【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ -3ページ目

【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

老舗スーパー三代目→先代の赤字1.5億円を2年で黒字化→地域土着経営で中小企業の星に→中小企業診断士試験に出題→早過ぎたSDGs →2017年まさかの倒産→応援団がクラファンで3,000万円支援→破産処理後は「笑って泣かせる」講演講師に。『現代ビジネス』コラムニスト


 

 

金融機関ATMに無料で備え付けの「封筒」をガバっと持ち帰り、メルカリなどで転売するケースが相次ぎ、次々と設置を止める銀行が増えているという。確かに言われてみれば、ATM機のそばに「封筒」がなくなっている。
 
「サービス」の名の下に、無料で客に渡すものは多い。

スーパーなら醤油やワサビ・牛脂、割り箸やスプーン・フォークも無料が続いている。

考えてみれば過去のレジ袋も無料配布だった。

 


 
私が(経営していた)スーパーでも、“無料“をいいことに、これらのものを大量に持ち帰る客は結構いた。トイレットペーパーや洗剤。買い物カゴ、ガムテープ、キャベツを剥いた葉っぱまで“無料”となれば持っていく。

スーパー以外でも、カフェのストローやマドラー・ガムシロップ・クリーム・ナフキンなどが持ち帰られるという。
 
ほとんどの客はそれを見て「や~ね~」と反面教師にするが、たまに“そのさま”を自分の娘に見せて「ねっ、お母さんは買い物上手でしょ?」とドヤっている母親を見ると、親子でその“非常識“が引き継がれないように祈るばかりである。
 
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記事によると、客が店舗の商品を本来の目的の範囲外で持ち出し、転売した場合や、後日別途利用する意思がある場合には、「窃盗罪」が成立するという。そうなればまさに「タダより高いものはない」ということになる。
 
人は(私も含めて)、誰も見ていないと自分の得になることをするものだし、一度味を占めると余計にエスカレートしていく。そしてそれを咎(とが)められると、「私だけじゃない!」と正当化する生き物だ(笑)
 
それを自覚したうえで、「必要な分」だけを持ち帰らないと、すべての備品が“有料”になる日が来てしまいます。
 


それはそうと、牛丼屋の「紅ショウガ」や回転寿司の「ガリ」、ラーメン店備え付けの「ニンニク」などは“料金内“という認識で黙認なのだろうか?

 

そこはちょっと不明です(^^ゞ

 

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サムネの写真は、山梨県の「山梨市」で行われる「市制20年イベント」の新聞全面広告である。

山梨県出身の大スター「マキタスポーツ」を始め、「爆風スランプ」のサンプラザ中野くんも登場する。(東出昌大は無関係)

『無尽(むじん)』と書かれているのは、山梨県独自の“互助組織“を表し、数人から十数人で作ったグループが、毎月決められたお金を拠出し、その時に困っている人が全員分をもらえるというもの。(無尽講ともいう)

ゆえに、途中で“トンズラ″されては困るため、メンバーは信用できる仲間に限定される。

その月にまとまったお金が欲しい人は、次回から“利息“を加算する義務があるので、余裕がある人は最後の月まで貰わず、利息が貯まった最後に頂くのが慣例である。

この利息は、各自自由に設定することができるため、本来なら「利息制限法」に引っかかるらしいが、逃げられても“自己責任″とのセットで黙認されている。

政治家など、この「無尽」に10〜20も入り、選挙の時の「集票組織」にしている人も多い。

山梨県は四方を山に囲まれた「盆地」であり、この『無尽講』のせいで、“敵と味方″を分別し、「よそ者」を受け付けない風土が根付いている。

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(ここで急に)なんとなく思ったのは、「山梨県には似たような意味の“市名“が多いな…」ということ。

コストコが出来た「南アルプス市」という名前は独特だし、山梨県の「長崎」知事というのはプチ有名になった。

 



加えて山梨県には以下のような似たような「市名」が多いのである。

【山梨県】山梨市・甲州市・甲府市・甲斐市

地元民でも何が何だかわからないw

市町村合併でできた名前もあるが、どの市も「俺たちが山梨の中心だ!」と言わんばかりである。(ついでに「中央市」という街もあるw)

