「3年以内に子育てケアマネを全家庭に導入する」
こんな内容の元衆議院議員の菅野志桜里さんのXが炎上しています。
「子育てケアマネ」というのはどんなものなのか、具体像が全く分からないのですが、以前から要望があったようです。
三原じゅん子・こども政策担当大臣に子育て3団体で面会し、妊娠からすべての妊産婦に伴走し、さまざまな相談にのりつつ各種支援を当事者につなぐ専門家「子育て版ケアマネジャー」について、2025年度に調査研究を行うよう要望しました。大臣は私たちの話に耳を傾け、「まだ足りない施策があるとわかりました」と話されました。
子育て三団体とはなんぞや?という疑問とともに、やっぱり子育てケアマネの役割とか必要性がよくわかりません。
そして一番大事なのは、その制度が本当に当事者にとって救いになるのかという点です。
制度はあって、
お金も労力もかかるのに、誰も救われない。
政府→制度は準備した。
現場→実所に合わなくて運用できない。
対象者→支援に繋がれない。
理念自体は良いのに
実情がこうなっている制度が、
いっぱいあるんじゃないでしょうか?
そうならない仕組みが出来ていないのに、
新しい試みをしても、
また同じことの繰り返しです。
何かする時に、
どう評価するか?
どうなったらやめるのか?
を同時に決めてほしい。
上記ブログのご意見に全く同感です。
更に、私はこんなことも懸念します
・一人一人全く異なる実情の何をどう拾い上げてどんな支援ができるのか、どこで線引きするのか
・実際の支援者の人員、技量をどう手当てするのか
・新しい制度につけられた予算を誰がどう配分し、それが適正かどうか誰が評価するのか
現行の子ども家庭庁も男女共同参画も組織や制度は立派で予算もたくさんつけられていますが、実際に役に立つ運営がされているのか結果を評価する仕組みがありません。
新しい制度を作ると、政治家は仕事をしている気になるのかもしれませんが、今ある制度でできることはないのか、それが本当に必要なのか、きちんと分析してからにしていただきたいものです。
そうでなければ、男女共同参画みたいに、子育て三団体とやらに公金を流したいだけのような気がしてしまいます。