<防災豆知識>
・揃えておきたい防災グッズ
 
・薬局豆知識 No.43  「災害時における服薬の盲点」
 
<熊本地震関連>
・熊本地震で被災された皆様の医療機関等での受診の際のご負担が猶予されます
 
・処方箋なしで保険調剤可‐熊本地震での対応を通知
https://pharma.mynavi.jp/contents/yakuyomi/industry_news/処方箋なしで保険調剤可‐熊本地震での対応を通/
熊本地震被災地での保険調剤の場合、『事後に処方箋が発行されることが条件』ですが、処方箋なしで調剤可とする例外的な取り扱いを被災地県等に通知しています。主治医との電話やメモ、薬歴、お薬手帳などで処方内容を確認できれば、調剤が可能となりました。
 
・妊産婦を守る情報共有マニュアル@避難所(一般・避難所運営者向け)
『招き猫』は「商売繁盛!」というイメージが強いと思います。
『招き猫』の由来には諸説あるため、全国に「招き猫発祥の地」と呼ばれる場所があるそうです。
白い猫の顔を洗うようなしぐさ、かわいいですよね。
ちなみに、「右手」を上げている招き猫は「金運」を、「右手」を上げている招き猫は「来客」を招くとされています。
 
さて、医療関係の場所では『招き猫』を飾って商売繁盛!なんてところはまず無いと思います。病人を招いてお金を稼ぐなんて思想、以ての外ですからね(><)
しかし、そんな医療関係の場所でも、これなら置いていいんじゃないか!?と思う『招き猫』が存在しました!
それは『赤い招き猫』と『黒い招き猫』です。
 
赤色は、昔は「疱瘡」や「麻疹」が嫌う色と言われていたため、『赤色招き猫』は「病除け」の意味があります。頭などなでるとご利益がありそうです。
 
また、黒い猫は夜でも目が利く事から日本では昔から「福猫」と呼ばれ「魔除け」や「幸運の象徴」とされていました。ですので、『黒い招き猫』は「厄除け」の意味があるのです。
「厄」は災厄、苦しみ、特に「病苦」のことですので、置いてもOKでしょう。
 
あと、『緑の招き猫』もOKかもしれません。『緑の招き猫』には、家内安全や交通安全などの「平穏無事」を守ってくれる効果があります。(南の方角に置くといいんだそうです。)
 
ちなみに、同じようなものに『達磨』がありますので、『達磨』も見てみましょう。
・緑色達磨:『身体健勝』
・黄緑色達磨:『無病息災』
・紫色達磨:『健康長寿』・・・老人福祉施設とかにも良いかも。
・銀色達磨:『安産吉祥』・・・産婦人科に良いかも。
・スカイブルー達磨:『心の安定』・・・精神科に良いかも。
・ペールブルー達磨:『厄除け』 『病魔除け』
(・赤色達磨:家内安全 開運吉祥)
 
このような、病気や厄に対してご利益があるの置物を店頭に飾るのもいいかもしれません。
神社でお祓いしてもらったものや購入したものなら、なおさらご利益ありそうです。
「最近、患者さん減ったね・・・(ToT)」という医療関係者の悲鳴がもしあれば、患者さんにとっては大変喜ばしいことでしょう。
 
参考資料:
知識の博覧会(著:曽根 翔太)
参考URL

人間が『火星』に住むのもそう遠くはありません。
 
人間は大昔から空を見上げ、未知の世界「宇宙」に興味を示し続けました。
たくさんの人間が試行錯誤を重ね、宇宙を研究したり、飛んで行ってみたりと、今もなお人類は「宇宙」に『次の住処』を求めているのは事実です。
 
テスラのCEOイーロン・マスク氏は、「地球の人口はすでに70億人を突破し、今世紀半ばには100億人にも届く。しかし、二酸化炭素は増加し、温暖化は進み、異常気象は頻発し、水不足や食糧危機が叫ばれている地球に本当にそれだけの人間が住めるだろうか?いずれ人類は地球以外の惑星に住まなくてはいけなくなるのでは?」と考え、2002年に民間宇宙開発会社スペースX社を創業するなど、火星へ向かうためのロケット「BFR(Big Fucking Rocket)」の開発や火星で資源(化石燃料)に頼らない「持続可能なエネルギー」を使用した自家用電気自動車や自家発電設備などの開発をしています。
この計画が現実のものとなれば、人類は『火星』に住み、『火星』で生活をすることになります。
『火星』で生活をするということは、家族を作り、子を産み、育てていくわけです。
地球と同じような生活を『火星』で実現できる、何とも夢のある未来予想ですよね。
 
