【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ -3ページ目

【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

老舗スーパー三代目→先代の赤字1.5億円を2年で黒字化→地域土着経営で中小企業の星に→中小企業診断士試験に出題→早過ぎたSDGs →2017年まさかの倒産→応援団がクラファンで3,000万円支援→破産処理後は「笑って泣かせる」講演講師に。『現代ビジネス』コラムニスト



 

 

 

タイトルからして年齢がバレそうですが、これから涼しくなってくると、我が家では『チャルいく?』との合言葉と共に、チャルメラの袋麺を食べる機会が増えます。

「カップ麺」もまだ無かった昭和の時代は、みんなが同じ「袋麺」を食べていました。

それからカップ麺も袋麺も、数えきれないほどの種類が登場しては消えていきました。

「カップ焼きそば」を初めてみた時は、ショックとともに、「焼いてねえじゃん」とお湯をこぼしながら思ったものです。

今では値段も高くなり、専門店の味にも匹敵する「高級ラーメン」も増え、もはや「インスタント麺」などと言えないほど進歩を遂げています。

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さて、ネットで「好きな袋入りラーメン」のランキングが出ていたので、皆さまにご紹介いたしましょう。あなたの“推し麺“は入っていますか?

【第10位】エースコック「ワンタン麺」



おっといきなりマニアックなチョイス!「ワンタン麺」の中に見つける(皮だけの)ワンタン。なんか嬉しかった…。

【第9位】日清「出前一丁」

この変わらぬパッケージ、テレビCMも盛んにやっていました。「ごまラー油」を足すのがプレミアム感!

【第8位】日清「極楽ラ王」



あまり知らなかったが、2022年に登場した「ラ王」シリーズの濃厚こってり路線を強調した上位ラインとのこと。袋も3袋入りで高価格で、『絶品A級』と書かれた自信の表れ!

【第7位】明星「チャルメラ」



日本の国民食です!カップ麺が盛んになってから後、満を持して「チャルメラカップ」を投入。こちらは「日清カップヌードル」には勝てませんでした。

【第6位】日清「ラ王」



それまでの「インスタントラーメン」の常識を覆す、高級麺の先駆けでした。

【第5位】明星「中華三昧」



「(揚夫人)マダムヤン」と並ぶ中華メニューの素が出した高級ラーメン。袋もラベルも高級感があります。

【第4位】ハウス「うまかっちゃん」



これはネーミングセンスの妙!そしてまだブルーオーシャンだった「九州とんこつ味」をメインにしたのが成功のカギでした。

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☝️さていよいよベスト3です!

【第3位】マルちゃん「正麺」



この麺が好きな人は多いはず。モチモチ・チュルチュルとした食感は、専門店に近い衝撃です。

【第2位】日清「チキンラーメン」



1958年に発売したインスタントラーメン。
どんぶりに入れて、お湯を入れて蓋をして待ってから食べる→カップヌードルの原型です。今では「玉子」を落とすための凹みもできました。

【第1位】サッポロ一番「塩・みそ」



サンヨー食品が1966年に発売した商品で、こちらも50年以上もの歴史を持つ定番商品です。

チャルメラの「醤油味」に対して、サッポロ一番が「塩」と「みそ」でラーメンのシェアを奪いました。(サッポロ一番「カップスター」は醤油味一択)


さて、いかがでしたか?

個人的にチャルメラの「醤油味」と、サッポロ一番「塩ラーメン」は、“日本の宝“だと思っています。

☝️私がチャルメラの次に好きな『昔ながらの中華そば』は12位でした。

#青春時代 
#60代の夜食はインスタントラーメン
#50代以下の夜食はカップラーメン

 

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山梨に訪れたことのある方は見たことがあるかもしれませんが、県境の長野県を含むこの地域に、なんと1,200ヶ所以上もある『ハッピードリンクショップ』

自動販売機を何台か並べて、比較的に安く(100円など)で飲料を販売するスポットである。

株式会社フローレンという山梨の会社が、田舎道を始め、通学路や団地の空き地など、ルート上に展開している。

アニメ『ゆるキャン』にも「ラッキードリンクショップ」の名前で登場したり、写真集まで出るほどの知名度である。



“自販機のドライブイン“をモットーに、山梨のありとあらゆるところに存在するこのスポット。その販売シェアはコンビニをはるかに凌ぐものだと思う。

見たところ、「キャッシュレス」には対応せず、基本「現金払い」のみで利益率を高め、自販機を置かせてもらっている地主“にも、しっかり「借地料」を支払える立派なビジネスモデルなのだ。

