あの衝撃から早や3年。
初めて読んだときにパラパラとポイントを読み返したのですが、いつかちゃんと読み直すことになるだろうと思ってました。
それがこのタイミングになったのは分かる人には分かるということで
衝撃が強すぎたのか、刑務所内外で起こる事件、”火石マジック”がどんなんだったかほとんど忘れてました。
覚悟しろ、牛切貢
の所でまた驚いたぐらいです
という感じで、新鮮さも残しつつ、上手く張られた伏線にニヤニヤしながら読めました。
また忘れそうなので裏表紙の粗筋を貼り付けておきます。
刑務所、そこはシャバ以上に濃厚な人間関係が渦巻く、更生の最後の砦――。石川県の加賀刑務所を舞台に、刑務官と受刑者たちの織り成す五つの事件。仮出所した模範囚の失踪(「ヨンピン」)、暴力団から足を洗う“Gとれ"中に起きた入試問題流出事件(「Gとれ」)、受刑者の健康診断記録とレントゲンフィルムの消失(「レッドゾーン」)など、刑務官たちの矜持と葛藤がぶつかり合う連作ミステリー。