また、人類火星移住計画『マーズワン』というのもあります。
2024年から「地球には帰ってこない。生涯を火星で暮らす」という固い決意を胸にした、選ばれし人類(最初は4人、その後2年ごとに4人ずつ送っていく計画)が地球を旅立つ予定で、候補者の中には「火星で子供を産みます!」と早くも宣言している女性がいるんだそうです。
 
さて、「宇宙で生まれた子供は何人?国籍はどこ?」になるのでしょうか?
宇宙で生まれたから『宇宙人』となるのでしょうか?
 
国籍を決める場合、各国によって方法が異なります。
日本・中国・韓国のような国は、「両親の国籍」によって子供の国籍が決められる「血統主義」が適用されます。
もしアメリカ人の夫婦が、日本で子供を出産すると、日本の国籍を得ることができず、その子供は「アメリカ人」となります。(ただし、夫婦どちらかが日本人であれば日本の国籍を得ることができます。)
 
一方、アメリカ・カナダなどの国は、「出生地」によって子供の国籍が決められる「(出)生地主義」が適用されます。
もし日本人の夫婦が、アメリカで子供を出産すると、日本の国籍とアメリカの国籍のどちらかを選んで決めることができる権利が与えられます。「日本人」になるか「アメリカ人」になるか、22歳まで本人が自由に決めることができるのです。
 
『宇宙』での出産でもこの方法が適用されます。
「宇宙船」で子供が生まれた場合、日本の宇宙船での出来事であれば「血統主義」が適用されます。
一方、アメリカの宇宙船での出来事であれば「(出)生地主義」が適用されます。
 
では「火星」で生まれた場合はどうでしょうか。
現段階では何も決まっていないので、ここからは私の妄想です。
「血統主義」は一緒でしょう。しかし「(出)生地主義」は複雑です。
 
「火星」は「地球」と同じ一つの「惑星」ですよね。
「地球人」や「火星人」は『「惑星」に住む人間』を指しています。
また、「日本人」や「アメリカ人」は『「地球人」の中にいる、「日本」や「アメリカ」という国に住む人間』を指します。
 
今ある考えでいくと、「(出)生地主義」は出生地なので、「火星」という惑星を地球人が「火星国」と一つの国と認めた場合は『火星人』を選択できるのではと思います。
また、「火星」内に国ができた時は、『火星人』は惑星単位の言い方になり、その国の名を取り『○○人』となると思います。
日本人が普段「私は地球人です」と言わず、「私は日本人です」と言うのと同じです。
 
まぁ、初めは「地球人」同士で子供を産むわけですし、結局、本物の『火星人』同士から生まれた子供が『火星人』なのですから、「地球内生命体」は地球外に行っても「地球人」で、火星で生まれた子供は、「火星地出生地球人」もしくは「地球外生命体地球人」という感じになるのではないでしょうかね。
「惑星」単位で考えると「火星人」になりますが、「本物の火星人」とは言いにくい。
もし、本物の「火星人」がいて、その「火星人」と結婚し子供をもうければ、「火星人(ハーフ)」となるではないでしょうかね・・・。
 
参考資料:
知識の博覧会(著:曽根 翔太)
参考URL
https://medium.com/パウリの部屋/地球から火星へ-イーロン-マスクstory-596cbe709e65

あっるっこー あっるっこー わたっしはーげんきーっ♪
 
『散歩』とは、気晴らしや健康などのために、自宅や滞在している場所などの周辺をとりとめもなく、ぶらぶらと歩くことです。
『散歩』をすることは健康にもいいと、晴れの日や穏やかな日など多くの方がされていると思います。
私もたまに『散歩』するときは「気持ちいいなぁ!」と感じます。
車でよく通る道でも新しい発見があったり、その地域を知るには『散歩』が一番ですよね。
(ポケモンGoもしていますが(><))
 