蛇足だが、山梨は昔から「ダイドー」の缶コーヒーが売れ筋だった。

サントリーでもポッカでもなく「ダイドー」一択。

特段美味しいとは思わないが(失礼🙏🏻)、これもいち早く山梨の田舎に「自販機」をバンバン設置して売った経緯があるからである。


私がスーパーを経営していた時も、特売品は「ダイドー缶コーヒー」の箱売りだった。

皆さんの周りに“山梨出身者“がいたら、「缶コーヒーと言えはダイドーか?」と聞いてみれば分かる(笑)

自販機代はメーカーに負担させ、商品の補充はルート上で効率よく常時配送、遊休地を(安く)借り上げ、コストは地代と電気代のみ。1,200ヶ所あれば相当な利益が出るしくみ。

☝️スーパーに(薄利で)売ってもらうなら、こうして自分で売ってしまえ!

「甲州商人」の目の付けどころ、このカラーリングの田舎っぽさが、また目を惹くのである。

#写真は吉村和敏氏の写真集より

 

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私がWEBメディア『スーパーマーケットファン』に寄稿した『税込価格をなぜスーパーは大きく表示しない?【トライアル】では客離れも…』という記事がバズっています。

 

 


【記事要旨】
これまで「税込み価格」を表示して“安さ“をアピールしていた『トライアル』が、この6月から「税抜き価格」に変更した。その結果、すぐさま“客離れ“が起きている。結局「税込・税抜」どっちがいいんだ?

 



これに対し消費者から、
👤「税込みでも安いトライアルが好きだったのに」

👥「これまでの税込価格をそのまま税抜価格にするなんて便乗値上げじゃん」

👤「これでライバルのコスモスドラッグに負けたな…」


などアンチコメントが相次ぎました。

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この記事の最後に、読者へのアンケートがあり、「あなたは税込と税抜、どちらがいいか?」と聞いたところ、公開から間もないのに9,000人の方からから回答とコメントが寄せられました。

そして結果は、ほぼ全ての人が【税込み価格】の表示を望んでいました。(税抜希望は1%)


☝️でもおかしいと思いませんか?

お客さんは「税込価格」を望んでいるのに、多くのスーパーやドラッグストアは「税抜価格」で影響しています。もちろん「税込価格」も併記してありますが、なんとなく小さく書かれています。

国は【税込総額表示】一本を推奨しています。なんなら「税抜価格」も書かなくてもいいと。

そうすれば「消費税率」を変えても、国民に負担感がない(バレにくい)と考えているからでしょう(失礼)

国と消費者が「税込表示」を望んでいるのに、店舗では「税抜価格」が前面に出ている現実…。

☝️考えてみると、これはおかしな話ですよね?

「レジ袋有料化」みたいに、国が厳しく「税込表示」を指導しないのはなぜでしょうか?

👤私、余計なことを書いちゃいましたかね?(笑)

 

 

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「セブンイレブン」が人手不足解消のために、今後「窓拭き」「床掃除」「飲料の品出し作業」など、3割程度の仕事をロボットにさせるというニュース。

「ロボティックス」を活用した、近未来型の店舗の試験運用で、人手不足に悩むコンビニオーナーの支援にもつながるとのこと。

☝️そこで私はこう思う…
『力を入れるのは、そこじゃないのでは?』


もちろん頭の良い人たちが考えたことでしょうが、田舎の元商店主(私)など、

👤「窓なんかササッと拭けばいい、そのための機械は要らなくない?安くないし」

👤「床掃除を機械にやらせたら邪魔になって、お客さんからクレーム来そう」

👤「機械が品出しするよりアルバイトの方が早くね?」

👤「ロボットが店で“炒飯“作っても、それを目当てにお客さん来る?」


などと、開発者の苦労を考えない、不埒な思いを巡らせるのである。



どうも最近のスーパーやコンビニは「人手不足」を理由に、なんでもかんでも「機械化」「AI化」を推し進めようとしている気がしてならない。

セルフレジもそう、自動発注もそう、万引き対策も、その他コストダウンのために多大な“コスト“を掛け過ぎてはいないだろうか?