人口も80万人を切った山梨県…。
【自称 : 武田信玄】がやけに多い土地である。

 

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先にお伝えした通り、地元のテレビ局が「コストコ開店半年」の話題を取り上げました。

そこで、「メディアはどう伝えるか?」との“答え合わせ“をしたいと思います。

ニュースの中身は「半年を過ぎても来店客は衰えず、順調に売り上げを伸ばしている。年間来客数は200万人にも」というだけで、近隣の商店街やガソリンスタンドへの影響などは全く報じませんでした。

ローカルスーパーも「始めはともかく、現在は元の売り上げに戻った、客層が違う」と答えていましたが、それなら年間200億円もコストコに落ちる財源は「県外客」とでも言いたいのでしょうか?(聞いても『もうダメです』というスーパーはいないでしょうが)

「コストコ」はこれから売り上げが増える“年末“に向けて、時給1500円〜2000円でさらに“人手“を確保していくとのこと。(こりゃまた周りの店は堪らない(><)



☝️それより報道の軸は、この街が「隣接地の開発をさらに加速させる」ということです。

ご当地“南アルプス市長“曰く、「さらにその東西に、約50ヘクタールくらいの農地があるが、地権者の皆さんが「できたらそういった開発に使ってくれないか」という意見が大半のようで、市としてもその方向で考えていこうということで進めているところです」

ん?近隣の地権者(農地)が、「ウチの土地も使ってくれねえか?」と申し出たということか?

そりゃコストコ絡みの地主はメリットもあったのだろうが、これが“二匹目のドジョウ″狙いなら、開発の趣旨が違ってくる。

絶好調なのはコストコだけ。その波及効果があるなら、すでに地元への何かしらの特需だってあったはず。今でも波及効果が無いのに、また広大な土地を開発したところで、地元への好影響があるとは考えられない…(私には)。

テレビ局もコストコに対するネガティブな話題は避けたい様子で、“不振の“テナントの営業状態や、ガソリンスタンドについては伝えなかった。

☝️いずれにしても、私のレポート【山梨の『コストコ』開店6ヶ月】 の方がまだマシだったようである(笑)

 

 

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私が住むのはこの最新の「コストコ」がある山梨県“南アルプス市“の隣りの韮崎(にらさき)市“なので、部外者があれこれ言うのは失礼なことかも知れない。

しかし、前回ここに「コストコ開店半年、地域経済に好影響があるどころか…」というレポートを書いた途端、舌の根も乾かぬうちに、「まだまだコストコの周りを開発しまっせ〜!」との記事が地元紙に躍った。

もちろん「コストコ」は計画通り大繁盛だが、寄らば大樹の陰、王道の“コバンザメ商法で隣りに建てた地域交流施設(テナント棟)『fumotto (フモット)』は閑古鳥が鳴く毎日である。

そして開店から半年、「コストコ」に街の未来を“全ベット“した南アルプス市が、更なる開発計画を発表した。



この土地は、首都圏近郊にあるような人口の多い商圏ではない。他の「コストコ」のように、周りにイケアや家電量販店、アウトレットモールなどは何もなく、ただ田園地帯にポツンと(どーんと)コストコが建っているだけ。

この期に及んで、もっと来訪客を増やして「地域経済に寄与するため、コストコより大きな敷地に「商業施設や体験・滞在型施設」を開業する計画だ。

思ったほど「コストコ」を誘致したメリットがないから、もっと賑やかにすれば地元のテナントや商店街に“おこぼれ“が来るとでも?(呆)

👤私見で言わせて貰えば、もうこの街への来訪客は、これ以上何かをくっつけても増えることはないと思う。今が“テン“なのである。

それなのに、まだ店を増やせば客が来ると勘違いしている行政は大丈夫か?「そうしろ!」とアドバイスするコンサルでもいるのか?