さて、『散歩』の語源には「お薬」が関係しています。
 
中国、後漢から唐の時代、貴族や文化人の間で滋養強壮薬・向精神薬として流行していた『五石散(寒食散)』というお薬がありました。
『五石散』は、
・石鐘乳
・紫石英(蛍石、フローライト)
・白石英(水晶)
・石硫磺
・赤石脂(黄土)
という5種類の鉱物をすりつぶして調合された「散薬」で、お酒などに混ぜて服用すると「虚弱体質改善(滋養強壮)」や「不老不死」に効果があるといわれており、中国全土で広く流行したお薬でした。
(ほかに、「砒素」も入っていたのではとも言われています。また、唐代の『千金翼方』(孫思邈の著)に「五石更正散」というお薬の処方が残っており、「五石」の他に「海蛤」「防風」「栝樓」などが入っていたという記載もあります。書物によっても「五石」の中身が違います。)
『五石散』を作った人物は、外科医の祖「華佗」あるいは医聖「張仲景」のどちらかと言われていますが、「張仲景」が傷寒(腸チフス)の治療薬として発明したというのが有力です。
そして、当時、美男子でナルシストだった魏武帝の娘婿「何晏」が、この『五石散』の成分量を改悪して後世に広めてしまった、とされています。
 
『五石散』を服用すると、皮膚が敏感になり体がポカポカと温まります。人々はそれを『散発』と言いました。
この『散発』がないと「体に毒が溜まり害になる」とされていたため、服用した人々は『散発』を促すべく、絶えず「歩き回る(行散)」ようになり、この『「散」発のために「歩」く』『五石散を「散」らす為に「歩」く』ことを『散歩』というようになったということです。
そしてその行為から、ただ歩くことを『散歩』と言うようになったのです。
 
人々はどんな時代も疲れているのでしょうかね。
この世から麻薬が無くならないのも、求める人間がいるからです。
悪の道に一歩踏み出すより『散歩』したほうが健康にも人間的にもいいですよ。
ドラッグ、ダメ!ゼッタイ!!
 
補足:漢方薬の「五積散」とは関係ありません!
 
参考資料:
知識の博覧会(著:曽根 翔太)
参考URL

氷を触ると『冷たい!』と感じますよね。当たり前です。
以前お話ししましたが『冷たさ』は、「冷点」という「感覚点」と「クラウゼ小体」や「自由神経終末」などの「感覚受容器」があるため、人間は冷たいものを触ると『冷たい!』と感じることができるのです。
 
さて、その『冷たい』の語源を知っていますか?
 
『冷たい』の語源は「爪痛い」からきています。
 
「寒さ」は「体全体」特に「肌」で感じます。
「寒」には「氷に表される寒さを建物でしのぐ人」という意味がありますので、指先だけで「寒さ」を感じるとは言いません。
一方、冷たいものを触り『冷たい』と感じるとき、大抵、人は「指」や「指先」で『冷たさ』を感じます。
 
指先には「爪」があります。
「爪」は元々『(ソウ、爪を表わす指事文字)』という、「又(手)」に爪を表す点「丶丶」が合わさった字で表されていました。
「爪(つめ)」は、「縁」「際」など『モノのはしっこ』、『端(つま)』からきており、「つかむ」のみの意味(手指全体の意味)がありました。
ですので、
 
「つかむ」ところ(手指全体)が痛い→『「爪」痛し』→つめたし→『冷たい』
 
となったということです。
 
後々、つかむ意味の「爪」と元々爪のことを表した『』が合わさり、指の端を「爪先(つまさき)」、「抓む(つまむ)、抓る(つねる)」は手偏に爪、「掻く(かく)」は手偏に蚤(のみ、虫と)などと使われるように、現在の「爪」をダイレクトに表現する漢字になったんだそうです。
 
なお、「冷」という漢字は、氷を意味する「冫(こおり)」と、君主が清らかに人々に命令する姿を示す会意文字「令(亼(人を集める)と(人々がひざまずく)からなる。清らか、涼やかの意味あり)」からなっています。
 