☝️その機械化やAI化は、誰のため?
お客さん・店のオーナー・フランチャイズ本部?
まさか店のイメージアップ?


セブンイレブンを始め、コンビニ各社は今後も出店を続けるようだ。その都度、これまで以上の初期投資をしてまで、新たにフランチャイズのオーナーになろうとする人が出てくるだろうか?

私なら、自動の「窓拭き+床掃除+陳列」マシンを入れるより、時給100円アップでアルバイト募集しますw。

☝️ところでセブンイレブン、社長が代わってテレビCMも変わりましたね(天海祐希の)。清志郎の🎵「デイドリームビリーバー」で良いじゃんね?

 

 

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私、毎年『敬老の日』に、このエピソードを思い出します。

今はもう店も無くなり、私の居場所はありません。

最近、新しいお知り合いの方も増えましたので、一年ぶりにこの投稿を貼り付けます!

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👤私が経営していたスーパーは、高齢者のお客さん、とりわけ「お婆ちゃん達」に人気があった。

毎年『敬老の日』には、来店したお婆ちゃん全員に“おまんじゅう“を一つずつプレゼントして大変喜ばれていた。20年以上続いき、お客さんも楽しみしている年中行事である。

チラシに載せるでもなく、ポスターで宣伝する訳でもない。「年齢確認」など野暮なこともしない。会計の時、レジのパートさんが見て「婆ちゃんに見えたら黙ってまんじゅうを渡せ!」が唯一のルールだった。

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レジでお客さんとアルバイトの女の子が揉めている💦

「あんた!私が婆さんに見えるのか?客を年寄り扱いして、何がまんじゅうだ!私は婆さんじゃない💢」売り場が一瞬凍りつく。

どう見ても婆ちゃんが騒いでいるヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3

☝️そこへエースのレジパートさん登場!

「あ〜ら、こんなに若い方をお婆ちゃんと間違えるなんてもう、お詫びにおじいちゃんと一緒に召し上がってくださいな(╹◡╹)」とおまんじゅうを“もう一つ“プレゼント。

BBA 「あ〜ら、返って悪いじゃないの〜。なんて良い店なの!友達にも宣伝しとくわ!ごちそうさまねっ(^_−)−☆」(見事に2個ゲット)


その婆ちゃんに爺ちゃんがいるかどうかは知る由もない…。

パートさんの機転で事なきを得、それからも「敬老の日」のおまんじゅうプレゼントはルールを変更することなく続くのだった。(終)

長生きしろよ!◯◯ババア❤️

 

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最近は何かと「スーパーマーケット」や「コンビニ」に関する話題が、メディアに取り上げられることが多くなった。回り回って私のところにもいろんな依頼が来るので、ありがたいことではあるが…。

ネットに溢れる「スーパーの裏話」や「従業員の内緒話」も面白おかしく書いてあるが、「これは盛り過ぎ!」と思う記事も目立つ。

そうしないとPVが稼げないのかもしれないが、“レジで小銭を投げつける客“や“急に大声を出してキレるおじいちゃん“みたいな迷惑な客は、現実にはまず見ることはない。


さて、今日も地上波のワイドショーで「セルフレジ万引き」のことをやっていた。

取材店舗は(毎度お馴染み)静岡の人気スーパー『田子重(たごじゅう)』だ。

年間500万円にも及ぶ「万引き被害」を防ぐために、最先端のAIテクノロジーを導入しているスーパーである。

 



☝️今回は『きちんと手に持ってバーコードをスキャンしないと、レジが受け付けずアラームが鳴る』という新しい“機能“の紹介だった。

「セルフレジ」にすれば、人件費が2割削減できる。しかしそれ以上にシステムに投資すれば逆に合わない…?