☝️これじゃ、株を買って値が下がったからまた買い足す「ナンピン買い」と同じ『ナンピン開発』じゃないか!信用取引の『追い証」とでも言おうか?(失礼🙏🏻)

 



巷の噂では、「コストコ」が開店すると決まった時点で、「次はアウトレットモールを呼ぶから、テナント棟に入店しておけ」と勧誘された商店主もいるらしい(真偽不明)。

「コストコ」の隣に別の商業施設が出来れば、(アウトレットモールでも大型家電店でも)それもまた繁盛するだろう。

しかしそれで地域が潤うことはない。
『誰得』案件かをしっかり見つめないと、取り返しのつかない乱開発になる。

 

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スーパーマーケットの話題に特化したWEBマガジン『スーパーマーケットファン』

私の最新記事がアップされました!


👤今回は、元スーパー社長の視点で、【スーパーよりお得?道の駅・直売所、上手な付き合い方とは?】と題して、私たちの周りにあるいろんな「野菜」の販売所とスーパーとの違いについて書きました。 


【元記事はこちら】

 

 


 

「道の駅」「農の駅」「農産物直売所」、なんとなく違うのはわかるけど、ハッキリは知らない…。 


そんな疑問をそれぞれの設置の背景や、メリット・デメリット、スーパーの青果売り場との違いから解説しています。


☝️野菜が高騰すると、都会から地方の「道の駅」へ買い出しに行く様子がテレビで報道されます。どこが経営していて、なぜ安く売れるのか?そしてスーパーの野菜と違うのか?お教えします。


👤これからも毎月第2・第4金曜日に、「スーパーの裏話」をご紹介します。ぜひご覧になってください! 


#スーパーマーケットファン

 

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“鳴り物入り“で今年の4月にオープンした『コストコ南アルプス倉庫店』、半年後の状況を“勝手に″レポートします、

①コストコ本体は平日の混雑は落ち着いたものの、週末や祝日には朝から駐車場は満タンになる状況。「一回行ってみるべ〜」という客が収まり、「コストコマニア」と「アンチコストコ」に2分された模様。

やはりあの“大量パック“は少人数家庭には無理がある。そして「本当に安いのか?」の思いがいつもつきまとう。

②近隣県(静岡、長野など)からの来客は安定し、2割程度を占めている。特に「日本一ガソリンが高い」と言われる隣りの長野県から、コストコガソリンが目当ての来店が目立つ。

開店前に3店舗廃業した地元のGSだが、それ以後の閉店はまだない。しかしコストコのガソリン価格に“寄せる“ため、消耗戦の真っ最中。次のGS廃業も近い?

③地元有志のテナント棟で、コストコの隣に作った複合交流施設「fumotto(フモット)」の客入りは、予想通り“大苦戦“。

コンセプトの見直しが急務だが、手遅れとの声も。「撤退希望の複数テナントとデベロッパーが揉めている」との情報。その他、「地元商店街」への波及効果はほぼ無い。

④ローカルスーパーA社が、他のスーパーと経営統合へ向けて合意。社長曰く「5年10年は大丈夫だか、その先は厳しい」とコメント。正確には「今日・明日は大丈夫だが、来年はもたない」の意。

その他、ローカルスーパーはコストコに安売りでは敵わないが、まとめ買いされてしまうと“来店頻度“が減るため、遠方のスーパーでさえ売り上げの減少が見られる。まだ“コストコ倒産“は無いが、今後必ず出るだろう。

地元商店街は「コストコ依存を避け、独自の魅力(地元野菜の直売など)で差別化を」との声が強いが、半年経過で「活性化より衰退の兆し」が目立つ。

⑤近隣の「イオンモール」は、食品売り場の増床や「トイザらス」「バーガーキング」投入。長野県須坂市に県内最大の「イオンモール」が開店したため、長野方面からの来店は減少必至。

⑥誘致した自治体(南アルプス市)の立場は、コストコは地域経済の「起爆剤」として機能しつつ、弱者店舗の存続が課題と認識。地元商店街はコストコとの共存(例: 直売所連携)を模索中とはいうものの、何もできないのが現実。

👤以上、私の感想と展望でした。

これから秋〜年末年始〜春(1周年)に向けて、さらなる影響が出ると見ています。

12月には日本一のディスカウントストア「ラ・ムー」の山梨1号店もオープンします。年会費も要らないこの店の“破壊力“は、コストコにも匹敵します。(私なら100%逃げます 汗)