『冷たい』と言う表現は、清少納言「枕草子」に、
【いと「つめたき」ころなれば、さしいでさせ給へる御手のはつかにみゆるが・・・】
≪とても(寒く)冷える頃なのですが、(中宮定子様が)差し出されるお手がかすかに見え・・・≫
とありますので、平安時代以前からあると考えられています。
 
現代は手先が冷たかったらホッカイロなどがありますので、手先の冷たさは自身でしのぐことができますし、「爪が痛い」なんて表現、考えもしないですが、昔はホント爪まで痛く感じるくらい冷たかったんだろうなぁ、と思います。
 
参考資料:
知識の博覧会(著:曽根 翔太)
 
参考URL
https://blogs.yahoo.co.jp/ito_pharmacy/69822287.html (熱いお茶は触ると熱いのに、飲むことができるのは何故?)

一番有名な漢方薬と言えば『葛根湯』でしょう。
風邪のひき始め等に使われる漢方薬ですが、実は『葛根湯』には4種類あります。
 
日本薬局方にある「葛根湯エキス」の製法の部分を見てみると、
参考URLhttp://jpdb.nihs.go.jp/jp17/jp17-6.pdf (31ページ「葛根湯エキス」参照)
「①~④の処方に従い生薬をとり,エキス剤の製法により乾燥エキス又は軟エキスとする。」とあります。
その記述の上には表があり、よく見ると、使われている生薬成分はどれも同じ『7種類(葛根・麻黄・大棗・桂皮・芍薬・甘草・生姜)』ですが、生薬成分の「含まれている量に違い」があることがわかります。
①と④の全量を比べると、①は25g、④は17gと、「8g」も差があります。
また、②と③を比べると、全量はどちらも同じ18gですが、「麻黄」と「生姜」の量がどちらも1gずつ違うだけです。
そのため、その違いが4種類あるので「『葛根湯』には4種類ある」というわけです。
 
以前、「安中散」を例にお伝えしたと思いますが、漢方薬のほとんどは、このように1つの漢方薬に対して数種類の処方があります。
そして、漢方薬メーカーである「ツムラ」や「クラシエ」「コタロー」などは、その数種類の処方から1処方を選び、「ツムラ葛根湯」「クラシエ葛根湯」「コタロー葛根湯」と名前を付けて販売しているわけです。
 
A:ツムラ葛根湯エキス顆粒・・・③の処方
本品7.5g
日局カッコン   4.0g
日局マオウ    3.0g
日局タイソウ   3.0g
日局ケイヒ    2.0g
日局シャクヤク  2.0g
日局カンゾウ   2.0g
日局ショウキョウ 2.0g
上記の割合の混合生薬の乾燥エキス3.75gを含有する。
 
B:クラシエ葛根湯エキス顆粒・・・①の処方
本薬1日量 (7.5g)
日局カッコン   8.0g
日局マオウ    4.0g
日局タイソウ   4.0g
日局ケイヒ    3.0g
日局シャクヤク  3.0g
日局カンゾウ   2.0g
日局ショウキョウ 1.0g
上記の混合生薬より抽出した、日局葛根湯エキス5,200mgを含有する。
 
C:コタロー葛根湯エキス細粒・・・②の処方
本剤7.5g
日局 カッコン   4.0g
日局 マオウ    4.0g
日局 タイソウ   3.0g
日局 ケイヒ    2.0g
日局 シャクヤク  2.0g
日局 カンゾウ   2.0g
日局 ショウキョウ 1.0g
上記の混合生薬より抽出した、葛根湯の水製乾燥エキス4.8gを含有する。
 
この「分量の違い」は、以前もお伝えしましたが、治療効果を考えるうえでは影響はあまりありません。
が、注意したほうがいいときは『飲みやすさを考えるとき』や『漢方薬を同時に数種類服用するとき』です。
「分量の違い」は、味を変えたりしますので「飲みやすさ」に影響しますし、漢方薬には副作用を考えなければいけない生薬成分(甘草(1日量2.5g以上は注意!)や麻黄、附子など)もありますので、そのような場合は気にしたほうがいいでしょう。
 
