蝦夷地への左遷、そこから雪中を強行して京に戻る~鳥羽伏見~会津戦争、とつらい時期を経て、維新後教師として多くの人物を育てた。

それがタイトル「落花は枝に還らずとも(次の花の肥やしになる)」の意味でした。

読み終えて沁みます。

 

 

会津戦争後の会津藩の処遇の苛烈さはあまり強い描写ではなかったですが、長岡や酒田との比較がサラッとあることで逆に際立ってました。

一方、秋月悌次郎との交流の縁で、山川健次郎と小川傳八郎(亮)の育成を託されたのが長州藩士奥平謙輔でした泣

「八重の桜」(これから会津戦争)でまた噛み締めたいと思います。

 

上巻のキャッチフレーズ(?)は「日本一の学生」でした。下巻は「神のような人」とのラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の評。

熊本で深い交流があるのでした。

来月から始まる朝ドラがラフカディオ・ハーン夫妻が主役(モデル)なので、秋月悌次郎(をモデルにした人)が登場するのを期待!

日本で実際にあった結婚詐欺事件を元にした作品。

「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」の何分の一かでも面白かったらと思ったのですが、、、

 

 

フィクションなので見る側も気持ちよくなるような鮮やかな騙しを決めて欲しかったのですが、そういうのはなく何か小さい話。

湾岸戦争の「日本は金だけ出して・・・」批判と絡めてはいましたが、逆に空疎な感じでしたもやもや

「天使と悪魔」や「ゴッドファーザーⅢ」でバチカンの(フィクションとしての)ドロドロは観たのでこれは観なくていいやと思ってました。

が、「天使と悪魔」に続いてみました。

 

 

全般的に退屈に感じてしまいました。オチも思ってたのと違う方向でもやもや

面白かったのは、教皇が決まらなかった時の黒い煙はそれ用の缶詰が使われていた所。外の人に分かりやすいように実際そうなっているのでしょうかニヤリ