☝️これから地元メディアの報道が出揃いますので、また「答え合わせ」をしてみます。

 

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ネットで見かけたこのニュース。
青森市のローカル企業「スーパー福や大野店」が営業を終了し、マエダ(むつ市)へ事業譲渡するというもの。よくあるスーパーの「身売り話」である。

全国のローカルスーパーの経営は、今とても厳しい。
競合相手がいない田舎の“閉鎖商圏“ならともかく、ほとんどの地域は飽和状態で、大手のスーパーがシェアを独占している。

私は家業のスーパーを倒産させてしまったが、調子がいい時も厳しい時も、その過程で『買収話』が飛び込んできたものだ。M&A会社は常に暗躍する…。

👤「大切な店を人の手に渡してたまるか!なんならこちらが買ってやるわ」

向こう見ずの私は、こんな誘いに全て背を向けてきた。

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今振り返って、「あのとき事業を売却しておけば、倒産や破産しなくて済んだのに…」などと悔やんでも“後の祭り″である。

まあ、私はその時々に迷うことなく断ってきたのだから、今の境遇はすべて“身から出たサビ″、過去は変えることができない。

☝️このローカルスーパーの社長も、耐えられないほどの思いを胸に、大切に育ててきた事業を人手に渡すのだろう。

おそらく店を売っても、大金が手に入るわけではなかろう。借金の返済に充てて自分の店の後始末をする。そして残った店(設備)や従業員、そして常連客を含めた「資産」を売却先の新たなオーナー会社に委ねることになる。

この社長は私のように、根拠もないのに「まだやれる!」と我を張って、終いには会社を倒産させて迷惑をかけるような馬鹿な経営者とは違う。閉店や売却は「敗北」ではない。

見た目ではお世辞にも“ハイカラ“なスーパーとは言えないが(失礼🙏🏻)、勇気ある撤退を決断したこのローカルスーパーに敬意を表したい。

 

 

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毎度ごひいきに、私を講師に指名してくださる『内外情勢調査会』、全国に150支部ある「時事通信社」が主催する団体です。

ちなみに「共同通信社」が主催するのは『政経懇話会』で各県に1つずつあります。

この2つの名前はよく聞くと思います。

私が言うのもなんですが、本来は立派な政治家や高名な文化人や経営者、その時々の“話題の人″がお話をするのが通例です。

会員も行政の長から幹部職員、ほぼ全国の金融機関、中小企業経営者…。中には制服を着た“陸海空“の自衛隊幹部もいらっしゃいます。

私がこの会に初めて呼ばれたのは、日野市在住の会員が、自分の支部に「呼んでみたら?」と提案したのがキッカケでした。

会社を潰して、そのネタで笑いをとって帰るだけの私など、どう考えても場違いな雰囲気だったことを覚えています。

講演が終わったあとにも事務局の方から、「小林さん、“ぶっ◯す“などの単語は控えた方がいいですよ」とたしなめられ、「これで終わったな…」と思いながら帰りました。



☝️世の中どう転ぶかわからないものです。

その初講演会を皮切りに、これまで2年間でなんと16回もご指名をいただき、今回で17回目の登壇となりました。

そして、今回は事務局の担当者が、川口の講演会場まで見学(偵察?)に来てくれました。

👤「小林さん、人気があるから一度聴いてみたいと思って来ちゃいました!」ノリの良い男性だ。

そして今回も相変わらず“NGワード“炸裂で、ご当地の名士の皆様と刺し違えてきました(笑)


☝️帰り際、その担当者から呼び止められてお願いをされました。

「小林さんのことを会員向けの月刊誌で紹介したい。その確認の意味も含めて今回は見にきました」

おいおい、なにやら面白くなってきちゃったぞ〜。自分の失敗談に「お墨付き」がつくなんて思ってもみなかった。『逆・わらしべ長者』、行けるとこまで行ってみるか(^^;

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それほど“物騒“な雰囲気を感じることなく、“話題の街“川口を後にしました。