ついでに「ツムラ葛根湯」のページを見てみましょう。
現在、医療用漢方製剤の『葛根湯』が1種類、一般用漢方製剤の『葛根湯』が4種類あります。
一般用漢方製剤の『葛根湯』を上から見ると、
あ:ツムラ漢方葛根湯エキス顆粒A(内容量10日分):③の2/3の分量で、2包(5.0g)中、葛根湯エキス2.5gを含有します。
い:ツムラ漢方葛根湯エキス顆粒A(内容量8日分):③の2/3の分量で、2包(5.0g)中、葛根湯エキス2.5gを含有します。
う:ツムラ漢方内服液葛根湯:①の分量で、1日量90mL30mL×3本)中、生薬より抽出した葛根湯エキス8.3gを含有します。
え:ツムラ漢方内服液葛根湯液2:①の分量で、1日量90mL45mL×2本)中、生薬より抽出した葛根湯エキス8.3gを含有します。
 
「あ」と「い」は、内容量とパッケージの違いだけですね。
「う」と「え」は、1日の服用回数に違いがあります。「う」は3回で「え」は2回。どちらも15歳未満は服用できません。
同じ名前の漢方薬でも、商品によって内容が違うので、一般薬でもやはり用法・用量を気にしないとといけないというわけです。
 
なお、中国の『葛根湯』の分量は日本のものと大きく異なります。
カッコン   9.0g
マオウ    6.0g
タイソウ   5.0g
ケイヒ    6.0g
シャクヤク  6.0g
カンゾウ   5.0g
ショウキョウ 6.0g
中国の『葛根湯』は、「傷寒論」や「金匱要略」という古典医学書を基に配合されているので、日本の処方と大きく異なります。
理由は「水」や「気候」の違いがあるためです。
日本の「水」の多くは「軟水」ですが中国は「硬水」で、「気候」は日本は「湿気の多い気候」に対し、中国は「乾燥した気候」です。湿潤地域では身体を乾燥させる漢方を使い、乾燥地域では身体を潤す漢方が好まれます。
ですので、海外(中国)で現地の漢方薬を服用するときは、特に注意が必要となります。
 
参考資料:
薬の比較と使い分け100(著:児島 悠史)
参考URL
https://blogs.yahoo.co.jp/ito_pharmacy/69542009.html (メーカーで異なる『漢方薬』)

アニメやゲームのキャラクターの名前を取って名付けるのは、人の名前だけではありません。
我々が持つ遺伝子やたんぱく質の中には、キャラクターの名前がついているものがあります。
 
①視覚の神経伝達に関与する細胞外マトリックスタンパク質、もしくはこれをコードする遺伝子『ピカチュリン』
 ・「ジストログリカン」と呼ばれる糖タンパク質に対して結合するタンパク質。
 ・これが欠失していると様々な「視覚異常」が認められる。(マウスにおいて)
・人間の他に「イヌ」にも存在するとされ、これらの動物において動体視力の良し悪しを決定する一因であると予想されている。(視覚情報伝達に必須のタンパク質で、動体視力の優劣を司っている。)
・ジストロフィンの異常が関係する「筋ジストロフィー」患者における網膜異常の解明にも貢献することが期待されている。
・ポケモンの『ピカチュウ』から命名された。
 
②がんの主スイッチとして働くとされる遺伝子「Zbtb7」旧名『POKEMON(ポケモン)』
 ・「POK赤血球系・骨髄球性幼若化因子(POK Erythroid, Myeloid ONtogenic factor)」という転写抑制因子の頭文字をとって命名された。
・基本は「発がんを抑制」する因子だが、他のがん遺伝子がガンを引き起こす際にこのポケモン遺伝子が過剰発現し、その癌化の手助けをしてしまう。現在「肝臓がん」「前立腺がん」「膀胱がん」「肺がん」で過剰発現していることがわかっている。
 
