1.適格消費者団体
消費者支援機構関西
2.概要
消費者支援機構関西は、消費者から寄せられた情報提供をきっかけに、洗口液「リステリン」の商品ラベル表示について調査を行った。表示内容の一部に景表法上の適法性に疑問があると判断したことから、2023年2月、当時リステリンを提供していたジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社に対して問い合わせを行い、提供資料を求めた。
その結果、同団体は「リステリン」の表示が景表法上の問題に該当すると判断し、2023年8月28日付で申入書を送付した。その後、「リステリン」の事業を継承したJNTLコンシューマーヘルス株式会社(以下「同社」)から同年9月26日付で回答書を受領。同社は表示を見直すとしていた。
同団体はさらに、表示見直しの具体的な内容や実施時期を確認するため再問合せや要請書を送付し、同社からも複数回にわたって回答が寄せられた。その後、2025年10月に表示の修正が確認されたことから、11月27日付で申入れ・要請活動を終了した。
3.経緯
2023年2月
消費者支援機構関西、ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社へ「お問合せ」を送付。
「リステリン」の商品ラベル表示に情報提供を求めた。
2023年3月14日
同団体、回答期限経過後も回答がなかったため、「お問合せ」の再送付を実施。
2023年4月14日
ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社、回答書。
2023年8月28日
同団体、「申入書」を送付。
リステリンの商品ラベルにおいて「殺菌力」と「Nо.1」の文字の大きさおよび位置関係からみて、消費者に「殺菌力No.1」と誤認させるおそれがある。また、「Nо.1」の表示の左肩に印刷されている「マウスウォッシュ売上」の表示は、「殺菌力」及び「Nо.1」の表示に比べて著しく小さい文字で印刷されており、「(殺菌力ではなく)売上がNо.1である」と読み取ることは困難な表示となっているとして是正を求めた。
>>申入書
2023年9月26日
リステリンの事業継承先であるJNTLコンシューマーヘルス株式会社、回答書。
消費者の誤認を招く可能性を認め、表示見直しを行う旨を回答。
>>回答書
2023年11月27日
同団体、表示見直しの具体的内容と実施時期について「再お問合せ」を送付。
>>再申入書
2023年12月26日
同社、回答書。以下の対応を行うとした。
・表示を修正したアテンションステッカーを重ね貼りして出荷
・表示に問題のあったショルダーラベル本体は、「殺菌力」を「売上」と変更し、2025~2026年中に完了予定
>>回答書
2024年1月23日
同社代理人弁護士と同団体法律家メンバーがオンラインで協議。
2024年3月28日
同団体、「要請書」を送付。
同団体の調査により、アテンションステッカーの重ね貼りが開始されたことを確認したが、一部商品では引き続き「殺菌力」と「Nо.1」が並んで表示されたラベルが見える状態となっていたため、改善を求めた。
>>要請書
2024年4月30日
同社、回答書。
ショルダーラベルのデザイン変更の計画を前倒しして進める旨を回答。
>>回答書
2024年12月27日
同団体、ショルダーラベルの変更が確認できない状況を踏まえ、「ご連絡」を送付。
>>ご連絡
2025年1月24日
同社、回答書。
デザイン変更手続は完了しており、生産開始を待つ段階であると説明。新ラベル製品が店頭に並ぶまで時間を要するとした。
>>回答書
2025年10月
同団体の調査により、表示の修正を確認。
2025年11月27日
同団体、「ご連絡(申入れ・要請活動終了通知)」を送付し、当該対応を終了。
