私のブログ「維新の会は前進するのか?!」に次のようなご返信がございました。
という事で、今回の政府与党と日本維新の会の合意案と国民民主党案を、それぞれザックリ計算しまして、ゆる~く検証してみました動画を作成しまして、YouTubeにアップさせて戴きました。
というわけで、以下は動画を拝見した感想と私見でございます。
確かにね、維新の政策も良いものなんでしょう。
ただ、今回維新が最も力を入れて与党との合意を目指したのは「私立高校授業料無償化(所得制限無し)」なわけです。これを前面に押し出していたからこそ、所得控除やら社会保障費減など霞んでしまったのですね。国民民主党の減税案をつぶしたと非難されてしまった原因の一つでしょう。
国民民主は減税の旗を掲げ財務省に挑んだヒーロー、維新は国民民主だけに良いかっこさせたくなくて後から独自案で与党と手を結んだ・・・せっかく良い政策があるんだったら、少数野党同士手を結んでもよかったんじゃないですかね?維新が嫌われるのってそうゆうとこだぞ。
で、血祭様は私学無償化によって低所得層の家庭の子供の学力の底上げになる、と仰っています。
確かに私学が低学力の子供の受け皿になっている点は認めます。ですが、それは公立高校でも同様でしょう。少子化の影響で定員割れを起こしている公立校がいくらでもあるのですから、普通に学校に通える子ならどこかに引っ掛かります。いくら貧乏でも中学卒業の学力が身についていればどこかの公立には入れるんじゃないですか?親の所得の問題だけではないと思いますよ。
私学授業料無償化は大阪では先行実施されていますが、いろいろ問題点もあるようです。そのあたりをもっと突き詰めて分析してからでもよかったんではないでしょうかね。
何より、維新の会前原代表は、自分が貧しくて良い高校に行けなかったからこの法案を成立させたかったと言っています。独断と偏見で言わせてもらえば、学力底辺の子のことなど意識していないんじゃないかな。
(あ、こうして書いてみると、私は維新の会が嫌いだからチョット偏ってますかね)
今や国民の敵は財務省だとはっきりしているのですから、野党同士でいがみ合ってる暇はない・・・っと、野党も大部分は財務省側でしたね。