次は“坂本冬美“のふるさと、和歌山県御坊市にお邪魔しますm(_ _)m

 

 

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私の今さらながらの自己紹介。元山梨県の老舗スーパー3代目にして、その実力の無さから105年の歴史に幕を下ろした私の(倒産・自己破産)キャリア。

SNSの自己紹介にも『早過ぎたSDGs』と書きました。今回はその一例をご紹介します。

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①国より早く2008年に「レジ袋有料化」を全県で実施。その先鞭を付ける。

→そもそも、これまで無料で配布したレジ袋を有料(罰金)にするなんておこがましい。鼻から反対だったが、県のお願いで仕方なく承諾。

その結果、レジ袋を原価の2円で販売(他社は5円)し、もし辞退してくれたら「2円分のポイント」をプレゼント。加えて各レジに「1円玉」を置いて、そこから2円つまんで払わせた。つまり、ウチのレジ袋有料化は「無料〜」

【オチ】
他のスーパーから「環境問題をエサに商売をするヤツ」と悪口を言われる。




②【家庭の生ゴミ仕入れます!】

店から出る「食品ロス」と、家庭生ゴミを店頭の機械で堆肥化して、それで野菜を作ってまた販売

→国から「循環型社会のお手本!」と評価されるも、補助金を一切断って(おそらく億単位)、経営が傾く。

【オチ】
「その肥料を売るのか?」と農◯からプレッシャーが掛かる。重要な収入源と知り、『売りません』と答えたら「全国農◯新聞」で褒められたw




③競争に負けて潰れた「個人スーパー」を買い取り、居抜きで営業を継続(16店舗中12店舗)。買い物難民向けのコンビニ店舗や「移動販売車」も自腹で運行!

→初めは良くても、周りの商店からは文句が出る。高齢のお客さんは“あの世“に逝って売り上げはジリ貧に。良いことしたつもりが、余計なお世話と…。

【オチ】
同じこと今「まいばすけっと」がやってる(笑)
世のため人のためも、自分が存在してこそと思い知る(泣)


あと10年遅かったら「変わりもの」ではなくて「時代の最先端」だったのに(笑)

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👤こんな私が毎日偉そうに、社会のことや人のことにケチをつけているわけです。ブーメランは必ず返ってくるものですね。

まだまだあるのですが、「あれもした、これもしたのに」と“自画自賛“しながら会社を潰した私です_| ̄|○

 

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

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日本のお風呂にある国民的商品「バスクリン」
今では「きき湯」「バブ」など、いろんなタイプが増えたが、昭和世代なら迷わずバスクリン一択だろう。

そのバスクリンを製造している「株式会社バスクリン」が12月末で事業終了する。しかしご心配なかれ、殺虫剤でお馴染みの「アース製薬」が“責任をもって“引き継ぐことになった。

 



子どもの頃、外国の洒落たシャワールームとは違う我が家のタイル張りのお風呂でさえ、バスクリンを入れると一気にお湯がカラフルに変わっていく。

その効能など(今でも)実感することはないが、あの光景は衝撃だった。面白くていつも普通の倍も入れたり、大きな筒状容器のバスクリンを湯船に落として、親に怒られたのは私だけではないはずだ。



☝️入浴剤「バスクリン」が誕生したのは、なんと1893年。

131年という長い歴史のなかで、まるでお米や醤油のように「暮らしの必需品」になっていた。

バスクリンを開発したのは「ツムラ順天堂」である。今では漢方薬でも有名な「ツムラ」だが、昔は“ツムラ順天堂“の社名だったし、その方がしっくりくる方も多いはず。

それから商品は独立して「株式会社バスクリン」が製造を受け継いだ。

始めは“オレンジ一色“だったバスクリンは類似商品との競争など幾多の困難を経て現在に至る。そして来年から「アース製薬」がその意思を引き継ぐことになった。

SNSにもたくさんの「ありがとう」が寄せられている。

バスクリンの色と香りは、すでに「日本の思い出」そのものになっていた。

これからはシャワーだけでなく、湯船に浸かる機会が増えていきます。

たまにはお気に入りの入浴剤で体と心を癒してはいかがでしょうか。

 

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