③ヘッジホッグ(HH)ファミリーに属する5種類のタンパク質の内の1つ『ソニック・ヘッジホッグ(SHH)』
 ・四肢や脳脊髄正中線構造などの多くの器官系の「デザイン」を形成する役割があるタンパク質。
 ・人間ではソニック・ヘッジホッグ遺伝子の変異で、腹側正中線の欠失が生じて「全前脳胞症 (HPE) を引き起こすほか、シス調節エレメントの変化が原因で「多指症」になることなどが知られている。
 ・ゲーム機SEGAのキャラクター「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」から名づけられた。
 
おまけで面白い名前もご紹介。
 
④ホヤの筋肉細胞の分化決定因子『MACHO-1
 ・これがないとホヤの筋肉ができない。
・「マ(MA)ボヤの超(CHO)面白い遺伝子」を略した名前。筋肉だからマッチョ、ではありません。
 
⑤シロイヌナズナの変異体に関係する原因遺伝子『SUPERMAN
・スーパーマン変異体では、おしべ()の数が通常の6本から10本近くに増え、逆にめしべ()の発達が抑制されるので、あたかもおしべのようになる。(おしべの数が増える。雄しべの数を決定する遺伝子。)
 
⑥シロイヌナズナの突然変異体に関係する遺伝子『YODA
 ・シロイヌナズナの葉にある「気孔」の形成を抑える働きを持っている。
 ・ヨーダ遺伝子によって突然変異したシロイヌナズナは、野生型に比べ極端に背が低く、葉も広がらずに小さくまとまっているので、映画「スターウォーズ」のジェダイマスター『ヨーダ』にちなんで命名された。
 
⑦妊娠に不可欠な、精子によって作られるタンパク質『IZUMO
 ・縁結びで有名な「出雲大社」にちなんで命名された。
 ・受精に不可欠なタンパク質。
 
⑧メダカ左右軸突然変異体に関係する遺伝子『KINTOUN
 ・メダカの左右軸喪失の変異体は、必ず腎臓肥大を発症し、下腹部が膨れ背筋が曲がるため、その姿が孫悟空の乗る『筋斗雲』に似ているため命名された。
・分子モーターの一種「Dynein」の前駆物質形成に関わる遺伝子。
 
難しくて長ったらしい名前より、このような身近な名前だと覚えやすいですね!
 
参考URL
https://ja.wikipedia.org/wiki/ソニック・ヘッジホッグ
https://wired.jp/2005/03/14/妊娠のカギを握るタンパク質、日本の研究チーム/

身近な成分として『カフェイン』があります。
 
『カフェイン』は、コーヒー飲料・緑茶・ウーロン茶・紅茶・ココア・コーラや栄養ドリンクなどの飲料・チョコレートなどに含まれている成分で、覚醒作用・解熱鎮痛作用・強心作用・利尿作用などがあるため、医薬品では「無水カフェイン」の状態で「総合感冒薬」や「鎮痛薬」「乗物酔い薬」「ドリンク剤」などに用いられています。
 
『カフェイン』はアルカロイド(天然由来の有機化合物の総称)で、1819年頃、ドイツの分析科学者「フリードリープ・フェルディナント・ルンゲ」によって、コーヒーから単離されました。
 
含有量は以下の通りです。
・緑茶(235ml):0.03g0.05g
・紅茶(235ml):0.047g
・コーヒー(インスタント、235ml):0.062g
・コーヒー(豆抽出、235ml):0.095g(ただし、エスプレッソの場合は非常に多くなり、水出しの場合は少なくなる。)
・コカ・コーラ(350ml):0.035g
・ペプシコーラ カフェイン強化版(200ml):0.038g
・コーヒー味アイスクリーム(ハーゲンダッツ、1/2カップ):0.03mg
・モンスターエナジー(355ml):0.142gM3の場合は150ml0.140g
 
『カフェイン』を取りすぎるとダメ!と言うことはご存知だと思いますが、一体どのくらいでNG!なのでしょうか?
『カフェイン』の致死量は、成人で「5g10g」とされています。(個人差などあります。)
コーヒー(豆抽出)なら52105杯分、コーラなら142285杯分、エナジードリンクなら3570本分で致死量に達する計算となります。
『カフェイン』を摂取してから血中濃度が最高に達するまでは0.52時間、血中消失半減期は4.57時間です。
なお、0.25g/day以上の摂取では、焦燥感、神経過敏、興奮、不眠、顔面紅潮、悪心、頻尿、頻脈などの症状が現れることがあります。
 