👤コメンテーターの“玉川氏“によれば、「どんなにコストが掛かっても、この機能を入れた方が安い」と力説していたが、「時給1500円」という前提がそもそも間違っているし、朝から晩までレジにお客さんが並ぶわけでもない。利益を出さない“高いシステム“なのである。

スーパーの経営者は、万引き防止のための投資の「費用対効果」に頭を悩ませる。

「いくら万引きされているか?」など、正確に計算なんかできない。

従業員が商品を持ち出すこともあるし(失礼🙏🏻)

 



☝️さて、ここまで読んでくださった皆様に、今回私が言いたかったこと…。

(私が万引き犯なら) これだけセキュリティが強化されたら、簡単にセルフレジでバーコードを読ませない(すり抜ける)手口は使えない。

それなら、これまでの様に、「セルフレジ」に並ぶ前に、マイバッグの中に商品を入れて隠しちゃえばいいってことね!そのまま「有人レジ」に並んでもいいし。

おまけに「人手不足」で売り場に従業員はいない。セルフレジのそばにいる従業員は、まごつくお客さんの面倒を見ることで精一杯。それに、マイバッグは国が推奨してるんだから(^_−)−☆

【アドバイス】
☝️「万引き防止策」は、「万引き犯」に聞け。

#万引きは犯罪です 
#セルフレジ以前の手口に戻るだけ

 

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スーパーマーケットの話題に特化したWEBマガジン『スーパーマーケットファン』

私の最新記事がアップされました!
 
スーパーやドラッグストアでは「税抜き」と「税込み」表示があります。

国の指導では税込みの「総額表示」を推奨していますが、一般的には「税抜き(本体)価格」を大きく書いて“安さ”をアピールする店が多いと思います。
 
そんな中でディスカウントストア「トライアル」は、これまで『税込み表示でも安い!』を売りにしていましたが、この6月からついに「税抜き価格」をメインに変更しました。

 



それにはどんな背景があったのか…?
ライバルとの壮絶なせめぎ合い。


👤元スーパー社長の視点で考えてみました。
ぜひご覧ください!
 
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おかげさまで過去記事の人気も高く、時間が経った今でもたくさんのPVをいただいています。

これもすべて皆さまのおかげです。心より感謝しておりますm(_ _)m

 

【過去記事一覧】

 

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コンビニのローソンが、手巻きおにぎりや手巻き寿司など、売れ筋商品の“消費期限”を6時間延長して、「食品ロス削減」に向けた取り組みを開始する。

コンビニ各社は、ロス削減のために「値引きシール」を貼って売り切るように変わってきたが、ローソンがそれをまた一歩進めたことになる。

 



これは「賞味期限」ではなく「消費期限」を延長するため、これで売れ残ったら100%“廃棄処分“になる。その損失負担はフランチャイズオーナー側がするのかどうかは定かではないが、商品の寿命が伸びれば、売れる可能性も増えロスは減ることになる。

元々“お高い“コンビニおにぎりゆえ、この延長した「消費期限」を前に、多少の値引きをするかどうかはまだ不明だ。

私なら「消費期限」迫ったおにぎりより、少しでも新しい商品を選んでしまう。値段が同じなら誰でもきっとそうだろう。

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私も常々思っていたことだが、日本の「賞味期限」や「消費期限」は短か過ぎるのである。まだ期限が残っているのに、独自のルールを定めてメーカーに返品していた大手スーパーもあるほどだ。

👤「食べられるかどうかは、匂いを嗅いで、自分で判断しろ」
こんな笑い話も、まだまだ家庭の冷蔵庫の中では残っていそうだ(笑)

穿(うが)った見方をすれば、「食品ロス僕滅のため」といいつつ、フランチャイズオーナーの「廃棄ロス負担」を軽減するための方策にも見えるが(失礼🙏🏻)、ともあれ商品の「寿命」を長くすることには賛成である。

たとえ6時間「消費期限」を伸ばしても、本来なら全然問題はなく、なんならあと6時間伸ばしたところで、(多少固くなっても)腹を壊すことはない。

これを機に他のコンビニもスーパーもローソンに続いて欲しいと思う。


☝️こんなとき、必ず「なんかあったらどうする!」との声が上がる。

👤心配なら買わなきゃいいだけのことである。

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【追記】
「ファミマ」も消費期限を「2時間」遅らせると発表しました。“後出しジャンケン“になりましたが、やらないより全然マシです。さて「セブンイレブン」は?

