バレエ・ダメンズ・グランプリ、いよいよ、発表も終盤で、次々と強者たちが登場します😅

このあたりから、バレエファンの方々から、厳しい目が向けられるダメンズたちがやってきますよ(笑)

 

では、本日は、第4位の発表でございます!

 

 

 

 

第4位

ジェームズ(「ラ・シルフィード」)

 

マリー・タリオーニがポワントで妖精を表現し、大きな話題を呼んだロマンティック・バレエの代表作「ラ・シルフィード」。

スコットランドを舞台に、人間に恋をした空気の妖精シルフィードと、彼女を追い求め、破滅へと向かう若者の悲劇を描きます。

 

この予告編、素敵すぎるから、皆様見てください!

 

でも、「ロマンティック」とは名ばかりで(注)、このジェームズ、バレエ婚活市場では、真っ先に逃げた方がいい、マッチングアプリでマッチしてもご飯は一緒に行ったらダメな男!

 

(注)ロマンティック・バレエ氏おける「ロマンティック」とは、ロマン主義に由来し、理想と現実の乖離をテーマとしたもの。ツィスカリーゼ氏によれば、美しい理想郷を夢見るものの、目が覚めれば(時には残酷な)現実が待ち受けている、という様を描いています。ですから、ある意味では、危険な渇望ともいえるわけ。

 

 

幕開け、うたた寝をするジェームズ・ルーベン君に、すっかり夢中になったシルフィード。

目が覚めたジェームズは、自分の周りをふわふわ漂う妖精を追いかけて、結婚式ということすら、友人に指摘されるまで忘れています。

結婚式当日って、普通もうちょっと緊張感あるぞ?

 

ちなみに、ガリーナ・ウラノワ曰く、「ジェームズにだけシルフィードが見えるのは、彼が他とは違い、感受性が豊かだから」。

 

イダ・プレトリアス(シルフィード)&ジョウン・アクセル・フランソン(ジェームズ)

 

 

家の中にみすぼらしい老婆が入り込んでいるのを見つけたジェームズは、「出て行け!」とばかりに邪険に扱います。

年配者へ対する敬意ゼロ。孔子も泣いておりますわ。

 

そして、老婆マッジが、エフィに「ジェームズと結婚しては、幸せにはなれないよ。お前に相応しいのは、(ジェームズの友人)ガーンさ」と言うのを聞いて、大激怒!

 

結婚式当日にアドバイスをしてしまう恋愛コンサルタントもどうよ?という感じですが、高齢者の腕をつかんで、引きずり回した挙句、手をあげるジェームズはもっとダメ!

 

ほら、エフィもびびってますやん。

奥さんと夫婦喧嘩しても、手をあげるんですか、君は?

 

 

さて、あそこまで激怒したにもかかわらず、窓辺にシルフィードが現れ、「あなた、結婚してしまうの…。私は好きだったのに…。」と言われると、そっちへなびいてしまう😂

 

涙をためつつ見つめられたら…キュン♪

では、なくて!今日、結婚式ですよね?

これ、昔の女友達が駆けつけてきて、「やっぱり好きだったの」と勇気ある告白をされたら、そっちを選ぶんかい?

メグ・ライアンのラブコメとかじゃないのよ!

 

モイナ:「え?部長って、ラブコメ見てるの?」

ズルマ:「メグ・ライアンとか、ヒュー・・グラントとかいっぱいあるで」

モイナ:「現実はホラーやから、ラブコメがいいんか」

 

リス・イェペセン(シルフィード)&ニコライ・ヒュッベ(ジェームズ)

 

で、結局、結婚式当日に、指輪をかっさらった妖精を追いかけて、花嫁のフォローは全くせず、森の中へ。

妖精と遊ぶ前に、することがあるだろうと言いたい。

 

オーレリー・デュポン(シルフィード)&マチュー・ガニオ(ジェームズ)

 

でも、ふわふわと飛び回って、自分のものにできない妖精にやきもきした挙句、マッジの甘い言葉に引っかかって、怪しげなスカーフをゲット!

メルカリじゃあるまいし、よく知らない人から商品を貰うってどうよ?

無料ほど怖いものはないぞ?

しかも、そのおばあちゃん、自分が酷い扱いした人だよ?

そもそも妖精は、宙を飛ぶから意味があるのよ?

 

ルドルフ・ヌレエフ(ジェームズ)&エリック・ブルーン(マッジ)。もはやホラー😅

 

そして、やっぱり…スカーフの魔術で、シルフィードは弱って息絶えてしまいます。

マッジ:リコール対象ではありません。文句があるなら、いつでも消費者センターへいらっしゃい!

 

全てを失ってから、エフィを思い出してももう遅いわ!

さっきまで、妖精を追いかけていたのは、誰よ!

 

オーレリー・デュポン(シルフィード)&マチュー・ガニオ(ジェームズ)

 

 

さて、お口直しとして、素晴らしいレジェンド達の舞台映像をどうぞ♪

 

カルラ・フラッチ(シルフィード)&ペーター・シャウフス(ジェームズ)。

フラッチ様の思わず追いかけたくなる妖精ぶり&シャウフス様のパーフェクトな足さばき!

 

エヴァ・エフドキモワ(シルフィード)&ペーター・シャウフス(ジェームズ)。

かつての世界バレエフェスティバルで、大人気だったペアですよね。

 

ギレーヌ・テスマー(シルフィード)&ミカエル・ドナール(ジェームズ)

 

 

(皆様からのコメント)もはや暴言がたくさん😅

 

"人外のものに恋をし、婚約者を裏切り、結局妖精も不幸にした。エフィが新たな幸せを見つけてくれた(だったかな?)のが唯一の救い。"

 

"結婚当日はキツイ"

 

"もし自分がそれぞれのキャラから被害を被る女性に生まれ変わったとして、一番ダメージを受けるのは誰か」という前提で考えた結果、結婚式当日に愛する人に突然翻意され捨てられる…というのが一番精神的にキツいかもという結論になり、ジェームズを選びました。"

 

"結婚式の日に失踪するなんて許せません‼︎💢最高の幸せからどん底に落とされる乙女の気持ちを考えて‼️"

 

"一番フォローのしようがないのがジェームズかと。ソロルやアルブレヒトはダメですが、解釈次第ではかろうじて同情できるキャラにもなるが、ジェームズはどこをどう解釈していい人にすればいいのか全く分からない。"

 

"本当のことを言われたからって、お年寄りに暴力まがいのことをするなんて、言語道断だと思います。"

 

"身分故の苦渋の選択とか、権力者の圧によるものとか、悪女にたぶらかされたとか、お調子者だけれど最後はヒロインを選んだとかじゃなくて、単に軽佻浮薄な浮気者で自滅した正真正銘のクズ、ダメンズ"

 

"こんな頭お花畑の軟弱者は、村八分にされて、一生惨めに生きるべし!”

 

"ジェームズ、日本には二兎を追う者は一兎をも得ずという言葉があってだな…"

 

"マリッジブルーにもほどがある!"

 

 

 

ズルマ:「私も、シルフィードみたいに、可愛らしい路線でいったら、彼氏できるかしら」

モイナ:「踊らせて殺しちゃうだけのために、彼氏つくりたいん?」