さて、コーヒーにタバコは付き物な人もいると思います。そんな人には朗報(?)。
『カフェイン』は「膀胱がん」の発がんにも関与すると考えられていますが、なんと!喫煙者の方が非喫煙者の方より「膀胱がんリスクが低い」んだそうです。
理由は、喫煙者の方が『カフェイン』の消失が早くなるためと言われています。
 
タバコを吸う人は、カフェイン含有物と一緒に(どちらも適量)、タバコを吸わない人はカフェイン含有物の摂取は適度にしましょう!
 
参考URL
『おなら』を我慢することって、あると思います。
マナーを考えると、周りを気にせずプリプリとするものでもありませんよね。
さて、『我慢したおなら』って、一体どうなるのでしょうか?
 
まずは『おなら』のことを知っておきましょう。
『おなら』の成分は意外と多く『おなら』の9割は「体外から口と鼻を通って入ってくるもの」で、残りの1割は「体内の微生物により造られるもの」です。
・窒素
・酸素
・メタン
・二酸化炭素
・水素
・酪酸
・硫化水素
・二酸化硫黄
・二硫化炭素
・アンモニア
・ホスフィン
・インドール
・スカトール
・腸内細菌 などなど
「腸内細菌」も放出されるとは!一回あたり数千~数万個が放出されるそうなので、やはりパンツは毎日変えたほうがいいですね。
 
平均的に大人は普通一日に合計0.5 1.5Lの量の『おなら』を520回放出します。
 
『おなら』の語源は、室町時代に使われていた「お鳴らし」が略されてできた女房言葉(室町時代初期頃から宮中や院に仕える女房が使い始めた隠語的な言葉)で、『屁』よりも上品な言い方です。
江戸時代には、音のしない『おなら』を「すかしっ屁」と言うようになりました。
 
さて、『我慢したおなら』は時がたつと一時は放出しなくてもいいようになります。
それは『我慢したおなら』の一部が毛細血管から血液に吸収され、口から出るためです。
 
「窒素」や「硫化水素」などの吸収されない成分は腸内にととどまり、次の『おなら』の成分と混ざり合い、あなたの放出を今か今かと待ちます。
「酸素」や「腸内ガス」は腸で吸収され分解されます。分解しきれなかったものは血液に溶けて体内をめぐります。・・・体に悪そうです(><;)
「においの原因となる成分」は吸収され、肺まで行き、ガスに変換。そのガスはCO2と混ざり、口から排泄され「口臭」の原因になります。・・・おじいちゃんお口臭いと言っていられるレベルではありませんよ。
 
というわけで、『おなら』を我慢すると「口臭」や、直腸性便秘など「便秘」の原因にもなるため、やはり『おなら』は我慢しないようにしましょうね!
 
参考資料:
子供にウケるからだの謎 ウソ・ホント!?(著:坪内忠太)
参考URL
『インフルエンザ』の歴史は古く、現在最も古い記載は、ヨーロッパの紀元前412年「ヒポクラテス」と「リヴィ」によるもので、「ある日、突然多数の住民が高熱を出し、震えがきて咳が盛んに出た。たちまち村中にこの不思議な病気は広がり、住民たちは脅えたが、あっという間に去っていった」と記述されています。
(なお、紀元前430427年のアテネの疫病として「ツキジデス」という人が記載した疫病が『インフルエンザ』ではないかという説もあります。)
11世紀には、明らかに『インフルエンザ』の流行を推測させる記録が残っており、16世紀にはすでに『インフルエンザ』という名で呼ばれていたようです。
 