 

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室内で“喫煙“したり、ゴミを放置した宿泊客に対して、オーナーが注意したところ、「報復」とばかり「口コミサイト」に悪いレビューを書かれる。

民泊業者のレビュー評価は『4.8』が最低条件だという。その評価に比例して売り上げが左右されるため、オーナーは客の顔色をうかがい、そのたび“泣き寝入り“せざるを得ないのだという。

 



『報復レビュー』と呼ばれるらしいが、民泊業者に限らず、どんなサービス業や飲食業、医療機関に至るまで、この「レビュー」にビクビクしている。

「そんなもの気にしなきゃいい!」とは言っても、当事者にしてみれば死活問題である。匿名で、あること(ないこと)を書き立てれば、気軽に“憂さ晴らし“や“リベンジ“ができてしまう。

その結果、その店の売り上げが落ちたり、はたまた閉店に追い込まれることさえある。法的に解決したくても、なかなかそうはいかないものだ。“泣き寝入り“こそ最善の解決策では世も末である。



ニュースで『リベンジ退職』というものがあることを知った。円満退社でなかったとき、会社の大切なデータや秘密資料を持ち出したり、SNSで悪評を拡散する行為…。

人間誰しも“やられたらやり返したい気持ち“はあるが、卑怯な手を使ってしまうと逆に損になる。

「やられたらやり返す」→「それをまたやり返される」
世の中はその繰り返しで、際限がないものだ。


☝️飲食店を探すのに「口コミサイト」を利用するのは便利である。良い店を探したい、というより「ハズレを引きたくない」という感覚ではないだろうか。

レビューが良いのに残念な店、レビューは普通なのに「当たり」の店、さまざまである。

本当の指摘やクレームなのか?単なる八つ当たりなのか?

悪いレビューを消すためにお金を取る
良いレビューを有料で書く
寄ってたかってその店を攻撃する
こんな例もあるという。

本当にダメな店もありますが、悪いレビューを書かれないために“萎縮“してしまうのは本末転倒です。

ぜひ負けないで頑張って欲しいと思います。

#私も私の店もまあ言われた言われた笑

 

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9/3から始まったMcDonaldの定番キャンペーン『月見バーガー』

他の企業も『月見◯◯』メニューでお客さんにアピールしています。

そしてこの時期、外食産業が玉子を大量に消費するため、スーパーで売る玉子の値段が上がるとされてきました。果たしてそれは本当か?

もしこれが“嘘“だったら、私(元スーパー社長)は、消費者に対して大きな負担をかけてしまったことになります。今回はその【解答編】です。

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1. 月見バーガーと玉子の需要

月見バーガーは、マクドナルドが1991年から秋に期間限定で販売開始したが、今で他のKFC、モスバーガー、ロッテリアも類似の「月見」メニューを秋に販売する。これにより、秋に玉子の需要が増えることは事実。

2. 玉子の相場への影響

過去の玉子の1kgあたりの取引価格は、2003年9月が141円、2023年9月が280円と、20年間で約2倍に上昇。しかし、この価格上昇は「月見バーガー」の需要だけでなく、飼料コストの上昇、鳥インフルエンザによる供給減少などの要因が絡んでいます。

ゆえに「月見バーガー」単体が相場を押し上げる直接的な証拠は見つかっていません。

👤やっぱり「月見バーガー」のせいで玉子の相場が上がるのは根拠がなかったわけだ!申し訳ないm(_ _)m

【結 論】
日本国内の玉子の生産量は、年間約250万トン(2023年推定、農林水産省データ)で、「月見バーガー」の消費する玉子の量は、この総量に比べるとごくわずかです。


たとえマクドナルドや他社の「月見メニュー」で“数百万個“の玉子が消費されたとしても、市場全体の需給バランスを大きく変えるほどではない!(らしい)

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今後スーパーの玉子売り場で、従業員さんに「玉子が高いわねぇ、なんで?」と聞いて、「月見バーガーの需要が増えてなんたら…」と答えてきたら、迷わず『ちょっと待てぃ!』と否定してください(笑)

☝️さて次回は、「12月はクリスマスケーキで使うから、玉子の相場が上がるんですよ!」という玉子問屋の言葉を信じ、特売価格を値上げした私の過去について、検証してみましょうw

 

 

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