ルノワール 陽だまりの裸婦 | Untitled

 

ルノワール 陽だまりの裸婦(’12)フランス国旗

 

原作:ジャック・ルノワールの伝記小説 「画家ルノワール」

 

監督:ジル・ブルドス

 

 

『偉大なるマルグリット』 で、音痴な歌声よりも衝撃を受けたのが

 

脇役で出演していたクリスタ・テレ(25歳、パリ出身 '05年デビュー)

  

このフランスフランス国旗 若手女優に一目惚れしてしまい

 

オーギュスト・ルノワールの伝記映画で、「浴女たち」のモデルとして

 

出演していると知って、速攻で食いついてしまいました(笑)

 

 

1915年、フランス南部の保養地コート・ダジュール。

 

人生の晩年を迎えた老画家のオーギュスト(ミシェル・ブーケ)は

  

病に侵されて車椅子での生活を余儀なくされ、絵筆を持つことも

 

思うようにならない、失意の日々を送っていた。そんなある日

 

モデル志願の若く美しい娘アンドレ、通称“デデ”(クリスタ・テレ)が

 

不意に現われ、創作意欲を取り戻した彼は、新たな裸婦画の製作に

 

取りかかる。そこへ戦地で負傷した次男ジャン(ヴァンサン・ロティエ)が

  

療養のために復員し、アンドレと恋に落ちるのだが・・・・・・・。

 

 

“陽だまりの裸婦”クリスタ・テレは、ルキノ・ヴィスコンティ 『イノセント』

 

ラウラ・アントネッリか、この人かっていうぐらいの美しさで・・・・・・

                                (ひいき目抜きで)

 

もう、うっとりしっぱなしで、大自然の中で漂う裸体に、ため息交じりに

 

かわい~ぃ、きれぇ~・・・って、ほんとヤバイ、この娘(お前がヤバイよ)

 

オーギュストが晩年過ごした南仏プロヴァンスは、息子ジャン・ルノワール

 

『草の上の昼食』の舞台にもなっていて、印象派を代表する絵画の世界と

 

フランス映画屈指の美しくたおやかな映像とがリンクしてしまいます。

 

突風のシーンなんかは、『草の上の昼食』 を意識したものでしょう。

 

 

ジャンと恋に落ちた“デデ”は、その後、結婚し、ジャンの映画に

 

カトリーヌ・ヘスリングという名で女優デビューすることに・・・・・

 

あ、そういうことだったのか・・・・・オーギュスト最後のミューズは

 

ジャンの最初のミューズになったんですね・・・・・・

 

私が観た中では『女優ナナ』。 そう、先日紹介したばかりの

 

エミール・ゾラ原作 『居酒屋』続編「ナナ」の映画化作品。 

 

なんだか不思議な巡り合わせ・・・・・

 

 

こちらが、『女優ナナ』での、アンドレ(“デデ”)改めカトリーヌ・ヘスリング。

 

決して美人ではなかったけど、妖しく艶な魅力を放っていました。

 

「浴女たち」と並べて見比べてみるのも悪くない鑑賞法かもしれない。

 

これも何かの縁だから、ゾラの「ナナ」を再映画化して

 

クリスタ・テレに“ナナ”を演じて欲しいっ!!

 

 

どのクリスタ・テレがお好き?(わかったからぁ)

 

私は意外と左の・・・・(もう、ええっちゅうに)

 

 

 

 

 

 

私の絵に、暗い色はいらない―
印象派の巨匠ルノワール。生涯の最高傑作<浴女たち>誕生に秘められた真実の物語

 

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