『インフルエンザ』は、イタリア語の「星の影響(influence)」が語源で、流行が周期的に現れることから、イタリアの星占いたちが名付けたとされています。
 
日本では、奈良時代には『インフルエンザ』が存在していた形跡があり、平安時代(貞観4年:862年)には『インフルエンザ(平安・鎌倉時代には「しはぶきやみ」と呼ばれている)』の流行をうかがわせる記述が歴史物語「増鏡」にあり、「ことしは、いかなるにか「しはぶきやみ」はやりて、人多くうせ給ふ中に・・・」と記述されています。
また、わが国最古の医学書「医心方(984年)」には、「咳逆(しはぶき)咳逆疫(しはぶきやみ)」の記述があり、「源氏物語(1008年)」のヒロイン「夕顔」は「六条御息所」の嫉妬により呪い殺されたのではなく『インフルエンザ』でなくなった可能性が高いと考えられています。「夕顔」の死後も、光源氏も同じ症状を起こすため、「夕顔」から『インフルエンザ』に感染した可能性が高いとされています。
平安時代後期に書かれた「大鏡」には「一条天皇」が「しはぶき」で亡くなっているとの記述もあります。
江戸時代には、宝永年間(1707年)から慶応2年(1868)までに、23回の流行の記録があり、『インフルエンザ』は「お駒風」「谷風」「薩摩風」「琉球風」「アメリカ風」などと呼ばれていたそうです。
「谷風」は「力士風」とも言い、最強の名横綱「谷風梶之助」の名前からきています。「谷風梶之助」は実際、『インフルエンザ(御猪狩風)』で1795年に亡くなっています。
『インフルエンザ』は明治時代にも流行し、当時は江戸時代にも呼ばれていた呼び名「お染風」と呼ばれていたそうです。
「お染風」の「お染」は「お染久松」という浄瑠璃・歌舞伎の登場人物からきており、宝永7(1710)大坂でおきた「お染」と「久松」の心中事件を題材にした物語で有名です。
当時、「お染風」が流行ると、風邪除けのために『久松るす』という張り紙を玄関や軒下に張り付けたんだそうです。意味は、「あなたの大好きな「久松」さんは留守をしておりますので、この家に「お染風」さんは会いに来ないでね。」と言う意味なんだそうな。
(「久松るす、お染御免」と書く場合もあります。)
 
『インフルエンザウイルス』が発見されたのは1933年。最近です。
A型ウイルスがまず発見され、1940年にはB型ウイルス、1949年にはC型ウイルスが発見されています。
A型ウイルスには、「HA(ヘマグルチニン・赤血球凝集素):16種類」と「NA(ノイラミニダーゼ):9種類」の2つの突起があります。
HA」は、ウイルスが細胞に感染するときに使い、「NA」は細胞で作られた子孫のウイルスが細胞外へ出るときに使います。
この2つの組み合わせで、16×9144種類ものウイルスが存在します。
『インフルエンザ』のワクチンは、この144種類の中とB型でその時期に流行りそうだと思う数種類(2017/2018シーズンはA2種、B2種。)だけを考え作られていますので、「ワクチンが効かない」ということがあるのです。
B型ウイルスは「HA」も「NA」も各1種類(本当はHA2種)ずつで、亜型はないとされています。
C型ウイルスには「NA」がなく、亜型もありません。
ですので、現在世界的に流行(パンデミック)するのは、A型のみとなります。
19181920年:スペインかぜ(H1N1)
19571958年:アジアかぜ(H2N2)
19681969年:香港かぜ(H3N2)
19771978年:ソ連かぜ(H1N1)
A型は、特に「渡り鳥」が保有することが多いため、流行しやすいのです。
 
2018530日現在、私の薬局に5月だけで『インフルエンザ(A)』の患者さんが5名ほど来られています。場所によっては『インフルエンザ』による学級閉鎖があったところもあります。
5人ぐらいなら心配しなくてもよくね?と思うかもしれませんが、気が抜けたところに奴らは入り込んでくるかもしれません!
まだまだ、ご注意を!
 
参考URL
https://blogs.yahoo.co.jp/ito_pharmacy/69202017.html (インフルエンザ豆知識)
https://blogs.yahoo.co.jp/ito_pharmacy/69202017.html (インフルエンザ豆知識 妊娠中・授乳中)
https://blogs.yahoo.co.jp/ito_pharmacy/69731350.html (インフルエンザの吸入器の使い方)
https://kotobank.jp/word/お染%2F久松-1131147