやんま)青ラベル 本醸造 無濾過生原酒 2020BY」

酒蔵「新潟第一酒造(新潟県上越市)」

分類「本醸造酒」「無濾過酒」「生酒」「原酒」

原料米「不明」

使用酵母「不明」

精米歩合「60%」

アルコール度数「18度」

日本酒度「不明」

酸度「不明」

情報公開度(瓶表示)「×」

標準小売価格(税込)「1800ml=2990円」

評価「★★★★★(4.4点=96点)」